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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

2012.04.09(月)湯坂路

○天候:晴れ 温度5℃
○参加者:計9名(PV5名VC4名)  
○観察テーマ:「3種類のネコノメ」の観察
コース:湯坂路入口~鷹の巣山~湯坂路分岐~千条の滝

4月に入ったとは言え、尾根道ではまだ冷たい風が吹いていました。それでも足元に目をやれば、枯れ草の下から小さな可愛い芽が頭をもたげ、木々の梢にも新芽が見え春の訪れを感じます。マメザクラの蕾はまだ硬いながらも、先の方にピンク色が見え隠れしているのも見られました。オオシマザクラの蕾はまだ硬いです。

観察しながら歩いていると、1本の木に3種類のノキシノブが混生しているのを見つけました。ノキシノブ・ヒメノキシノブ・ミヤマノキシノブです。まるで友達同士のようにくっついて成育している姿は驚きでした。ミヤマノキシノブは標高700~800mから生育するので指標にできると伺いました。

ハナイカダの新芽をそっと開いてみました。すると、そこには、小さな小さな蕾がちゃんとのっていて、その可愛らしさに思わず見とれてしまいました。

オオハナワラビ・アカハナワラビ・アカネハナワラビも見られました。雑種であるアカネハナワラビの葉は赤銅色に近いですが、見分けはなかなか難しそうです。

セントウソウの白い花がやさしく風に揺れていました。千条の滝に到着したらランチタイムです。木橋からせせらぎを見ると、キセキレイが気持ちよさそうに飛び回っていました。

昼食後、ここでも、3種類(今日は「3」に縁があります)のネコノメを観察しました。イワボタン(ミヤマネコノメ)・ヨゴレネコノメ・ムカゴネコノメです。ムカゴネコノメはフォッサマグナ特有の植物です。

最後にアブラチャンの花に出会いました。アブラチャンの奥にはキブシも咲いていました。今日の観察会は黄色い早春の花に見送られて終了となりました。時間はちょうど13時でした。


○その他観察した生物○
イヌツゲについたイヌツゲタマバエの虫こぶ、イノシシが土を掘り起こした跡、カラマツの幹にあけたアカゲラ(orアオゲラ)の新しい巣穴


○観察した主な植物○
【冬芽・芽吹きを観察した植物】
アオハダ、アザミ、アセビ、アワブキ、ウツボグサ、ウマノアシガタ、エノキ、オオシマザクラ、オオバウマノスズクサ、オニシバリ、カラマツ、カントウミヤマカタバミ、キンミズヒキ、クロモジ、ゲンノショウコ、コアジサイ、コゴメウツギ、コウゾリナ、サカキ、サラシナショウマ、シシウド、シモツケソウ、シラヤマギク、ダイコンソウ、タチツボスミレ、タンナンサワフタギ、ツルリンドウ、ドウダンツツジ、ニガナ、ニワトコ、ノコンギク、ノブキ、ハナイカダ、ハリギリ、ヒメガンクビソウ、マユミ、ミツバウツギ、ミツバツチグリ、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ、モミジイチゴ、ヤマツツジ、ヤマトリカブト、ヨモギ

【蕾を観察した植物】
ツルシキミ、マメザクラ

【花を観察した植物】
アブラチャン、イワボタン(ミヤマネコノメ)、カンスゲ、キブシ、セントウソウ、フキノトウ、ミツマタ、ムカゴネコノメ、ムラサキオニシバリ、ヨゴレネコノメ

【枯花を観察した植物】
オオバノトンボソウ、カモメズルの仲間、タマアジサイ

【葉を観察した植物】
アカガシ、ウラジロガシ、オトメアオイ、シロダモ、スズタケ、ツゲ、ツルリンドウ、ノカンゾウ、ハコネダケ

【実を観察した植物】
アオキ、サルトリイバラ、スギ

【観察した苔類】
エビゴケ、ジャゴケ

【観察したシダ類】
アカネハナワラビ、アカハナワラビ、イヌガンソク、イヌシダ、オオハナワラビ、トウゲシダ、ノキシノブ、ヒメノキシノブ、ミヤマノキシノブ

【観察したスゲ類】
カワラスゲ、コカンスゲ、ハコネイトスゲ、ミヤマカンスゲ

○ 観察した鳥類 ○
【姿を確認した鳥】
キセキレイ、ハシブトガラス

【さえずりを聞いた鳥】
カケス、ガビチョウ、ハシブトガラス、ヒガラ、ミソサザイ、メジロ、ヤマガラ

○ 観察した蝶類 ○
テングチョウ、ルリタテハ

○その他観察した生物○
カナヘビ、ビロードツリアブ

 
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