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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ビジターセンター周辺自然情報 2020年10月23日

本日は、朝から雨が強くなったり弱くなったり、雨の中の自然観察でした。パークボランティア9名が参加し、神奈川県事務所付近、子供の広場、自然学習路、花の広場の自然情報を収集しました。

本日は、ハナタデとイヌタデ、フユノハナワラビとオオハナワラビなど、似たものの比較観察や、吾亦紅や亀甲白熊など普段カタカナで表記している花々について漢字表記による名前の由来などを勉強しながら歩きました。

シロバナイナモリソウ アカネ科 イナモリソウ属
シロバナイナモリソウ実 VC20201023
花期の長いシロバナイナモリソウもいよいよ実になりかけていました。萼が良く目立ちます。

ナギナタコウジュ シソ科 ナギナタコウジュ属
ナギナタコウジュ VC20201023
県事務所道路側にナギナタコウジュが咲き始めました。花は花穂の片側へ向いて付き、反対側には苞が並んで付きます。
名前のコウジュ(香薷)は中国の薬草の名前です。わずかに香りがしますが、好き嫌いのある香りです。

リンドウ リンドウ科 リンドウ属
リンドウ VC20201023
雨の中、ほとんどのリンドウは花は閉じていましたが、数輪だけ開いている花がありました。上に向いて咲く花は雨が降ると花は閉じます。リンドウは、ビジターセンター周辺のいろいろな所で今見頃です。

センブリ リンドウ科 センブリ属
センブリ VC20201023
センブリも上を向いて咲く花なので閉じていました。センブリは発芽した芽がそのまま越冬し翌年の秋に花をつける2年草です。2cmほどの小さな花ですが上品で高貴さが感じられる花です。

キッコウハグマ
キッコウハグマ VC20201023
キッコウハグマは閉鎖花となることが多いです。今年初めて、県事務所道路側で白い花(開放花)を観察することができました。キッコウハグマは漢字表記では「亀甲白熊」です。「亀甲(きっこう)」は葉が五角形なので亀の甲羅に見立て、「白熊(はぐま)」とは、ヤクの尾の毛でつくった、兜や槍の白い飾りや僧が使う払子(ほっす)に使われる飾りのことを言います。

アキノキリンソウ キク科 アキノキリンソウ属
アキノキリンソウ VC202021023
雨の中、園地のいろいろな場所でアキノキリンソウの鮮やかな黄色が目立って咲いていました。

アキノキリンソウミフクレフシ 虫えい(虫こぶ) 
アキノキリンソウミフクレフシ VC20201023
アキノキリンソウに虫えいが形成されていました。この虫えいは、アキノキリンソウミフクレフシと言い、アキノキリンソウの花床や小花の基部が肥大癒着して緑色の球形に形成されたものです。虫えい上部の小突起群は、筒状花などの花被片の名残といわれています。何とも美しく不思議な形状です。

リュウノウギク キク科 キク属
リュウノウギク VC20201023
リュウノウギクは、箱根では一番遅く咲き始める晩秋の野菊です。白い花が霜にあたり、だんだんと紅みを帯びてきます。葉がグローブのような形に見えます。

ニシキギ ニシキギ科 ニシキギ属
ニシキギ実 VC20201023
ニシキギは、実が裂けて、果実の上のベレー帽のような果皮と、鮮やかな朱赤の仮種皮が見頃で美しいです。ビジターセンター園地に毎年やってくる秋の箱根の風景です。

フユノハナワラビ
フユノハナワラビ VC20201023
フユノハナワラビが落ち葉の中からあちらこちらで出ていました。フユノハナワラビは葉が丸めで鋸歯が粗いのが特徴です。

オオハナワラビ
オオハナワラビ VC20201023
花の広場にはオオハナワラビも出ていました。オオハナワラビは、葉の全体が五角形の形で、鋸歯が鋭く尖るのでフユノハナワラビと見分けられます。

ケヤキ ニレ科 ケヤキ属
ケヤキ紅葉 VC20201023
ビジターセンターから道路を横断したところに大きなケヤキがあります。今年もケヤキの紅葉が始まりました。毎年この木の紅葉を楽しみにしています。アブラチャンやクロモジも紅葉が始まり、そろそろ箱根も本格的な紅葉の季節を迎えます。

本日のトップ10
1.  センブリ  花
2.  リンドウ  花
3.  キッコウハグマ  花
4.  アキノキリンソウ  花
5.  ナギナタコウジュ  花
6.  マツムシソウ  花
7.  ハナワラビ (フユノハナワラビ、オオハナワラビ)
8.  ニシキギ  果実
9.  ケヤキ  紅葉
10. アキノキリンソウミフクレフシ  虫えい

箱根PV 高橋


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