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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

湯坂路自然情報コース 2018年8月27日

今年は8月6日と27日に2回の生情報を計画しました。この間の移り変わりは大きいものでした。あれほど見事に目立っていた大型のシシウドや沢山集まっていた昆虫はすっかり姿を消していました。すでに秋の訪れを告げてオミナエシやツルリンドウドウが咲いていました。

アマチャヅル (ウリ科 アマチャヅル属)
 日陰で見られる多年草のつる植物。昨年、特徴のある果実を観察していた場所に小さな花が咲いていました。雌雄異株のアマチャヅルの葉には甘みがあり薬草として利用され一時少なくなったことがありました。
アマチャヅル湯坂路180827

イヌトウバナ   (シソ科 トウバナ属)
 シソ科の植物は茎が四角です。湯坂路では何種類ものシソ科の植物が観察できます。次回はイヌコウジュやヒメジソなどが観察できそうです。
イヌトウバナ湯坂路180827

アリノトウグサ  (アリノトウグサ科  アリノトウグサ属)
 尾根道の日当たりの良いところに生えている多年草。小さな花を果実と見分けると面白いです。名前は花を小さな蟻に見立ててつけられたようです。
アリノトウグサ湯坂路180827

オミナエシ  (オミナエシ科  オミナエシ属)
 オトコエシより優しい感じから付けられた名前のオミナエシ。秋の七草の一つ。ススキの中に黄色が目立ちます。花色は黄色がオミナシでオトコエシは白色です。湯坂路では両方が見られます。果実には翼が見られ、オトコエシには翼がありません。
オミナエシ湯坂路180827

ヤマノイモ  (ヤマノイモ科  ヤマノイモ属)
 つる植物の多年草。葉はハート形で先がとがる。雌花は下向きに子房下位で雄花は上向きの白い花でどちらも花被片は開かず球状に見えます。葉腋につくムカゴは腋芽が伸びずに栄養を蓄えたもののようです。
オニドコロ湯坂路180827

ツルリンドウ   (ツルンドウ科  ツルリンドウ属)
 日差しを避けて樹林下で昼食をした脇に咲いていました。花より赤紫色の果実が目立ちます。花は淡紫色の筒形で花冠の先が5つに裂けていて間に副片があります。これから花や果実が観察できます。
ツルリンドウ湯坂路180827

コチヂミザサ  (イネ科  チヂミザサ属)
 里ではケチヂミザサをよく見ますが箱根では毛が目立たないコチヂミザサが多く見られ茎は地を這って広がり葉は波打っています。紫色の長い第一包頴が粘ります。
コチヂミザサ湯坂路180827

ノブキ  (キク科  ノブキ属)
 やや暗い樹林下に生えています。フキに似た葉の茎には翼があります。花はをよく見ると外側の筒状花は雌花で中心部の筒状花が雄花でです。果実には腺毛があり秋に近くを通るとズボンの裾などに付くことがあります。
ノブキ湯坂路180827

ヤマハギ  (マメ科  ハギ属)
 多くの枝を根元から出す小低木。花序は葉より長く出して咲きます。鷹ノ巣山の周辺ではマルバハギとヤマハギが見られますがマルバハギは少ないです。秋の七草のひとつです。
ヤマハギ湯坂路180827

ハンゴンソウ   (キク科  キオン属)
 葉は深く切れ込み互生しています。花は黄色の舌状花と頭状花があり、多 くの花が集まっています。湯坂路では急な坂を下るときに見られます。 反魂草は幽霊の手に見立ててた大きな葉で死者をあの世から呼び戻すと言われている。
ハンゴンソウ湯坂路180827

ゲンノショウコ  (フウロウソウ科 フウロウソウ属)
 湯坂路では白色の花が多く見られますが今回は赤色の花がいつもの場所に咲いていました。茎は地を這っています。葉は互生し掌状に切れ込んでいます。西日本には赤い花が多く、東日本では白色の花が多いと言われています。
ゲンノショウコ湯坂路180827

タマゴタケ   (テングタケ科)
 幼菌の時は白い幕に覆われていて卵型で育ってくると膜の上部が破れて赤い傘が現われる、シイ、ナラ、ブナ、モミなどの樹林下に見られます。 やはり秋を感じるキノコです。
タマゴタケ湯坂路180827

イチモンジセセリ  (セセリチョウ科)
 秋になるとこの蝶に良く出会います。目が大きくてとても愛らしいです。もう一種類のセセリ蝶の仲間にも出会えましたが同定できませんでした。
イチモンジセセリ湯坂路180827

今月のトップ10
1、シラヤマギク
2、ツルリンドウ
3、タテヤマギク
4、ホソエアザミ
5、オミナエシ
6、ヤマホトトギス
7、ミズタマソウ
8、イトハナビテンツキ
9、スジクワガタ
10、タマゴタケ
                  
報告者 : 山本
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