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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2018年8月24日

 台風20号の影響で時々雨が落ちていました。そのためかビジターは2名、PVは4名でした。雨が落ちていたので室内で本日のテーマの「花の形と工夫」で花の形と昆虫の関係を学習しました。霧雨の様な状況になってきたので外で観察をすることにしました。上に向いて咲く花のマツムシソウ、横を向いて咲く花のツリフネソウ、下を向いて咲く花のツリガネニンジンを観察しました。皆で花の形(大きさ、長さ、雄しべ及び雌しべの位置、蜜の位置)と虫の関係で、如何にして虫によって受粉させるか、花の戦略を考えてみました。ミズタマソウに雨が降ったためか果実は水玉になっていました。これがまさに水玉草でした。秋の花が咲き始めていました。センニンソウは花盛りでユウガギク、シロヨメナ、ノコンギクの野菊が咲き始めていました。コボタンヅルは沢山咲いていました。ボタンヅルも観察できました。今日はあいにくの天気で鳥はあまり飛ばず、また鳴いてなく、虫もあまり出て来ませんでした。
 人数はいつもより少なく寂しかったですが、和気藹々と楽しい観察会でした。

マツムシソウ
花は上を向いて咲いています。そのため、止まりやすいので色々な虫に人気があります。イチモンジセセリが雄期の花で吸蜜していました。雌期の花に移れば受粉します。
雄期の花
マツムシソウVC180824
雌期の花
マツムシソウ雌期VC180824

ツリフネソウ
花は横を向いています。蜜は花の奥にあるので、こじ開けて潜り込むハナバチが吸蜜することが出来ます。その時にハナバチは雄しべに触れて背中に花粉が乗ります。別の花に移って雌しべに触れれば受粉します。
ツリフネソウVC180824

ツリガネニンジン
花は下を向いています。器用な脚を持つハナバチしか訪れません。この花にとってハナバチは最も効率よく花粉を運んでくれる相手です。
ツリガネニンジンVC180824

ミズタマソウ
雨が降ったためか水が果実に付いていました。まさに、これが水玉草です。
ミズタマソウVC180824

センニンソウ
ビジターセンターの周りに沢山咲いていました。ツル植物ですから他の植物にマントの様に覆い被さるように咲いています。マント植物とは良く言ったものです。
センニンソウVC180824

ユウガギク
夏の初めから咲き始める。「優雅菊」ではなく「柚香菊」。名の由来は葉をちぎれば、かすかに柚の香りがするだが、実際は殆どしない。
ユウガギクVC180824

ノコンギク
箱根で最もよく見られる野菊。「紺」と言う字のごとく、淡い紫色の花を咲かせるものが多いが、白い花もある。
ノコンギクVC180824

ボタンヅル
ビジターセンターの周りで見ました。コボタンヅルはよく見かけますがボタンヅルは余り見かけません。違いは葉にあります。ボタンヅルは1回3出複葉でコボタンヅルは2回3出複葉です。
ボタンヅルVC180824

オオミズアオ
翅の綺麗な大きな蛾です。じっとしていて近づいても逃げませんでした。夜に活動するので、お昼寝中だったのでしょう。
オオミズアオVC180824


本日のトップ10
1.マツムシソウ(満開)
2.ツリフネソウ(満開)
3.センニンソウ(満開)
4.ツリガネニンジン(花)
5.ミズタマソウ(花、果実)
6.ユウガギク(花)
7.シロヨメナ(咲き始め)
8.ワレモコウ(花)
9.イチモンジセセリ(蝶、吸蜜)
10.オオミズアオ(蛾、休息)

箱根PV  原田

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