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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

2008.12.08(月)湯坂路

○天候:曇り
○参加者:計7名(PV5名VC2名)  
○観察テーマ:シダ類を中心の観察


華やかだった紅葉の季節も終わり、落葉広葉樹林は灰色を帯び冬のたたずまいに変わった。駐車場の水たまりには氷がはり、集まったPVの防寒対策に怠りはない。

冬場の観察対象の定番は冬芽だが、もうひとつ忘れてはならないのがシダ類だ。今日はシダ類を中心に観察することになった。何度教えてもらってもなかなか身につかないが、経験を積み重ねるのが大事だと自分に言い聞かせる。アイノコクマワラビの2種類の葉柄基部鱗片がやっとわかった(ような気がする)。テリハヤブソテツは難解だ。

観察を始めてしばらくすると法面にジャゴケの仲間が現れ、ビジターの1人が呼ばれた。今日のビジター2人はPVの友人・知人で、他の団体で活躍する植物のエキスパートだ。言われるがまま、表面を指でこすって匂いを嗅ぐと、独特のにおいがする。オオジャゴケとのこと。ここからの観察は一変してシダ類と蘚苔類の二束のわらじ。岩や木の根元にへばりつきルーペで覗きこむ。そこには今まで気にもせず見たことのなかった別世界が広がっていた。千条の滝を訪れた観光客が、何事かと覗き込む。

観察の足取りは遅々として進まず、千条の滝までの遠かったこと。いつもの昼食場所の鷹巣山はおろか、湯坂路(防火帯)にもいたらず、途中の登り道で昼食となった。

食後少し登ったが全工程は困難と判断し、もと来た道を引き返した。

来月(1月12日)は蘚苔類を中心に観察することになり、詳しいビジターにも参加を依頼した。興味ある方はぜひご参加ください。


○ 観察した主な植物 ○
【シダ類】
アイノコクマワラビ、アカハナワラビ、イヌシダ、イヌワラビ、イノデ、イノデモドキ、イワガネゼンマイ、イワヘゴ、オオイタチシダ、オオハナワラビ、オオバノイノモトソウ、オオベニシダ、クマワラビ、ゲジゲジシダ、ジュウモンジシダ、ゼンマイ、テリハヤブソテツ、トウゲシバ、トウゴクシダ、ノキシノブ、ヒメノキシノブ、ベニシダ、マメヅタ、ミゾシダ、ミツデウラボシ、ヤブソテツ、ヤマイタチシダ

【蕾】  
アブラチャン、オニシバリ、クロモジ、ヒイラギナンテン

【果実】 
アオキ、アケボノソウ、イワニンジン、キッコウハグマ、サルトリイバラ、セイタカアワダチソウ、ツルシキミ、ツルリンドウ

【種子】
オオバジャノヒゲ、ナガバジャノヒゲ

【その他】
スズダケ、ハコネダケ、ヒメガンクビソウ、ミミナグサ


蘚苔類については次回(2009年1月)まとめて報告することとし、今回は割愛する。

 
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