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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

2020年10月05日 湯坂路自然情報

新型コロナウィルスでの自粛と天気が悪かったのとで、今年度2回目、2か月ぶりの湯坂路自然情報です。メンバー7名でにぎやかに出発です。すっかり秋の様相を呈した湯坂路、風が寒く感じられます。日本の秋の代表的な植物であるキクの仲間のシロヨメナやノコンギク、シラヤマギクが咲いていました。また、ニシキギやガマズミ、ツルシキミの赤い実や、アケビの実がなっていました。虫たちは気温が低いせいか動きが鈍く、じっくりと観察することができました。

シロヨメナ(キク科シオン属)
20201005湯坂路シロヨメナ
湯坂路のあちらこちらで今が盛りと咲いていました。生息域が広く、低山や高原から高山まで見ることができます。ヨメナと名がついていますが、シオン属です。

ミツバアケビの実(アケビ科アケビ属)
ミツバアケビ実
道路沿いのミツバアケビのつるを辿っていくと実がたくさんなっていました。紫色に熟した実は、もう少しすると裂開して甘い香りをさせます。果肉の中に黒い種子がたくさん詰まっています。

ヤマハッカ(シソ科ヤマハッカ科)
20201005湯坂路ヤマハッカ
道沿いのあちらこちらで紫色の花を咲かせていました。ハッカと名前がついていますがほとんど香りはありません。湯坂路ではシロバナヤマハッカもあったのですが、今年はまだ出会っていません。

キントキヒゴタイ(キク科トウヒレン属)
20201005湯坂路キントキヒゴタイ
鷹巣山への上り道、ススキの生えている合間に咲いていました。箱根の各地で見られます。名の由来は箱根の金時山からですが、箱根の固有種ではありません。

サラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)
20201005湯坂路サラシナショウマ1
鷹巣山付近でサラシナショウマが咲き始めていました。つぼみも多く、まだこれから楽しめそうです。白いブラシのような花は背が高く良く目立ちます。名の由来は、春先に若い葉をよくさらしてあく抜きしてから茹でておひたしにしたところから。

ツリバナ(ニシキギ科ニシキギ属)
20201005湯坂路ツリバナ1
千条の滝への下り道、見上げるとツリバナの赤い実がなっていました。5つに割れた実の先に朱色のタネをつけていて目立ちます。紅葉もきれいです。

ススキ(イネ科ススキ属)
20201005湯坂路ススキ
秋の七草の一つです。これからしばらく、仙石原だけでなく箱根のあちらこちらで穂が美しく風に揺れる様子が見られます。茅葺き屋根に使用するカヤはこのススキのことです。

ヤマアカガエル(アカガエル科)
20201005ヤマアカガエル
丸太の上にヤマアカガエルがいました。背面の鼓膜の後ろで曲がっている2本の筋が目立ちます。近づくと飛んでいき、落ち葉とまぎれてその姿はわからなくなりました。

イリモンガ(イリモンガ科)
イカリモンガ湯坂路201005
鷹巣山を下って行くと珍しいガに出会いました。翅を閉じて止まり昼間に活動しますが、チョウではなくてガの仲間です。

ホシベッコウカギバ(カギバガ科)
20201005湯坂路ホシベッコウカギバ
白い翅に黒い斑紋のあるカギバガ科の仲間です。メスの方が斑紋が薄く、オスより透明感が強く繊細で美しいです。

アサギマダラ(タテハチョウ科)
アサギマダラ
優雅に飛んでアザミの花にとまり、蜜を吸っていました。ゆっくり飛べるのは、幼虫時にガガイモ科の葉を食べアルカロイドを取りこみ、体内に毒を含んでいるからです。

フタスジヒラタアブ(ハナアブ科)
20201005湯坂路ハナアブの仲間
フタスジヒラタアブがアザミにやってきました。今の時期、アザミは虫たちのごちそうです。他にもいろいろな虫たちに出会うことができました。

シカの食痕
20201005湯坂路テンニンソ・ウシカの食痕
テンニンソウの花がシカにほとんど食べられていました。近年箱根でもシカが増えています。湯坂路でもテンニンソウに限らず、多くの植物にシカの食痕が見られます。

本日のトップ10
1 ツリバナ(実)
2 アケボノソウ(花)
3 シロヨメナ(花)
4 アサギマダラ(アザミの花で吸蜜)
5 イカリモンガ(葉の上)
6 ヤマアカガエル(丸太の上)
7 ススキ(花穂)
8 キントキヒゴタイ(花)
9 ヤマハッカ(花)
10オオハナワラビ(胞子葉)

箱根PV篠崎
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