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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

金時山自然情報 2018年8月9日

7月が雨で2ヶ月ぶりの実施です。真夏の登山を避けているためか、天気も悪いせいか登山者は少なかったです。我々も2名の参加です。頂上の小屋は2軒ともお休みでした。登山者の出会いは少なく寂しかったですが、残っている夏の花に秋の花が加わり植物は賑やかでした。高山性のヒメオオクワガタが登山道を歩いていました。珍しいクワガタでラッキーでした。

タテヤマギク
頂上手前の登山道脇に沢山咲いていました。富士火山帯の山地にのみ生える多年草。タテヤマは北アルプスの立山でなく芦ノ湖の西方にある立山。
タテヤマギク金時140807

ユウガギク
分岐点前に咲いていました。夏の初めから咲き始める。「優雅菊」ではなく、「柚香菊」。柚の香りがすると言われているが、実際は殆どしない。
ユウガギク金時180809

シモツケソウ
分岐点前に沢山咲いていました。名は花がシモツケに似ていて草本であることによる。
シモツケソウ金時140809

タマアジサイ
公時神社からの登山道脇に沢山咲いていました。花期が長いのでこれから目を楽しませてくれるでしょう。名の由来は玉のような蕾をあげ、それが開くと両性花や装飾花が咲くため。
タマアジサイ金時180809

クサギ
性転換する花。雄性期は花粉がチョウやガに付きやすい様に雄しべが前に突き出ている。雌性期は雄しべはカールして後退し、今度は雌しべが突き出て受粉しやすいようになる。クサギは「臭木」、葉を揉むと悪臭がするから名付けられたが花は高い香りでチョウやガを誘う。
クサギVC180810

アキノタムラソウ
タムラソウと名の付く植物はアキノタムラソウ、ナツノタムラソウ、タムラソウとある。タマラソウはキク科、アキノタムラソウとナツノタムラソウはシソ科でよく似ている。違いはアキノタムラソウの雄しべは花冠の先端からすこし出ているが、ナツノタムラソウの雄しべは花冠より大きく突き出ている。
アキノタムラソウVC180810

マツカゼソウ
麓に咲いていました。「松風草」で「秋風に吹かれる草の姿に、ある趣を感じること」が名の由来だが、能の舞台に書かれ松に似た草姿の説もある。少しの風でも揺れてミカン科の葉の匂いがする。
マツカゼソウVC180810

ウスユキソウ
登山道脇で見かけました。花がとても綺麗で、ヨーロッパアルプスのエーデルワイスに似ているので、日本のエーデルワイスと呼ばれています。
ウスユキソウ金時180809

シシウド
麓に沢山咲いていました。名の由来は葉がウドに似て、食用にならず「猪なら食べるウド」。アカハナカミキリ、アオハナムグリ等の甲虫及びアゲハ等のチョウがよく訪れる。夏の高原のレストランと呼ばれている。
シシウド金時180809

ヒメオオクワガタ(雌)
標高1000~1500mに棲む。登山道を歩いていました。なかなか出会えないクワガタでラッキーでした。ブナの立ち枯れに幼虫が入るので、ブナがある場所が大好きです。
ヒメオオクワガタ金時180809

本日のトップ10
1.タマアジサイ(花)
2.クサギ(花)
3.マツカゼソウ(花)
4.シシウド(花)
5.シモツケソウ(花)
6.タテヤマギク(花)
7.ユウガギク(花)
8.リョウブ(花)
9.アキノタムラソウ(花)
10.ヒメオオクワガタ(昆虫、歩行)

箱根PV 原田
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