箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

湯坂路自然情報コース 2017年12月4日

今年度最後の湯坂路生情報の日です。天候に恵まれ無事に歩くことが出来ました。道は紅葉の落ち葉、カラマツの黄金色が散り敷いていて素敵です。道の両側の草原は綺麗に草刈りされていましたが、いろいろな出会いがあり来春の期待につながりました。 

ツルリンドウ  リンドウ科 リンドウ属
 林などの半日陰に生える多年草。無毛で茎は細長いつるです。蔓の長いものは1mほどになりものに絡みついたり地を這っています。葉は対生につき花は淡紫色の鐘形で葉腋につきます。果実は球形の液果で紅紫色に熟し美しく花より目立ちます。
ツルリンドウ湯坂路171204

リョウブ  リョウブ科 リョウブ属
 冬芽は面白く特徴があります。2~3枚の芽鱗は早くにはがれて裸芽で冬を越します。写真を撮ったこの樹ではこの芽鱗の残っているのをさがしました。冬芽には毛があります。
リョウブ湯坂路171204

トウゲシバ  ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属
 林下に見られる常緑性のシダ。湯坂路では千条の滝への下り道にもあちこちに見られます。
トウゲシバ湯坂路171204


モミジガサ(別名:モミジソウ) キク科 モミジハグマ属
 葉が掌状に切れ込んで大きなモミジの葉のように感じます。花は円錐花序に白い頭状花をつけます。襲速紀要素(西日本の太平洋側)の植物で湯坂路でも出会えるのは嬉しいことです。風に飛ばされる前の姿に出会いました。 
モミジガサ湯坂路171204

オオモミジ  クロモジ科 カエデ属
オオモミジの鋸歯は単純です。この木にはまだ葉が沢山残っていました。わずかな風が吹いて数枚の葉が舞い落ちそっと拾いオオモミジを確認出来ました。箱根では15種のカエデの仲間が確認されていますがいつも歩く湯坂路では何種観察できるのかまだ確認したことがありません。
オオモミジ湯坂路171204

ウラジロ  ウラジロ科 ウラジロ属
これまでウラジロを見てもなぜか記録していませんでした。まだ小さな株なのでまだ生えたばかりのようです。大きくなると2mにもなりますが毎年一対の葉をつけて成長します。葉裏が白くお正月のお飾りに利用されています。
ウラジロ湯坂路171204

ウツボグサ(別名:カコソウ)  シソ科 ウツボグサ属
日当たりのよい草地に生える多年草でこの季節このような姿で春を迎えます。基部から匍匐枝を四方に広げて苗を作ります。
葉は対生し柄があり茎の先端に5cmほどの花穂を一つけます。花は紫色ですぐ枯れるところから夏枯草(カコソウ)とも言われています。
ウツボグサ湯坂路171204

ツルシキミ(別名:ツルミヤマシキミ) ミカン科 ミヤマシキミ属
枝分かれした茎の下部は地を這っています。葉の表面は光沢があり裏面にはミカン科特有の油点が見られます。枝先に円錐状に白い花を多数つけよい香りがあります。果実は紅色に熟し球形。雌雄異株。
ツルシキミ湯坂路171204

タラノキ   ウコギ科 タラノキ属
 木肌には刺が多く見られる木です。葉身は二回羽状複葉で雌雄同株。夏に枝先に大きな花序が目立ちます。
この時期にまだ黒い果実が見られました。
タラノキ湯坂路171204

スノキ  ツツジ科 スノキ属  
落葉低木で赤く色づいた葉がまだ残っていました。小さなこの木は何年たっているのでしょうか?花が咲き果実が付くのは何年後なのでしょうか?
葉が酸っぱいのでスノキと名前が付けられました。
スノキ湯坂路171204

サルトリイバラ  シオデ科 シオデ属     
とげのある茎で葉には巻きひげがあります。葉は円形で無毛、雌雄異株ですから次回は花の時期に確認したいものです。
果実は丸く赤く熟します。
サルトリイバラ湯坂路171204

鹿の足跡
生々しい鹿の足跡が沢山見られました。以前、大きな鹿と遭遇したことが思い出されました。
シカの足跡湯坂路171204


本日のトップ10
1、 ツルリンドウ   果実
2、 ツルシキミ    果実
3、 サルトリイバラ  果実
4、 オオモミジ    紅葉
5、 マツゲゴケ    地衣類
6、 ウラジロ     シダ類
7、 タラノキ     果実
8、 ヤマツツジ    紅葉
9、 スノキ      紅葉
10、 クマイチゴ    葉

報告者:箱根PV  山本

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