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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

湯坂路自然情報コース 2019年8月5日

箱根といえども朝から照りつける日差しが眩しい。日陰を探したいところですが尾根道には木陰がありません。尾根道から千条の滝へ下る道は風の通りがなく蒸し暑い日になりましたが、水分補給を心がけながら歩きました。思いのほか出会う花が多く、昆虫類も多く観察できました。

アリノトウグサ  (アリノトウグサ科 アリノトウグサ属)
茎は4稜形で赤褐色を帯びています。茎の下部で枝分かれをして地面を這っています。小さな花を蟻に見たて、茎に沢山つく様子を蟻の塔に見立てたようです。
アリノトウグサ湯坂路190805

コバギボウシ  (キジカクシ属 ギボウシ属)
 湯坂路ではコバギボウシとオオバギボウシが観察できます。オオバギボウシよりやや湿り気のある所に生えています。葉は狭楕円形で基部は茎に流れるように見られます。花は濃紫色を帯びています。
コバギボウシ湯坂路190805

オオバギボウシ  (キジカクシ科 ギボウシ属)
 草地に見られました。コバギボウシに比べると大型です。葉は卵円形で基部は心形。花冠の内側に紫色の筋がないので花が白く見えます。トウギボウシとも言います。
オオバギボウシ湯坂路190805

オカトラノオ  (サクラソウ科 オカトラノオ属)
 葉は互生。茎の上部に白い総状花序につけ、花序の上部が垂れ下がる。花は片方につきます。湯坂路にはオカトラノオとヌマトラノオの雑種の雑種のイヌヌマトラノオも見られます。
オカトラノオ湯坂路190805

ヌマトラノオ (サクラソウ科 オカトラノオ属)
 湿地に見られるサワトラノオが湯坂路の一部に観察できます。 花序は直立して咲きます。花穂はオカトラノオに比べて細いです。
ヌマトラノオ湯坂路190805

ハナハマセンブリ (リンドウ科 シマセンブリ属)
 地中海沿岸原産の帰化植物です。湯坂路では初めて見る植物です。1年生または2年生草本です。茎は4稜で中空のようですが、しっかり観察できませんでした。
ハナハマセンブリ湯坂路190805

ヒメノガリヤス  (イネ科ノガリヤス属)
 尾根道に群生しています。丁度、円錐花序に小穂をつけます。葉をよく見るとウラハグサと同じで葉裏が表側に、葉表が裏側になっています。
ヒメノガリヤス湯坂路190805

ヒメヤブラン  (キジカクシ科 ヤブラン属)
 旧分類ではユリ科でしたが新しくキジカクシ科になりました。ヤブラン属では小型の多年草。葉より短い花茎出して穂状に花序をつけ小さな花をまばらに上向きにつけます。今回この花を沢山見れました。
ヒメヤブラン湯坂路190805

ウバユリ   (ユリ科 ウバユリ属)
 茎が長く伸び花が咲くころには葉が枯れて、ないところから歯(葉)にない姥になぞらえてつけられた名前です。茎の上部に3~6個の花を横向きにつけます。今回は沢山の花が観察できました。
ウバユリ湯坂路190805

コミスジ  (タテハチョウ科)
 色々な昆虫がシシウドの花に集まっていました。コミスジも観察できました。飛び方に特徴があり見分けやすい蝶です。幼虫はマメ科が食草のようです。
コミスジ湯坂路190805

シオデ  (シオデ科 シオデ属)
 昨年観察した場所の草むらに咲き始めたばかりの花を見つけました。茎は枝分かれして巻きひげがあり他に絡まって伸びています。葉腋から散形花序に雌雄異株の花を付けます。
シオデ湯坂路190805

オオカモメヅル  (キョウチクトウ科 オオカモメヅル属)
 蔓性の多年草。小さな目立たないこの花を仲間が見つけてくれました。樹林下に見られる花です。葉は無毛のようです。
オオカモメヅル湯坂路190805

ナガエオオカモメヅル  (キョウチクトウ科オオカモメヅル属)
 今回、木の葉にも出会えました。葉柄よりも長い花茎からオオカモメヅルと区別できます。やや薄暗く目立たない場所に見かけました。
ナガエカモメヅル湯坂路190805

タテヤマギク  ( キク科 シオン属)
 芦ノ湖西岸にある立山にちなんでつけられたと言われています。多年草。茎は細く白い舌状花はまばらについています。
タテヤマギク湯坂路190805

ヤマジオウ  (シソ科 オドリコソウ属)
 なかなかよい花時期に出会えない花の一つですが何とか出会えました。よく猪に荒らされる場所ですが無事に咲いていました。
ヤマジオウ湯坂路190805

《本日のトップ10》
①オオカモメヅル
②ジャコウアゲハ幼虫
③タテヤマギク
④ウバユリ
⑤シシウド
⑥ヒメヤブラン
⑦ツチアケビ
⑧シロバナイナモリソウ
⑨イヌヌマトラノオ
⑩ヤマジオウ

箱根PV 山本
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