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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

湯坂路自然情報 コース  2018年7月2日(月)

初めてこのコースを歩くPV2名を加えて7名で出発しました。昼食後、鷹巣山からの林道を跨いで谷沿いに千条の滝に下る道が『蜂で危険のため通行禁止』となっていました。そのため浅間山を経由して千条の滝に下りました。7月早々から夏本番の暑い日が続く中の自然情報でしたが、風が吹いていたため暑さが和らいだ観察日和でした。


ヤシャブシ  (カバノキ科 ハンノキ属)
 落葉小高木。雌雄同株。春に花を観察しましたが今月は果実が良く目立っていました。果穂にタンニンが多く含まれているところから染料に使用されていました。
ヤシャブシ湯坂路180702

ミズキ  (ミズキ科 サンシュユ属)
 国道沿いでの観察です。風が強く枝が揺れるたびに果実が青空にキラキラと光る様子をしばらく見上げていました。落葉高木で枝は水平に広がり葉は互生に付いています。今はまだ青い果実ですが紫黒色に熟します。
ミズキ湯坂路180702

ヤマアジサイ  (アジサイ科 アジサイ属)
 落葉低木、葉は対生しています。花のように見えるのは装飾花。やや湿りけのある場所に見られるので別名の「サワアジサイ」の名前があります
ヤマアジサイ湯坂路180702

シモツケソウ  (バラ科 シノツケソウ属)
 湯坂路尾根道にたくさん見られるシモツケソウですが今日はまだ咲き始めたばかりでした。多年草で毎年湯坂路での花時期が楽しみです。同じ花色の木本のシモツケがありますが花は少し早く咲きます。
シモツケ湯坂路180702

オカトラノオ (サクラソウ科 オカトラノオ属)
 多年草で茎の上部に総状花序をつけます。長い花穂の先が垂れ下がっています。花は片側にかたよって咲きます。オカトラノオが沢山見られるところに花穂に立っている良く似たヌマトラノオも見られます。
オカトラノオ湯坂路180702

フジアカショウマ (ユキノシタ科 チダケサシ属)
 多年草でアカショウマの高地型と言われています。湯坂路では草丈が大きく花も大きく思われますが駒ケ岳などでは小型です。葉には艶があり、花色はピンク色の濃いものから白色が見られます。
フジアカショウマ湯坂路180702

テリハノイバラ  (バラ科 バラ属)
 落葉の低木で這って広がっています。名前のテリハは葉に光沢が見られるところからつけられています。
テリハノイバラ湯坂路180702

シロバナイナモリソウ (アカネ科イナモリソウ属)
 林下に群がって見られるポイントが湯坂路のコースにありますが今日はまだつぼみが多い時期でした。満開の時期に出会えるのは難しいです。
シロバナイナモリソウ湯坂路180702

オオカモメヅル(キョウチクトウ科オオカモメヅル属)
 ガガイモ科になじんできたが新しくキョウチクトウ科になったオオカモメヅルの花が見られました。湯坂路には同じ仲間のナガエオオカモメヅルも見られます。
オオカモメヅル湯坂路180702

オオバジャノヒゲ(キジカクシ科 ジャノヒゲ属)
 千条の滝に下る林蔭に見られる多年草です。地下にランナーを伸ばして広がりますが場所によっては一株ずつ見られました。 以前はユリ科でしたがキジカクシ科になりました。草原ではヒメヤブランが見られ下り道ではナガバジャノヒゲも見られました。
オオバジャノヒゲ湯坂路180702

ツチアケビ  (ラン科 ツチアケビ属)
 ナラタケに共生している腐生植物。先月蕾を見つけていた場所に蜂が発生しているため通行止めになっていたため確認できませんでしたが千条の滝近くの岩の間から咲いているツチアケビを見ることが出来ました。秋にはババナに似た紅色の5~10cmの果実が見られます。
ツチアケビ湯坂路180702

イノシシの蒐場を観察中の仲間たち 
 湯坂路では初めて見られたイノシシの蒐場です。蒐場には小さな足跡が見られました。
イノシシの蒐場湯坂路180702

水道施設の金網に寄りかかるようにウワミズザクラの倒木が見られました。先月はヤマボウシやアブラチャンの倒木が見られました。ここのところ倒木をよく見かけます。
ウワミズザクラ湯坂路180702

本日のトップ10

1、 シロバナイナモリソウ
2、 フジアカショウマ
3、 オオバジャノヒゲ
4、 シモツケソウ
5、 オオカモメヅル
6、 アサギマダラ(蝶)
7、 ヤマアジサイ
8、 ツチアケビ
9、 オカトラノオ
10、 ナツグミ(果実)

報告者:箱根 PV  山本
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