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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ビジターセンター周辺自然情報 2020年8月14日

午前9時半の気温が29℃、今年の箱根は本当に暑いです。パークボランティア7名で、花の広場~子供の広場~自然学習路の自然情報を収集しました。

コバギボウシ クサスギカズラ科 ギボウシ属
コバギボウシ VC20200814
ビジターセンター園地のあちらこちらでコバギボウシが咲き始めています。花弁の内側に濃紫色の脈があるのが特徴です。

アキノタムラソウ シソ科 アキギリ属
アキノタムラソウ VC22020814
アキノタムラソウも出始めました。シソ科の茎は四角形で、茎の上部に長い花穂をのばし、青紫色の花を輪生状につけます。

ツルボ クサスギカズラ科 ツルボ属
ツルボ VC20200814
ツルボも咲き始めました。この花が咲くと箱根に秋の気配を感じます。球根の皮を剥ぐと、つるりとした坊主に見え、ツルツル坊主からツルボになったとも言われています。

シシウドにつくられた蟻道
アリとアブラムシ VC20200814
花の広場のシシウドの茎に土のようなものが盛られて付着していました。この塊は、「蟻道」といいアリの通路のことをいいます。

シシウドネフタオアブラムシとトビイロケアリ VC20200814
細かく観察すると、アリが砂粒やごみでつくった蟻道を利用して行き交っていました。アリたちは甘露を排出するアブラムシを含めて餌場として独占し、甘露を独り占めします。その結果、アリはアブラムシの天敵もよせつけずアブラムシの排出物もかたづけてくれるため、アリとアブラムシは相利共生の関係にあります。

ヤブラン クサスギカズラ科 ヤブラン属
ヤブラン VC20200814
花の広場でヤブランが開花していました。やがて花が終わると、胚珠が膨らんで子房の壁を破り、果実のように見える黒い種子が現れます。

クサギ シソ科 クサギ属
クサギ VC20200814
自然学習路付近ではクサギが満開でした。

クサギの花にホシホウジャクが来て蜜を吸おうとホバリングしていました。
クサギ雄期とホシホウジャク VC20200814
クサギは性転換する花です。雄性期は花粉がチョウやガに付きやすい様に雄しべが前に突き出ています。雄生期の状態で、ホシホウジャクが筒の中にある蜜を吸おうとして、雄しべに体か当たって花粉がつきます。

クサギ雌期とホシホウジャク VC20200814
翌日になると、雌しべが突き出て受粉しやすいような雌性期になります。雌性期の状態でホシホウジャクが筒の中にある蜜を吸おうとすると、体が雌しべに当たり、体に花粉がついていれば受粉します。

ゴマギ ガマズミ科 ガマズミ属
ゴマギ VC20200814
自然学習路のゴマギが鮮やかな赤色の果実をつけていました。

トンボソウ ラン科 ツレサギソウ属
トンボソウ VC20200814
トンボソウが自然学習路で咲いていました。最近ビジターセンタ園地でよく見かけるようになりました。名前の由来は花の様子がトンボに似ていることからといわれています。

コボタンヅル キンポウゲ科 センニンソウ属
コボタンヅル VC20200814
コボタンヅルがビジターセンタ園地のあちらこちらで咲き始めました。他の植物の間を抜け、おおいかぶさり、四方に伸びていきます。このような植物群を「マント群落」といいます。

クリの木のナラ枯れ
自然学習路クリの木のナラ枯れ現象 VC20200814
自然学習路のクリの木がナラ枯れしていました。

クリの幹で確認されたカシノナガキクイムシの穿入孔です。
クリの幹に見られるカシノナガキクイムシの穿入孔 VC20200814
ナラ枯れは、カシノナガキクイムシが媒介するナラ菌によって引き起こされ、菌が大量繁殖することで樹木は2~3年で一斉に枯死してしまう病気です。箱根でも外輪山などでもナラ枯れが見られ、何らかの対策はされているようですが、とても深刻な状況です。

本日のトップ10
1.  コバギボウシ  開花
2.  ツルボ  開花
3.  トンボソウ  開花
4.  ゴマギ  果実
5.  クサギ  開花
6.  コボタンヅル  開花
7.  オミナエシ  開花
8.  ツクツクボウシ 鳴き声
9.  ツノアオカメムシ  ウリハダカエデの葉の上
10. ホシホウジャク  クサギの花にホバリング

箱根PV 高橋


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