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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2019年4月12日

4月なのに季節はどうなっているのでしょう。ビジターセンター周辺は一面冬景色です。こんな雪の中でもビジターさん12名に参加いただき、パークボランティア9名、合計21名のミニ観察会を開催しました。本日のテーマは「植物が子孫を残す工夫」です。

朝9時半頃のビジターセンターから外を見た景色です。
冬景色 VC190412

動物は動き回れますが、植物は動きまわれません。植物はいろいろな知恵を絞って子孫を残していきます。そのひとつが、自家受粉を防ぐために、雄花と雌花が別々の木に咲く雌雄異株です。

アオキ ミズキ科 アオキ属
アオキは雌雄異株です。写真は雄株です。雄花が葉芽より先に咲いて、後から次々と側枝が伸び、葉が展開します。雪に隠れていますが、紫褐色の小さな花にある4枚の花弁と4本の雄しべが見えるでしょうか。
アオキ VC190412

アブラチャン クスノキ科 クロモジ属
アブラチャンも雌雄異株です。写真は雌株です。葉の展開前に淡黄色の花が3~5個集まって咲きます。緑色の球形の子房も見えます。春の箱根を彩る花です。
アブラチャン VC190412

マメザクラ バラ科 サクラ属
冬景色の中で園地の至る所でマメザクラが満開です。毎年この清楚な桜を見ると箱根にも春が来たなと感じます。
マメザクラ VC190412

ミツバツツジ ツツジ科 ツツジ属
園地のあちらこちらでミツバツツジが咲き始めました。輝くようにピンク色に咲いています。これも箱根の春を彩る風景です。
ミツバツツジ VC190412

ヤドリギ ヤドリギ科 ヤドリギ属
雌雄異株の半寄生植物です。白百合台園地のケヤキに寄生したヤドリギ雌株には、昨年の果実と今年の雌花がついていました。
ヤドリギ雌花 VC190412

こちらはヤドリギの雄花です。葉(二葉)が出て成長するようになるまで3年かかります。その後、一年で一節ずつ成長します。冬のヤドリギは葉に蓄えた水分を大事に使って生命活動を行っています。
ヤドリギ雄花 VC190412

ヒナスミレ スミレ科 スミレ属
子供の広場では「スミレのプリンセス」と言われるヒナスミレの最後の数株だけが残っていました。落ち葉に埋もれるように咲き、透明感のある淡紅紫色の花は楚々としています。
ヒナスミレ VC190412

春はそこまで来て一転冬に逆戻りですが、季節は確実に巡っています。自然の生命力がヒシヒシと春の息吹を感じさせてくれました。

本日のトップ10
1.  アオキ  雌花・雄花
2.  アブラチャン  雌花・雄花
3.  ヤドリギ  雌花・雄花
4.  カキドオシ
5.  マメザクラ
6.  ミツバツツジ
7.  ヒイラギナンテン
8.  タチツボスミレ
9.  イカル  野鳥
10. シメ  野鳥

箱根PV 高橋
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