アセビ ツツジ科 アセビ属

箱根の春を代表する花はアセビです。今年は特に美しいように感じます。ビジターセンター周辺園地のいたるところで、白やピンクの小さい壺型の花をいっぱいつけて咲き誇っています。
オニシバリ ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属

2月頃に開花して箱根に春を告げる花といえばオニシバリです。花の広場でオニシバリの雄花が開花していました。
雌花もすでに開花していました。

アブラチャン クスノキ科 クロモジ属

アブラチャンも箱根に春を告げる花です。これは雌雄異株の雌株です。葉の展開前に淡黄色の花が3~5個集まって咲きます。
アケビ

花の広場では、アケビがつるに新芽を展開し、新葉とつぼみがもう出ています。もうすぐ長い花序が垂れ下がり、雄花と雌花が咲き始めます。
シロハラ スズメ目 ヒタキ科

星槎レイクアリーナへ向かう登り道では、シロハラが盛んに餌を啄んで散策していました。
コケリンドウ リンドウ科 リンドウ属

コケリンドウは、星槎レークアリーナの道路わき広場に毎年この時期に咲きます。今年も見られました!高さ3~10cmの苔のように小さな二年草です。小さいので最初目が慣れるまで見つかりませんが、一度見つけたら多くのコケリンドウを観察できます。
フキ キク科 フキ属

コケリンドウの傍にフキが出ていました。フキは地下茎で増えるのでかたまって見られます。フキは雌雄異株です。雄花は頭花が黄色っぽい筒状花です。
雌株は頭花が白っぽいです。白い糸状の多数の雌花の中に雄花と同じ形の両性花が数個混じります。

ヒナスミレ スミレ科 スミレ属

子供の広場では「スミレのプリンセス」と言われるヒナスミレが咲きだしていました。落ち葉に埋もれるように咲き、透明感のある淡紅紫色の花は楚々としています。
マメザクラ バラ科 サクラ属

園地の至る所でマメザクラが満開です。特に野鳥小屋すぐそばのマメザクラは見事です。毎年この清楚な桜を見ると箱根にも春が来たなと感じます。
バッコヤナギ ヤナギ科 ヤナギ属
フサザクラとともに毎年この時期に見られるバッコヤナギです。フサザクラの花はもう終わっていましたが、バッコヤナギは見ることができました。雌雄異株の雄花序は楕円形で大きく銀白色に輝いてよく目立ちます。葯(やく)が黄色になってきているのが見えるでしょうか。

ハナイカダ ハナイカダ科 ハナイカダ属

ハナイカダの新葉を覗いてみると、葉の上に小さな蕾が付いているのを見つけました。こんなに幼い新葉の頃からすでに蕾が形成され始めているのは驚きです。
本日のトップ10
1. アブラチャン 開花
2. アオキ 雄花開花、雌花つぼみ・赤い果実
3. オニシバリ 開花
4. コケリンドウ 開花
5. ヒナスミレ 開花
6. マメザクラ 開花
7. アセビ 開花
8. シロハラ 餌を啄んで散策
9. ビロウドツリアブ 葉の上で休息
10. シカの食痕 アオキの枝先(食べて切り取られた痕)
箱根PV 高橋
スポンサーサイト