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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

湯坂路自然情報コース 2018年6月4日

 気持ちの良い晴れた日、8名の参加者と歩いた2日後に梅雨入りしました。5月は降水確率が高いため中止となり久しぶりの湯坂路で花には端境期ではと懸念しましたが、スゲの仲間やイネ科の植物が多く、もっとじっくり観察したいところでした。尾根道ではニガナの花が最盛期で、千条の滝へ下りではコアジサイが見ごろでよい香りがくぼみに漂っていました。姿を見せていたツチアケビは次回の楽しみです。

マユミ  ニシキギ科 ニシキギ属
 木肌は灰褐色をしていて葉は対生し柄があります。昨年の枝の根元の葉腋から集散花序の白緑色の花が付きます。秋の果実の頃も楽しみです。見事な花にしばし撮影タイムになり木によって花にやや違いがありました。
マユミ湯坂路180604

ニシキウツギ  スイカズラ科  タニウツギ属
 落葉低木。葉の先は尖り基部は広いクサビ形で柄があります。花の初めは薄い黄白色で後で紫紅色になります。名前はこの二色の色から付けられたようです。ハコネウツギは箱根では植栽されたものです。
ニシキウツギ湯坂路180604

コゴメウツギ  バラ科  コゴメウツギ属
 落葉低木で茎が細く枝分かれする。葉は互生し柄がある。米粒ほどの小さな花を散房状または円錐状につける。萼片や花は小さく5枚で雄蕊は10本。小米(砕けた小さな米)に見立たててつけられた名前。
コゴメウツギ湯坂路180604

ナガエコナスビ  サクラソウ科 オカトラノオ属
 葉は対生し卵形、花は黄色の多年草。茎や葉には軟毛はある。花柄が長いのでナガエコナスビという。箱根にはナガエコナスビが多い。
ナガエコナスビ湯坂路180604

ニガナ  キク科 ニガナ属
根生葉は不規則に避けていて茎は細い。茎につく葉は披針形で幅が広く茎を抱いています。茎や葉を切ると白い苦い腋が出る。葉は舌状花のみです。葉などをかむと苦いところから付けられた名前です。
ニガナ湯坂路180604

ハンショウズル  キンポウゲ科 センニンソウ属
 木本性のつる植物です。小葉に鋸歯のある1回3出複葉です。花は葉腋から長い花柄を出して下向きに紫褐色に一個つけます。花弁はなく萼片が花弁状に見えます。果実は白い羽状になります。つる性で花の形が半鐘に似ているところから付けられた名前です。
ハンショウヅル湯坂路180604

ナルコユリ  キジカクシ科 ナルコユリ属
 茎は丸く葉は被針形で中心部に白い帯が入っています。葉腋から2~3個垂れ下がって緑白色の筒状の花をつけます。果実は藍黒色に熟します。
ナルコユリ湯坂路180604

コアジサイ  アジサイ科 アジサイ属
 柄のある葉は対生。葉には鋸歯があり葉先は尖っています。装飾花のない両性花を多くつけます。花が白色のものや淡青紫色のものが見られます。アジサイの仲間ではコアジサイのみ芳香があります。
コアジサイ湯坂路180604

ヤマトウバナ  シソ科 トウバナ属
 湯坂路では千条の滝周辺で見られます。咲き始めたばかりででしたが今年も出会えてうれしい花でした。葉には柄があり粗い鋸歯があります。花は上部に付き上弁は2裂し下弁は3裂しています。
ヤマトウバナ湯坂路180604

ヤマボウシ  ミズキ科 サンシュウ属
 アケボノソウの様子を確認した足元に切られたヤマボウシの木がありました。伐られた落葉高木のこの花はまだ生き生きとしてまだこれから盛りを迎えるようですがその日を迎えることはないのかもしれません。花弁はなく白く見えるのは総苞で中心の丸いのが花の集まりです。これからの箱根はヤマボウシの花の盛りとなります。
ヤマボウシ湯坂路180604

今月のトップ 10
1、コアジサイ
2、ハンショウヅル
3、ウマノアシガタ
4、ニガナ
5、ナルコユリ
6、イワギボウシ (葉)
7、ジャコアゲハ (蝶)
8、マユミ
9、ヤマボウシ
10、コゴメウツギ

報告者 : 山本

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