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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

2021年3月24日 芦ノ湖西岸自然情報

1月の発令された緊急事態宣言が解除されたため、3月24日に2021年最初の自然情報収集をPV3名で実施しました。
気象状況は、天候晴れ、気温8℃(8時40分)でした。
3月1日に芦ノ湖の禁漁期間が解除されたため、多くの釣り人で賑わっていました。
水鳥たちの多くは旅立っていきましたが、まだ残っている固体もありました。禁漁区域である真田浜付近にはカンムリカイツブリ36羽の群れがまだ羽を休めていました。
冬の陸鳥たちは既に旅立っており、留鳥のハクセキレイは夏羽に生え替わっていました。またイワツバメやウグイスのさえずりも確認でき、いよいよ春本番と感じました。
昆虫類では、春の訪れを告げる、ビロウドツリアブとテングチョウを確認できました。

テングチョウ タテハチョウ科

テングチョウ 西岸 20210324


植物の方も、タチツボスミレ、マメザクラが咲き始め、アセビ、オニシバリ、ミツマタ、ダンコウバイ、ヤマルリソウ、ネコヤナギが花盛りでした。

タチツボスミレ スミレ科
日本を代表するスミレの一種です。
ハート型の葉が特徴で、以前は430円切手のデザインに採用されていました。
因みに普通のスミレは現在の94円切手のデザインに採用されています。
タチツボスミレ 西岸 20210324

オニシバリ ジンチョウゲ科
雌雄異株で有毒植物です。
2月初旬に咲き始め、6月頃に実をつけます。
夏になると葉を落とすため、別名が「ナツボウズ」、花言葉は「変わり者」です。
オニシバリ 西岸 20210324

ミツマタ ジンチョウゲ科
枝が3つに分かれることが名前の由来です。
皮は和紙の原料として使われています。
仲春の季語にもなっています。
ミツマタ 西岸 20210324

マメザクラ バラ科
富士箱根火山帯に自生しており、別名「フジザクラ」「ハコネザクラ」ともいいます。
山梨県の県花に指定されており、花弁が小さく、背丈も低いところが特徴です。
マメザクラ 西岸 20210324

ヤマルリソウ ムラサキ科
日本の固有種です。
ピンク色で咲き始め、瑠璃色に変化していきます。
湿気のあるところに多く自生しています。
ヤマルリソウ 西岸 20210324

ネコヤナギ ヤナギ科
雌雄異株で、水辺に多く自生しています。
白浜付近のネコヤナギの画像は、とある書籍の画像にも使用されています。
ネコヤナギ 西岸 20210324

ダンコウバイ クスノキ科
梅の名が付きますが、ロウバイと同じくバラ科ではなくクスノキ科になります。
アブラチャンに花が似ており、両者はともにクスノキ科になります。
ダンコウバイ 西岸 20210324


また、箱根町港付近の小川にはワカサギが遡上していたり、ナラ枯れ被害に遭った樹木が伐採されていることも確認できました。
科座が非常に冷たく感じましたが、春の訪れを確実に実感できた自然情報収集となりました。

ワカサギ キュウリウオ科
放流され残った個体が産卵のため遡上しているようです。
芦ノ湖のワカサギは宮内庁への献上品にもなっています。
ワカサギ 西岸 20210324

ナラ枯れ伐採の切り株
茶色く変色している部分がカシノナガキクイムシの侵入被害に遭った部分になります。
ナラ枯れ伐採 西岸 20210324



トップ10
① ヤマルリソウ 花盛り
② ミツマタ 花盛り
③ ダンコウバイ 花盛り
④ マメザクラ 咲き始め
⑤ オニシバリ 花盛り
⑥ ネコヤナギ 花盛り
⑦ ビロウドツリアブ 飛翔
⑧ テングチョウ 飛翔
⑨ カンムリカイツブリ 36羽の群れ
⑩ ワカサギ 小川を遡上

箱根PV 段
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