箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

湯坂路自然情報コース 2017年9月4日

集合場所に8期生2名を加え10人のメンバー、ビジター2名の12人がそろった時は雲量100パーセントの空を仰ぎました。
今日はサワヒヨドリをしっかり観察しようと相談しスタートしました。今までサワヒヨドリとしてきた中にホシナシサワヒヨドリ、ミツバサワヒヨドリ、ハコネヒヨドリ、などルーペで観察しながら目に入るサワヒヨドリをすべて見て歩きましたがなかなか確信が持てず残念でした。今回は何といってもヤマホトトギスの花の多さに感激した湯坂路になりました。
尾根道のススキの輝きはやや光に恵まれませんでしたがオミナエシの黄色が目立っていました。足元にはイヌトウバナやヒメジソが咲き始めていました。

ヤマホトトギス   ユリ科 ホトトギス属
草丈30~50センチほどで茎には毛は少なく葉の両面には短い毛が見られます。
千条の滝に下る樹林下に沢山見られました。
花は茎の上部や上のほうの葉腋から少し長い枝を出して咲き白い花の花被片は反り返り紫斑が見られます。
ヤマホトトギス湯坂路170904


オミナエシ   スイカズラ科 オミナエシ属
尾根道のススキ原の中に黄色く目立っています。以前より随分少なくなりました。
名前はオトコエシニに比べて花が優しく美しいからとか?
黄色の花を栗飯に例えて栗花と言うところがあるようです。
秋の七草の一つです。
オミナエシ湯坂路170904

モミジガサ  キク科 モミジガサ属
尾根道の木陰に生えていました。草丈は70センチ前後で葉は長さが15センチほどで5~7深裂し長い葉柄があります。
名前は葉がモミジに似ているところからつけられたようです。
花は目立ちませんが良く見ると筒状で葯が覗いています。
モミジガサ湯坂路170904

キンミズヒキ  バラ科 キンミズヒキ属
草丈が50~70センチほどあり、全体に毛が多く見られます。
葉は羽状複葉です。黄色の花は径6~8ミリと小さく蕊は10本でこの仲間のヒメキンミズヒキも見られますが蕊は5本で見分けられます。
キンミズヒキの大株はとても見ごたえがあります。
キンミズヒキ湯坂路170904

ヒヨドリバナ  キク科 ヒヨドリバナ属
草丈は1メートルを超えています。葉は対生し長さ10~15センチほどで葉裏には
腺点があります。花は白色ですが少し紫色がかっているのも見られます。
名前はヒヨドリが鳴くころに花が咲くからと言われています。
ヒヨドリバナ湯坂路170904

ヤマハギ   マメ科 ハギ属
湯坂路ではヤマハギやマルバハギがこの時期、花盛りです。
沢山の芽が根元から出て分枝して、葉は3出複葉で頂小葉が楕円形。枝先の葉腋から総状花序を出して紫紅色の花をつけています。
ヤマハギ湯坂路170904

ハンゴンソウ   キク科 キオン属
漢字で「反魂草」と書きあの世から死者の魂を呼び戻す意味があり、この草の
大きな葉を幽霊の手をイメージしたとか?
湯坂路では尾根道の急な斜面にのみ見られます。遠くから撮影しました。
葉裏に有ると言うやや縮れた毛は確認できませんでした。
ハンゴンソウ湯坂路170904

イトハナビテンツキ   カヤツルグサ科 ハタガヤ属
一年草。やや芝地のような場所に見られます。今年は大きな株が沢山見られて嬉しかったです。気をゆけないと見過ごしてしまいそうです。箱根では見かけることが少ない。
叢生し高さ大きくても30センチほどで葉は糸状で茎より短く苞葉は針状で目立たない。
イトハナビテンツキ湯坂路170904

ノブキ  キク科 ノブキ属
やや湿ったような木陰に見られます。草丈は50~70センチほどになります。フキに似た葉で茎には翼が見られ葉裏には綿毛が見られます。
頭花は5ミリほどで白色、花の中心部に雄花、周りに雌花が見られます。果実には腺体が見られます。次回に観察の予定です。
ノブキ湯坂路170904


ヤマアワ  イネ科 ノガリヤス属
草丈1メートルほどで目立ちます。鷹巣山での昼食時に見かけました。
名前は穂が粟に似ているから。基部には毛が多い。
ヤマアワ湯坂路170904

シュウブンソウ  キク科 シュウブンソウ属
草丈は40~50センチで3~4本ほどの茎を横に伸ばして生えている。葉の両面に毛が生えている。枝に淡黄色の花をつける。名前は秋分の頃に咲く花からつけられたとか?
シュウブンソウ湯坂路170904

今月のトップ10
1、 ヤマホトトギス
2、 モミジガサ
3、 サワヒヨドリ
4、 ヤマハギ
5、 キンミズヒキ
6、 ヒメキンミズヒキ
7、 シラヤマギク
8、 イヌトウバナ
9、 オミナエシ
10、イチモンジセセリ

箱根PV 山本
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