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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

湯坂路自然情報コース 2019年9月2日


 湯坂路に向かう車窓にナラ枯れの茶色が山肌に多く目立っていました。集合地でひと時ナラ枯れの話をしてスタートです。暑い日でも涼しく感じる箱根でした。 歩きはじめる足元に満開のトンボソウやツルリンドウの花が咲き始めていました。尾根道ではススキの穂が輝きアキアカネが群れて飛び交っていました。前回、蕾を確認していた植物が草刈りされて尾根道も千条の滝に下る道も花が見れませんでしたが歩きやすい道でした。マムシに出会いましたが何事もなく良かったです。

トンボソウ  (ラン科 ツレサギソウ属)
茎の高さは25cmほどで下の方には葉が2枚あります。箱根では今が花時期であちこちで出会えます。名前は小さな花をトンボに見立ててつけられました。
トンボソウ湯坂路190902

ツルリンドウ  (リンドウ科 リンドウ属)
葉は対生し花は筒形で薄紫色です。花冠の先は5に裂けて間に副片があります。長球形の果実は柄があり赤紫色に熟し目立ちます。
ツルリンドウ湯坂路190902

アマチャヅル (ウリ科 アマチャヅル属)
雌雄異株。地を這うか蔓で草むらなどに絡まり伸びる4メートルほどとなる。葉は互生で鳥足状複葉で5~7枚で葉の表面にはガラス状の毛が生えています。花は雌雄異株で雌株には花の下に子房があります。細い茎の先に黒紫色の球形の果実がつき白い輪のような模様があります。
アマチャヅル湯坂路190902

シロヨメナ  (キク科 シオン属)
葉は茎を抱かずはっきりした主脈が3本見られます。花は散房状につき舌状花は白色です。まだ咲きはじめでこれから沢山咲いて秋を演出します。
シロヨメナ湯坂路190902

ゲンノショウコ  (フウロウソウ科 フウロウソウ属)
茎が地を這って広がります。葉には柄があり互生です。葉身は掌状に3~5深裂しています。花は1、5cmと小さい。湯坂路では白い色の花と赤色の花が見られます。別名のミコシグサは果実が裂開した形がお神輿の屋根に似ているところから付けられました。
ゲンノショウコ湯坂路190902

シラヤマギク  (キク科 シオン属)
多年草。下の方の葉は長い柄があり翼があります。上に行くほど葉が小さくなり葉柄も短い。葉には毛がありざらつきます。他のキク科に比べ舌状花は少ない。
シラヤマギク湯坂路190902

ノブキ    (キク科  ノブキ属)
茎の下の方に葉が集まり翼が目立ちます。三角状で心形の葉の先は尖っています。葉裏は白い毛が密生しています。茎の上部に小さな頭花をつけ外側の筒状花は結実し、外側の花は結実しません。果実には腺毛があり粘りズボンなどにくっきます。葉がフキに似て野に見られるところからつけられた名前のようです。
ノブキ湯坂路190902

ハシカクサ   (アカネ科  ハシカグサ属)
茎に似たランナーを出して広がります。節から根を出し茎が立ち上がります。 花は白く3~5mmと小さいので目立ちません。メンバーの一人が気づき皆で観察しました。名前の由来は定かではありませんが葉が乾くと赤紫色に変わり、ハシカも発疹が乾くと赤紫色になるところから付けられた説があるそうです。
ハシカグサ湯坂路190902

イチモンジセセリ  (セセリチョウ科)
マルバダケブキの花に止まっていました。ススキの葉が入ってしまいました。秋に沢山見られる蝶です。食草はイネ科やカヤツルグサ科です。
イチモンジセセリ湯坂路190902

オオバギボウシ果実   (キジカクシ科 ギボウシ属)
以前、ユリ科だったのが新しい分類でキジカクシ科になりました。8月に花を観察しましたが今回は果実が見事でした。多年草で大きな葉が根生していますが冬には枯れてしまいます。
オオバギボウシ湯坂路190902

オオバコアカソ  (イラクサ科  カラムシ属)
コアカソとクサコアカソとの雑種と言わています。茎や葉柄が赤色を帯び葉は対生です。雌雄同株のようです。次回はもっとしっかり観察したいと思っています。
オオバコアカソ湯坂路190902

オオカモメヅル  (キョウチクトウ科 オオカモメヅル属)
林中に生えているつる性の多年草。葉は無毛で三角状広披針形で先は長くとがっています。茎より短い花柄の先に星型の花をつけ、袋果(実)を2個水平につけ、秋には袋果が割れて毛束をつけた種子が飛びだします。
オオカモメヅル湯坂路190902

ツチアケビ  (ラン科  ツチアケビ属)  別名;ヤマノカミノシャクジョウ
葉緑素をもたない腐生植物で葉は鱗片状で目立たちません。3か所に見られましたが1か所は赤い茎だけでした。昨年と同じ須雲川縁に見事に狭楕円形に赤く熟していました。ラン科植物では唯一、ツチアケビの種が肉眼で観察できます。
ツチアケビ湯坂路190902

マムシ   (クサリヘビ科  マムシ属)
千条の滝近くのスズタケの根元に子供たちが見つけたマムシが動いていました。神奈川県ではRDBで要注意種指定とのことです。かって広く分布していたが生育地、生息個体数が減少傾向あるそうです。これからも足元に気をつけて歩くようにしたいです。
マムシ湯坂路190902

《本日のトップ10》
①オオカモメヅル
②トンボソウ
③ハコネキンミズヒキ
④ツルニガクサ
⑤ツチアケビ
⑥ヒメガンクビソウ
⑦モミジガサ
⑧アキアカネ
⑨ヒナバッタ
⑩ノブキ

箱根PV   山本
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