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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2019年2月8日

暖冬とはいえ、まだまだ寒い2月の箱根です。ビジターさん7名、パークボランティア12名、合計19名のミニ観察会です。本日のテーマは「箱根のクマ(ツキノワグマ)」です。観察会の前に30分ほど、箱根でも生息が確認された、ツキノワグマについて学びました。

2017年6月に1頭のツキノワグマの姿が自動撮影カメラに映り、生息が確認されました。
ツキノワグマは、神奈川県レッドデータブック(2006)では「絶滅危惧種」とされています。なぜツキノワグマは箱根に戻ってきたのか、今後ツキノワグマをはじめ野生動物と共存していくために私達にできることは何か、一緒に考えていきたいと思います。

箱根のクマについて勉強した後は、春の兆しを見つけながら、動物たちのサインも探しながら観察会に出かけました。
最初に「箱根のクマ」といえばビジターセンターから見える冠ケ岳です。振り返っているクマに見えますか。
箱根のクマ VC190208

この季節、ビジターセンター玄関前のガマズミの実がまだ残っています。この実を食べに、ツグミ、シロハラ、ジョウビタキなどがやってきます。
ガマズミ VC190208

子どもの広場近くのカマツカの木にウスタビガの繭がぶら下がっていました。ウスタビガは、晩秋に羽化しますので、この繭には蛹の抜け殻が入っています。
ウスタビガの繭 VC190208

野鳥の森観察小屋からキツツキの仲間が掘った穴が見えました。まだ掘ったばかりです。アカゲラの仕事でしょうか。
キツツキの穴 VC190208

野鳥小屋の池にはヤマアカガエルの卵塊が2個ありました。昨日までなかったので、今朝産卵をしたようです。ヤマアカガエルは寒いうちに冬眠から起きて卵を産みます。ライバルがいない春一番に卵を産んでまた冬眠に戻ります。
ヤマアカガエル卵塊 (1)

ここにはシカの角研ぎ跡がありました。オスの角は毎年生え替ります。角を研いでメスにアピールします。
シカの角研ぎ跡 VC190208

この付近は下草がすっかりなくなり、またアオキも食べられてほとんど先がなくなっていました。シカの糞もたくさん見つかりました。
シカの食痕(アオキ)
シカの食痕 VC190208

シカの糞
シカの糞 VC190208

タマアジサイのドライフラワーです。茎が節から折れてすべて下を向いています。果実を振ると細かい種子がたくさん出て来ます。
タマアジサイ VC190208

アオキの実が美しくついています。よく見ると、ここでもシカに食べられた痕があります。
アオキ VC190208

動物達のサインを中心に、野生動物達と箱根の豊かな自然の共存を考える機会となる観察会でした。

本日のトップ10
1.  ヤマアカガエルの卵塊
2.  シカの食痕
3.  動物の糞 (シカ、キツネ、テン)
4.  コゲラ  鳴き声、姿
5.  タマアジサイ  ドライフラワー
6.  アオキ  実
7.  アセビ  蕾
8.  シジュウカラ さえずり
9.  オニシバリ  蕾
10. ウスタビガの繭

箱根PV  高橋

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