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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2021年4月9日

ビジターセンター周辺の春は、多くの樹木が芽吹き、たくさんの花々が咲き、昆虫たちが出現する季節です。本日は1年2か月ぶりのミニ観察会の開催でした。ビジターさん2名をお迎えして、パークボランティア10名、合計12名で、花の広場を中心に動植物の状態を例年と比較しながら観察しました。

ヤマザクラ バラ科 サクラ属
ヤマザクラ VC20210409
花の広場のヤマザクラが満開です。ヤマザクラは野生桜の代表で、芦ノ湖周辺や外輪山斜面にも多く咲きます。開花と同時に開く赤みを帯びた新葉は、まさに箱根の春の訪れを感じさせてくれます。

オオシマザクラ バラ科 サクラ属
オオシマザクラ VC20210409
オオシマザクラも満開です。オオシマザクラは、花が大きく、とても存在感があります。オオシマザクラも、新緑の葉と白い花を同時に見ることができます。

キランソウ シソ科 キランソウ属
キランソウ VC20210409
キランソウが花の広場のあちらこちらに濃紫色の花を咲かせ、とても目立ちます。根生葉が地面を覆って蓋をするかのように這って広がっていく姿はまさに別名の「ジゴクノカマノフタ」です。

オオバノキハダ ミカン科 キハダ属
オオバノキハダ5 VC20210409
オオバノキハダは、冬に観察した冬芽の側芽「ピエロの鼻」から新芽が弾けるように芽吹いていました。春はどんどん動いています。

キブシ キブシ科 キブシ属
キブシ1 VC20210409
キブシも箱根に春を告げる木の花の一つです。花の広場でも淡い黄緑色の花序を多数つけています。キブシは、箱根ではほぼ全域で見られ、よく目立ちます。

スミレ スミレ科 スミレ属
スミレ VC20210409
箱根には30種あまりのスミレが記録されていて、ビジターセンター周辺でも10種ほどのスミレを観ることができます。花の広場では今「スミレ」が満開です。「スミレ」の色は濃紫色が多いですが、淡いものなど、変化に富みます。「スミレ」は葉柄に翼があるので、他のスミレと見分けることができます。

クサボケ バラ科 ボケ属
クサボケ VC20210409
花の広場のあちらこちらにクサボケが咲き始めました。朱赤色の花がよく目立ちます。

コクサギ ミカン科 コクサギ属
コクサギ VC20210409
コクサギは雌雄異株で、花の広場にあるコクサギは雄株です。葉が伸びきらないうちに黄緑色の花が開き、雄花には雄しべが4本付きます。コクサギの若葉からは柑橘類の香りが溢れていました。

ミツバツツジ ツツジ科 ツツジ属
ミツバツツジ VC20210409
花の広場でミツバツツジが、輝くように紅紫色に咲いていました。葉の展開前に2~3個の花をつけ、青空との調和がとても素晴らしいです。これも箱根の春を彩る風景です。

マルバスミレ スミレ科 スミレ属
マルバスミレ VC20210409
タチツボスミレとともに、ビジターセンター周辺で近年多く見られるようになったスミレがマルバスミレです。花は葉の上に咲き、全体に短毛が密集しているのが特徴です。

ベニシジミ チョウ目 シジミチョウ科
タンポポで吸蜜うるベニシジミ VC20210409
ベニシジミがタンポポの蜜を吸っていました。昆虫たちも出現です。本日はその他ビロウドツリアブなど計7種の昆虫を観察しました。

アオゲラ キツツキ目 キツツキ科
ミズキに現れたアオゲラ VC20210409
花の広場でアオゲラがミズキの木に止まっていました。その他、アオジ、マヒワなど、本日は計17種の野鳥の出現を観察しました。

温暖化の影響か、桜の開花が全国的に早まる傾向の中、VC周辺の植物の生育状況や、昆虫たちや野鳥たちの出現に変化があるのかなど、参加者が分散して花の広場をくまなく観察しました。本日は、植物64種の生育状況(蕾9種、花45種、花と果実3種、果実4種、芽吹きなど3種)を観察しました。

本日のトップ10
1.  ヤマザクラ  満開
2.  オオシマザクラ  満開
3.  マルバスミレ  満開
4.  スミレ  満開
5.  ミツバツツジ  満開
6.  キランソウ  開花
7.  クサボケ  開花
8.  カントウミヤマカタバミ  開花
9.  アオゲラ  ミズキの枝に止まる
10. ベニシジミ  タンポポに飛来して吸蜜

箱根PV  高橋

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