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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

湯坂路自然情報コース 2018年12月3日

 この時期、箱根の紅葉が綺麗でしたが小雨が降ったりやんだりの日になりました。湯坂路の防火帯が綺麗に草刈りされてススキが大地を覆いわずかな足元の根生葉を隠してしまっています。まだ、何か残り花が観察できるかと期待していましたのでがっかりでした。そこで、珍しいシダの前葉体をしっかり観察することにしました。

ツルリンドウ  ツルリンドウ科  ツルリンドウ属
「 蔓竜胆」はつる性のリンドウを意味しています。湯坂路ではよく見かけますが果実の時期のほうが花より目立ちます。まだ花殻が残っていて果実には長い柄が見られます。
ツルリンドウ湯坂路181203

シダの前葉体からの小さな芽
シダの名前はまだわからないほど小さい芽が出ています。 野外でこの様な姿に出会うとはラッキーなことです。この場所では沢山見られました。
シダ前葉体湯坂路181203

キランソウ  シソ科  キランソウ属     別名:ジゴクノカマノフタ
小さな花がこの時期に咲いていました。多年草で茎は四角ばっています。道端に這って生えています。花は舌形で葉腋に輪状に咲きますが今回は一輪のみです。
キランソウ湯坂路181203

ウメノキゴケ  ウメノキゴケ科  ウメノキゴケ属
亜硫酸ガスに弱いため大気汚染の指標と言われています。大気の綺麗なところに見られます。
ウメノキゴケ湯坂路181203

マツゲゴケ  ウメノキゴケ科  ウメノキゴケ属
よく見るとまつげのような毛が見えます。
マツゲゴケ湯坂路181203

コアジサイ(黄葉)  アジサイ科  アジサイ属
以前はユキノシタ科だったのがアジサイ科に変更になりました。葉の黄葉が美しい時に出会うことが出来ました。
コアジサイ湯坂路181203

バライチゴ(果実)  バラ科 キイチゴ属   別名:ミヤマイチゴ
葉がバラに似ていることから付けられた名前。林中に赤い果実を見つけた仲間が教えてくれました。 花は夏に4cmほどの大きさで白く上向きに咲いていました。
バライチゴ湯坂路181203

クロモジ(黄葉)  クスノキ科  クロモジ属
灰褐色でなめらかな樹皮には丸く小さな皮目が見られます。少し大きな木には花芽と冬芽見られますが小さな木で冬芽が見られました。樹林下ではクロモジの小さな木が沢山見られました。
クロモジ湯坂路181203

イヌシダ  コバノイシカグマ科  コバノイシカグマ属
崖の岩の間に生えていました。全体に淡褐色の長い毛が見られます。夏緑性のシダでこの時期胞子葉はすでに枯れていましたが栄養葉は残っていました。
イヌシダ湯坂路181203

キッコウハグマ  キク科  モミジハグマ属
11月の湯坂路ではキッコウハグマの花時期にピッタリで感激の日になりました。12月はすっかり果実となり風に旅立つばかりの様子でした。
キッコウハグマ湯坂路181203

タラノキ  ウコギ科  タラノキ属
棘の多い樹皮は灰褐色をして葉がなくても良くわかります。棘の多いこの樹を鹿が食べたような跡が見られました。雌雄同株です。
タラノキ湯坂路181203

ヒメノキシノブ  ウラボシ科  ノキシノブ属
山地に見られる常緑性のシダ。いろいろな樹木や崖などに着生しています。葉身の先は丸く葉柄がほとんどない小型のシダです。ノキシノブも観察できる湯坂路では圧倒的にヒメノキシノブのほうが多く見られます。
ヒメノキシノブ湯坂路181203

ヘクソカズラ  アカネ科  ヤイトバナ属   別名;ヤイトバナ 、サオトメバナ
林縁などに生えるつる性の多年草。蔓は右巻きで葉が対生していますがこの時期には葉は残っていませんでした。黄褐色に熟した果実が見られました。果実をつぶしてしもやけの薬にしました。
ヘクソカズラ湯坂路181203

鹿の足跡
少しぬかるんだところに鹿の足跡がしっかり残っていました。以前、歩いているすぐ近くに大きな雄鹿がいて驚いたことがありました。
シカの足跡湯坂路181203

湯坂路の草刈りのされた防火帯
防火帯湯坂路181203

本日のトップ10
1、ツルリンドウ(果実)
2、ヘビノネゴザ(黄葉)
3、鹿に食べられたようなタラノキの木肌
4、シダの前葉体
5、キランソウ(花)
6、ウメノキゴケ(地衣類)
7、マツゲゴケ(地衣類)
8、コアジサイ(黄葉)
9、バライチゴ(果実)
10、クロモジ(黄葉)

箱根PV 山本
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