FC2ブログ

箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

湯坂路自然情報コース  2018年11月5日(月) 

 歩き始めるとまもなく雨が降り始めました。傘をさす人、雨具を着る人、それぞれに準備万端、改めての歩き始めです。昨年、センブリを沢山見られたところを確認するため寄り道。今年はセンブリが少なく雨のため花も開いていませんでした。しばらくすると青空が広がりいつものように鷹巣山のベンチにて昼食。千条の滝に下る途中ではキッコウハグマの開放花が初々しく沢山見られ大満足の湯坂路になりました。

キッコウハグマ  キク科 モミジハグマ属
多年草。葉には長い柄があり花茎の下に輪状についています。筒状の総苞の中に3個の小花が集まって一つの花に見えます。白い花は開放花です。例年、閉鎖花ばかりで今年のように花が沢山見られたのは初めてです。
キッコウハグマ湯坂路181105

リンドウ    リンドウ科  リンドウ属
葉は対生で3本の葉脈がめだち花は茎の上部に集まってつきます。花冠は青紫色で5つに裂けて裂片の間に小さな副片があります。花冠の内側には茶褐色の斑点があります。閉じていた花が青空にようやく開きました。
リンドウ湯坂路181105

リュウノウギク  キク科 キク属
葉は互生し卵形から広卵形で、浅く3裂しています。葉裏は灰白色。葉裏の毛をしっかり観察し丁字毛が密生しているのを確認しました。花は茎の先につき、舌状花は白色で中心の頭状花は黄色。寒さに白色の花がピンク色を変化しているのを見かけました。リュウノウギクが咲くと秋の終盤を感じます。
リュノウギク湯坂路181105

ツルリンドウ  リンドウ科 ツルリンドウ属
つる性の多年草。葉は対生しています。夏に淡紫色で筒形の花を観察していますがこの写真の場所では花には気づきませんで
した。赤紫色の果実は美しく目立っていました。来夏にはこの場所の花を確認したいものです。
ツルリンドウ湯坂路181105

ハナタデ  タデ科 イヌタデ属 別名:ヤブタデ
林縁の半日陰に見られました。茎は根元を這って立ち上がっています。近くにイヌタデ(別名:アカマンマ)やナガボハナタデなども観察出来ました。湯坂路ではこの仲間のネバリタデも見られましたが今年は草刈りされて確認できませんでした。
ハナタデ湯坂路181105

アキノキリンソウ  キク科 アキノキリンソウ属 別名:アワダチソウ
多年草、日当たりのよい尾根道にまだ花が咲き残っていました。根生葉は花時期には枯れています。オミナエシの花も少し咲残っていましたがアキノキリンソウは黄色く目立ちました。
アキノキリンソウ湯坂路181105

コバノガマズミ  レンプクソウ科 ガマズミ属
落葉低木。葉は対生し、倒卵状長楕円形。葉の両面に星状毛があり、葉柄は5mmほどで托葉があります。この時期、果実が赤く色付いていました。湯坂路入口近くのガマズミも沢山の果実をつけていました。
コバノガマズミ湯坂路181105

ヤマラッキョウ  ネギ科 ネギ属
地下にある鱗茎は観察したことがありません。茎は線形、花は茎頂に散形状で紅紫色に咲きます。雄蕊は花被片より長く突き出ています。今日は水滴が美しく見られました。
ヤマラッキョウ湯坂路181105

シロヨメナ キク科 キク属
葉は3本の主脈がはっきり見られ、葉は茎を抱かずに縁にあらい鋸歯があります。頭花は散房状につき舌状花は白色で総苞片は鈍頭です。群れて咲いており周辺が明るく美しく彩っていました。
シロヨメナ湯坂路181105

ミズナラ   ブナ科 コナラ属
幹の木肌は灰褐色。大木の枝が折れて落ちていました。ほとんど葉柄はなく葉の縁には荒い鋸歯があります。コナラは低地に見られミズナラは標高が高い山間部に見られます。今回は黄葉の枝が目の前で見られることが出来ました。
ミズナラ湯坂路181105

モリイバラ   バラ科 バラ属
落葉の小低木。葉の裏がバラ属の中では最も白く、花や果実は一つです。花茎には線毛が見られます。毎年、観察している木ですがあまり花を見る機会に恵まれず今回、赤い果実を10個近く見られたので花は咲いたのでしょう。
モリイバラ湯坂路181105

本日のトップ10
1、 キッコウハグマ
2、 リンドウ
3、 リュウノウギク
4、 ヤマラッキョウ
5、 ツルシキミ
6、 ヤブコウジュ
7、 ナガエオオカモメヅル
8、 アリノトウグサ
9、 モリイバラ果実
10、 ガマズミ果実

報告者:箱根PV  山本
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad