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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

2021年5月3日湯坂路自然情報

連休中の湯坂路自然情報です。お天気に恵まれ気持ちのいい一日となりました。2週間前に咲き誇っていたスミレたちも、タチツボスミレの仲間とニョイスミレを残すだけとなりました。木々の間からは鳥たちがきれいな声でさえずっていました。刈り取られたススキが芽を伸ばし山の緑が濃くなり、また少し季節が進んだことを感じました。緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置など、外出制限が叫ばれている中ではありましたが、湯坂路は多くのハイカーでにぎわっていました。

ヤマグワ クワ科クワ属
ヤマグワ
湯坂路入口へ行く1号線沿いの道に咲いていました。雌雄異株で写真の花は雄花です。4個の雄蕊が目立ちます。実は6月ころ赤色~黒紫色に熟し食べられます。葉の形の変化が大きく、切れ込みのないものもあります。

ナツグミ グミ科グミ属
ナツグミ
湯坂路入口の左手にある大きな木に満開の花を咲かせていました。葉裏に銀色の鱗状毛が密生します。淡黄色の花弁に見えるのは萼筒で、花柄などにも銀色の鱗状毛が密生します。

ミツバツチグリ バラ科キジムシロ属
ミツバツチグリと虫
鷹ノ巣山への明るい草原の各所でみられました。黄色に目立つ花でたくさんの虫がやってきていました。キジムシロの葉は5~9個の小葉をもつ奇数羽状複葉に対し、ミツバツチグリの葉は3枚の小葉からなることで区別できます。

ニガイチゴ バラ科キイチゴ属
ニガイチゴ
鷹ノ巣山への登り道に咲いていました。茎は白いロウ質の粉が付き、細いとげがたくさんあります。キイチゴ属の花弁は普通5枚です。ニガイチゴの花は上向に咲き、他のキイチゴ属の花に比べて花弁が細いです。

ウマノアシガタ キンポウゲ科キンポウゲ属
ウマノアシガタ
日当たりのいい道沿いにチラホラ咲き始めていました。フクジュソウ、ヒキノカサ、キツネノボタンなど、他のキンポウゲ属の花と同様花弁には光沢があります。

ニョイスミレ スミレ科スミレ属
ニョイスミレ
鷹ノ巣山の登り下りの道に咲いていました。ほかのスミレの花が終わっていく中、株立ちして大きな群落をつくって咲いていました。一番最後まで残って咲いているスミレです。小さい白い花で、唇弁の紫色のすじが目立ちます。

ハナイカダ ハナイカダ科ハナイカダ属
ハナイカダ
千条の滝への下り道に咲いていました。葉の上に花を咲かせている様子を、花を筏に見立ててこの名がつきました。葉をよく見ると、花の咲いているところから葉の基部までの主脈が太いです。雌雄異株です。

ウワバミソウ イラクサ科ウワバミソウ属
ウワバミソウ
千条の滝付近で白い花が咲き始めていました。山間部の湿った崖などに生え、葉はゆがんだ長楕円形です。「ミズナ」「ミズ」などと言われ、草の部分はもちろん、秋にはむかごも山菜として食べられます。箱根付近で見られるものは草丈25センチくらいですが、東北地方では50センチくらいの大きさになるものもあります。雌雄異株です。


ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ ゾウムシ科
リンゴコフキゾウムシ(別名ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ)
鷹ノ巣山の登り下りの道でたくさん出合いました。光沢のある翅は独特の緑色できれいです。小さいのに飛んでいても目立ちます。リンゴコフキゾウムシからこんな長い名前に改名されました。まるでその様子を解説しているような名前です。

ナラ枯れ
昨年ナラ枯れをおこした木が切られ、ビニールで覆われているのを数か所で見ました。箱根でもナラ枯れの被害は深刻です。今年は少しでも収まるといいです。

本日のトップテン
1 キビタキ(虫をフライングキャッチ)
2 ニョイスミレ(花)
3 ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ(葉の上に静止)
4 ホソバテンナンショウ(花)
5 ナツグミ(花)
6 ヒガラ(各所でさえずり)
7 ウマノアシガタ(花)
8 ニガイチゴ(花)
9 ハナイカダ(花)
10イタドリハムシ(葉の上に静止)

 箱根PV篠崎 







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