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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

湯坂路自然情報コース 2017年7月3日(月)

パークボランティア6名、ビジター3名、合計9名で湯坂路入口近くから歩き始めました。小田原市の気温が30℃を超え、熱中症注意情報が出ていましたが、尾根筋は風が吹いていて爽やかでした。林道と登山道が交差するところで昼食を取っていると、登山道脇にヒノキの伐採作業に使用する多くの機材が搬入されていることに気が付きました。間伐をすると日が当たり、植物に変化が出るかもしれません。尾根筋を下ると風がなくなり蒸し暑さを感じましたが、千条の滝の音が観察会の疲れを癒してくれました。

シモツケ
満開でした。同じような色合いのシモツケソウもありましたが未だ蕾の状態でした。シモツケの名の由来は下野(しもつけ)の国(現在の栃木県)で(染料用に)栽培したことによるとか。
シモツケ湯坂路170703

シロバナイナモリソウ
コースの各所で見られました。まだ咲き始めで、これから白くて小さくて可愛い花が沢山咲くでしょう。
シロバナイナモリソウ湯坂路170703

スノキ
実がなっていました。名前の通り実も葉も酸味があります。
スノキ湯坂路170703

ツチアケビ
登山道脇に生えていました。蕾の状態でこれから花が咲き、秋になるとウィンナーソーセージに似た実を沢山つけるでしょう。
ツチアケビ湯坂路170703

トチバニンジン
蕾の状態でした。日本原産です。和名の由来は、葉の形状がトチノキに似ることから。根茎は、竹節人参(ちくせつにんじん)または竹節三七(ちくせつさんしち)とよばれる生薬。
トチバニンジン湯坂路170703

ノアザミ
コースの各所で見られました。チョウがよく訪れる。雄しべに触れると先から白い花粉が出るメカニズムの花。
ノアザミ湯坂路170703

ホソバコガク
コースの各所で見られました。ヤマアジサイの変種。ヤマアジサイに比べて葉の幅が狭い。
ホソバコガク湯坂路170703

ムラサキシジミ
紫色の翅をもった綺麗なチョウ。近年増加している。花に訪れることが少なく、葉の表でよく休んでいる。
ムラサキシジミ湯坂路170703

今月のトップ10
1、オカトラノオ
2、シモツケ
3、シモツケソウ
4、シロバナイナモリソウ
5、スノキ
6、ツチアケビ
7、トチバニンジン
8、ノアザミオ
9、ホソバコガク
10、ムラサキシジミ

箱根PV 原田


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