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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ビジターセンター周辺自然情報 2020年12月11日

芦ノ湖には、越冬のために多くの水鳥が飛来してきています。本日のビジターセンター周辺自然情報は、パークボランティア9名が参加し、毎年冬のこの季節に実施している「芦ノ湖の水鳥たち」の観察です。風もなく、気温6℃と暖かく、絶好の観察日和です。桃源台から芦ノ湖キャンプ場、そして湖尻水門までの湖岸を巡り水鳥を観察しました。

アトリ アトリ科
アトリ VC20201211
芦ノ湖に向かう途中の花の広場では、アトリがケヤキやイロハモミジに群がり、イロハモミジの果実(種)を食べていました。

ハジロカイツブリ カイツブリ目 カイツブリ科
ハジロカイツブリ2 VC20201211
ハジロカイツブリは、芦ノ湖には冬鳥として飛来します。ハジロカイツブリは、潜水が巧みで、双眼鏡で見つけても追跡が難しい水鳥です。本日は、やや沖の方で潜水・浮遊している数羽を見つけました。ハジロカイツブリは、水上では黒っぽいですが、飛びたつと羽の内側に白い部分が見えるのでこの名前が付いたようです。

ホシハジロ カモ目 カモ科
ホシハジロ VC20201211
ホシハジロも冬鳥です。群れで行動することが多く、この日も数多くのホシハジロを観察できました。よく潜り、水底の貝やカニ、水草などを潜水採食します。潜水して餌を探している個体もいましたが、水上で休息している個体も見られました。

キンクロハジロ カモ目 カモ科
キンクロハジロ VC20201211
キンクロハジロも冬鳥として芦ノ湖に飛来します。ホシハジロと同じく、貝やカニ、水草などを潜水採食します。黒い顔に金色の目が印象的で、長い冠羽を後ろにたらしています。湖尻水門付近で、雄と雌が一緒に泳いでいました。

オオバン ツル目 クイナ科
オオバン VC20201211
芦ノ湖でよく見かけるのが、くちばしと額板が白いオオバンです。芦ノ湖に夏にはいないため漂鳥と考えられます。オオバンは、水面を泳いだり、潜水して水草の葉・茎・種子を食べますが、水草の茎を切って根まで食べてしまうので、湖岸の水生植物が減ってしまいます。

カンムリカイツブリ カイツブリ目 カイツブリ科
カンムリカイツブリ VC20201211
カンムリカイツブリも冬鳥です。頭に冠をかぶっているような模様が特徴です。長い時間潜水して餌を探すため、双眼鏡で見つけても追跡が難しい水鳥ですが、今回も観察することができました。魚類など動物食を潜水採食します。

ヒドリガモ カモ目 カモ科
ヒドリガモ♂ VC20201211
ヒドリガモも冬鳥です。水辺近くの草地の青草を食べたり、水面に浮かぶ植物を水面採食します。ヒドリガモの雄は、頭の中央線が明るいクリーム色で、脇腹に水面に平行の白い線があります。

カワラヒワ アトリ科
カワラヒワ VC20201211
つどいの広場では、カワラヒワがミズキの木に群がっていました。

イカル アトリ科
イカル VC20201211
白百合台園地にはイカルが飛来していました。黄色く太いくちばしが目立ちます。だいぶ長い時間ヒノキの上にとまっていました。

ツルウメモドキ ニシキギ科 ツルウメモドキ属
ツルウメモドキ (3) VC20201211
園地内のいろいろな所でツルウメモドキの果実(仮種皮)が目立ちます。ビジターセンター付近では、ケヤキの高い梢までよじ登っていました。仮種皮は、ほのかな甘みと、苦味、えぐみがあり、鳥のご馳走になります。

最後に、本日観察した野鳥の種類を全員で確認しました。水鳥および山野の鳥、合計31種を観察しました。限られた観察場所ですが、これからも毎年継続して、芦ノ湖で見られる水鳥たちの種類、生態、採食行動を観察していきたいと思います。

本日のトップ10
1.  ハジロカイツブリ  潜水採食中/浮遊
2.  ホシハジロ  潜水採食/休息中
3.  オオバン  水面の水草採食中
4.  キンクロハジロ  潜水採食/休息中
5.  カンムリカイツブリ  潜水採食中/浮遊
6.  ヒドリガモ  水面の水草採食中
7.  アトリ  イロハモミジに群がる
8.  イカル  ヒノキに群がる
9.  カワラヒワ  ミズキに群がる
10. ツルウメモドキ  赤い果実が目立つ

箱根PV  高橋


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