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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2019年9月27日

秋晴れの観察会日和です。温度21℃、日なたでは暑いぐらいです。ビジターさん9名、パークボランティア9名、合計18名のミニ観察会です。本日のテーマは「タネの作戦」です。植物は動けないのでタネで移動して生きる場所を広げます。植物がどんな作戦で種や実を移動させるのかビジターさんと一緒に観察しました。

ミツバアケビ アケビ科 動物散布(被食散布)
ミツバアケビ VC190927
この季節ミツバアケビが大きく実っています。ミツバアケビは、熟した果肉をサルなどの動物が食べ、糞として出た後にさらにアリが種子を運んで分散します。

ヒノキ ヒノキ科 風散布
ヒノキ VC190927
ヒノキの果実はサッカーボールそっくりの球果です。10月~11月には丸い球果が裂け、風によって中の種を散らしていきます。

サンショウ ミカン科 動物散布
サンショウ VC190927
サンショウが赤い実をつけています。これから秋になると実が熟して二つに裂け、中から黒くつやのある種子があらわれます。果皮の赤と種子の黒が二色よく目立ち、鳥がこれを食べて種が移動します。

ゲンノショウコ フウロソウ科 自動散布
ゲンノショウコ VC190927
ビジターセンター周辺園地のあちらこちらでゲンノショウコの花が見られます。ロケット形の実の基部に種があり、乾燥した日に、乾いた実の皮が一片ずつくるんとめくり上がりタネが飛びます。自動散布といいます。

ナガコガネグモ コガネグモ科
ナガコガネグモ1
子供の広場のススキ草原で、腹部に黄色と黒のこまかい縞模様がある大きなクモを見つけました。ナガコガネグモというクモでした。頭を下にして網に捕獲した何かを食べようとしていました。

キントキヒゴタイ キク科
キントキヒゴタイ VC190927
前回の観察会ではまだ蕾だったキントキヒゴタイが開花していました。

ホトトギス ユリ科
ホトトギス VC190927
ホトトギスも今が盛りです。園地の多くの場所で観察できます。今年は特に多いような気がします。

イヌタデ タデ科
イヌタデ VC190927
イヌタデが朝露に濡れて、穂状に密についた淡紅色の花が光っていました。ヤナギタデに対し、葉に辛味がなくて役に立たないという意味で「イヌタデ」と名付けられたとか。

ツルニンジン キキョウ科
ツルニンジン VC190927
自然学習路でツルニンジンが一輪だけひっそりと咲いていました。

今日は、ビジターさんとパークボランティアが一緒にタネや実のある植物を見つけながら、観察した植物を双方向で勉強し合い、とても和気あいあいとした観察会となりました。熱心なビジターさんに感謝です!

本日のトップ10
1.  キントキヒゴタイ  花
2.  ゲンノショウコ  花・果実
3.  サンショウ  果実
4.  シュウブンソウ  花
5.  シロヨメナ  花
6.  ツルニンジン  花
7.  ツルリンドウ  花
8.  ホトトギス  花
9.  ホオジロ  野鳥
10. ナガコガネグモ  クモ

箱根PV  高橋


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