FC2ブログ

箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

雨の芦ノ湖東岸


 本日の参加PVは7名。
今年最終観察日は雨に始まり雨に終わりました。
箱根の空を染め上げる程に見事な紅葉を楽しむつもりでしたが、残念ながら
お天気に見放されてしまいました。
しかし、雨にぬれる紅葉・黄葉は、青空に生える照るモミジとは違う趣きで
落ち着いた美しさがあります。
 観察コースでは、数種類のカエデ類を始め、シラキ、ウツギ類、クロモジ
等々の色鮮やかな紅葉が私達を迎えてくれました。 
踏みしめる濡れ落ち葉も色鮮やかで、しっとりとした紅葉真っ盛りの湖畔を
心行くまで堪能致しました。
 咲いていた花は、ノコンギクやシロヨメナのキク類、そしてリンドウでし
たが、「しまい花」と言われるリュウノウギクは観察できませんでした。
(東岸では、普段からリュウノウギクはあまり見かけません)

来年も全員元気で参加出来ますように!

*~*~*~*

ツルリンドウ (リンドウ科 ツルリンドウ属)
雨に濡れた赤い果実がキラキラと光っていました。
この時期にはお馴染みのツルリンドウの果実ですが,
何時見ても可愛いものです。

PB230423.jpg

PB230422.jpg



紅葉の芦ノ湖東岸
PB230412.jpg

PB230410.jpg

PB230406.jpg

PB230401.jpg

PB230394.jpg


リンドウ(リンドウ科 リンドウ属)
ひと株のリンドウを仲間が見つけました。
PB230391.jpg


シノブ(シノブ科 シノブ属)
夏の風物詩「シノブ玉」の材料になるシダです。
夏緑性のシダなので冬には葉を落とします。
今日は、葉を落とし始めていたので枯れ始めの姿を観る事が
できました。
PB230380.jpg


芦ノ湖にかかる虹
うっすらですが虹がかかりました。
PB230378.jpg

台風の被害
木道が破損していました。
PB230375.jpg



イロハカエデの紅葉
紅葉狩りは晩秋の山歩きの醍醐味のひとつ。
目を奪われるほどの見事さです。
奥に見えるのはクロモジの黄葉でしょうか?
PB230370.jpg


本日のトップ10
1、ツルリンドウ(果実)
2、リンドウ(花)
3、ウツギ類の紅葉(ウツギ・マルバウツギ)
4、シラキ(黄葉)
5、アオハダ(果実)
6、シロヨメナ(花)
7 ノコンギク(花)
8、オオハナワラビ(胞子葉)
9、センニンソウ(花)
10、ヒメワラビ(シダ)

以上

(報告者 PV藤城)
スポンサーサイト



ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2019年11月22日

ここ数日で箱根の山々の木々が一斉に色づき紅葉の真っ盛りです。朝からあいにくの雨です。とても寒いですが、ビジターさん2名に参加いただき、パークボランティア12名、合計14名のミニ観察会を開催しました。本日のテーマは「晩秋の紅葉を探しに出かけましょう」です。

イロハモミジ ムクロジ科
イロハモミジ 1 VC191122

イロハモイジVC191122
ビジターセンター駐車場のイロハモミジが今年も真っ赤に色づきました。

ウリハダカエデ ムクロジ科
ウリハダカエデ1 VC191122
花の広場のウリハダカエデはすでに落葉しています。葉が地面に落ちた姿はこれもまた美しいです。
よく似たホソエカエデとの違いを観察しました。

オオモミジ ムクロジ科
オオモミジVC191122
オオモミジの紅葉が盛りです。ビジターセンター周辺では一番よく見られる紅葉・黄葉です。

ミズナラ ブナ科
ミズナラ1 VC191122
県事務所駐車場付近のミズナラは、黄葉に緑色や褐色が混じりあい今年は特に美しいです。

リンドウ リンドウ科
リンドウ VC191122
雨なので花は閉じていますが、リンドウがビジターセンター周辺のいろいろな所で見られました。

オニシバリ ジンチョウゲ科
クロモジとオニシバリVC191122
夏に葉を落としたオニシバリが葉を付き始めていました。毎年2月にはビジターセンター周辺で一番先に花を咲かせます。
隣に冬芽を付けたクロモジが黄葉しています。

ジャノヒゲ クサスギカズラ科
ジャノヒゲ VC1122
オニシバリのすぐ傍にジャノヒゲが果実をつけています。これから鮮やかなコバルトブルーになります。

サルトリイバラ サルトリイバラ科
サルトリイバラ VC191122
今年はあまり見られなかったサルトリイバラの赤い果実を見つけました。雨に濡れて光り輝いていました。

ケヤキ ニレ科
ケヤキ3 VC191122
花の広場ではケヤキの最後の黄葉が見られます。扇形に枝を広げる樹形は雄大で品格があります。

オオハナワラビ ハナヤスリ科
オオハナワラビVC191122
オオハナワラビが落ち葉の中からあちらこちらで出ていました。葉は全体が五角形の形で、葉には鋸歯があり鋭く尖ります。

ガマズミ ガマズミ科
ガマズミ1 VC191122
ビジターセンター入り口付近では、ガマズミの黄葉の中に赤い果実が付いているのが見られます。

本日のトップ10
1.  イロハモミジ 紅葉
2.  オオモミジ  紅葉
3.  ウリハダカエデ 紅葉
4.  ウリカエデ 紅葉
5.  ミズナラ 紅葉(黄葉)
6.  クロモジ 紅葉(黄葉)
7.  ケヤキ 紅葉(黄葉)
8.  コシアブラ 紅葉(黄葉)
9.  リンドウ 花
10. サルトリイバラ 果実

箱根PV  高橋

【芦ノ湖西岸】2019年11月17日自然情報

台風19号の被害により、芦ノ湖西岸コースは、土砂撤去済みですが、土砂崩れ3カ所、路盤流出数カ所あり、2019年11月17日現在、湖尻水門~芦川入口が通行止となっております。

~2019年11月25日追記~
2019年11月18日に白浜~芦川入口は通行止解除されました。
2019年11月18日現在、湖尻水門~白浜が通行止です。


復旧まで年単位の時間を要する可能性が高いため、本日は代替コースの下見を兼ねた自然情報収集になりました。
朝6時の気温は3℃とかなり冷え込んできた暦の上では冬を迎えている箱根です。
本日は普段とは異なる、元箱根港からの出発です。
設定ルートは、元箱根港~箱根恩賜公園~箱根町港~芦川入口~箱根やすらぎの森~白浜入口~箱根やすらぎの森~箱根旧街道~芦川~箱根町港~杉並木~元箱根港、
その後、午後に桃源台~湖尻水門の実施です。

出発時の気温は10度まで上がっていた快晴の箱根。普段は頭しか見えない富士山がキレイに見えていました。
20191117西岸富士山

湖畔にはオオバンの大群が押し寄せていました。その中にホシハジロも交ざっていました。

オオバン クイナ科
20191117西岸オオバン

箱根恩賜公園では、リンドウ、センブリ、キッコウハグマと、コケ類を観察。

キッコウハグマ キク科
20191117西岸キッコウハグマ


その中でもヒノキゴケが触り心地よくキレイで印象的でした。

ヒノキゴケ ヒノキゴケ科
20191117西岸ヒノキゴケ
湖畔沿いを歩き、見慣れた箱根町港でもオオバンの大群を見ることが出来ました。
芦川集落へ行く途中ではジョウビタキ♀が飛んできました。声は何度か聞いていましたが、見るのは今シーズン初です。

ジョウビタキ♀ ヒタキ科
20191117西岸ジョウビタキ♀

芦川付近では、ゲンノショウコ、センニンソウ、ホトトギスが何故かまだ咲いていました。
そして芦川入口で県道芦川長尾線及び西岸遊歩道通行止めの表示。
20191117西岸芦川

この辺には釣り人と思われる車両が数台路駐していました。
箱根やすらぎの森を経由して白浜入口へ。
ダイコンソウとマツカゼソウが咲いていました。
いつも見慣れた白浜入口トイレ付近は普段以上に人気を感じませんでした。
そして帰路へ。
ピッポ、ピッポとベニマシコらしき地鳴きが聞こえました。
1号線から旧街道へ出ると、何故か色づきの悪いツリフネソウやヤマホタルブクロが咲いていました。

ツリフネソウ ツリフネソウ科
20191117西岸ツリフネソウ

その後は観光客気分で久しぶりの杉並木を歩いて、VCに戻りました。
後半戦は、桃源台から湖尻水門広場まで。
リンドウ、センブリ、ツルリンドウ、花盛りはキレイであったであろうシロヨメナの群落等観察して水鳥観察。
オオバンの大群の中に、カンムリカイツブリ等多数の水鳥を観察できました。

20191117西岸水鳥

湖尻水門側の通行止表示。
通路にはバリケードが張られています。
20191117西岸通行止


今回の結果から、来月以降の自然情報をどのようにするか、メンバーで相談することになります。


トップ10
①オオバン 鳥・群れ
②ヒノキゴケ コケ
③ベニマシコ 鳥・地鳴き
④キッコウハグマ 花・実
⑤ジョウビタキ 鳥・姿
⑥リンドウ 花・盛り
⑦ホシハジロ 鳥・群れ
⑧ツルリンドウ 実
⑨紅葉 見頃
⑩富士山 雪化粧

箱根PV 段

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2019年11月8日

本日は立冬、やや寒いですが、晴れて気持ちのよい絶好の観察日和に恵まれました。ビジターさん8名に参加いただき、パークボランティア12名、合計20名のミニ観察会を開催しました。本日のテーマは「晩秋を楽しむ」です。晩秋の果実や花々、紅葉、落ち葉などを観察します。

ガマズミ ガマズミ科
ガマズミ2 VC191108
ビジターセンター入り口付近や自然学習路ではガマズミが赤い果実を沢山つけています。
ガマズミの由来は諸説ありますが、山の神からの授かり物として「神の実」と呼ばれたことが語源とされる説があります。マタギは獲物を求めて一日中雪山を歩き回りますが、山中で食べるものがなくなるとガマズミを探し出して口にし、身体を休めました。そのほか鎌の柄や輪かんじきの材料や加工食品、染料などに広く利用されています。

マツムシソウ スイカズラ科
マツムシソウ VC191108
ビジターセンターから道路を渡った右側にマツムシソウの花が咲いています。果実(種)もついています。 マツムシソウは2年草です。今年落とした種が来年(1年目に)発芽して葉のまま冬を越し、その次の年(2年目)に花が咲きます。

こちらは1年目の葉(ロゼット)です。
マツムシソウのロゼット VC191108

センブリ リンドウ科
センブリ VC191108
子どもの広場ススキ草原の端でセンブリが見頃です。2cmほどの小さな花ですが、上品で高貴さが感じられる花です。日が照ると花が開き、日が陰ると花は閉じます。

ウリハダカエデ ムクロジ科
ウリハダカエデ1 VC191108
自然学習路のウリハダカエデが、今ちょうど紅葉真っ盛りです。葉に光があたってとても美しいです。

ウリカエデ ムクロジ科
ウリカエデの葉 VC191108
ウリカエデのまだら模様の葉を観察しました。葉脈のところは緑色が残り、葉脈から離れたところは黄色に紅葉し始めています。葉を落とす前に、光合成した糖分やタンパク質・ミネラルなどを幹の方へ回収している段階と思われます。

ツルリンドウ リンドウ科
ツルリンドウ VC191108
ツルリンドウが赤い果実をつけていました。毎年この果実を見ると冬が近づいて来たと感じます。

リンドウ リンドウ科
リンドウVC191108
リンドウも今が見頃です。リンドウもセンブリと同じように苦い健胃消化薬です。これらに含まれる苦味成分が舌の味覚神経を刺激して唾液や胃液の分泌を促し消化を助けます。

アキノキリンソウ キク科
アキノキリンソウ VC191108
白百合台園地ではアキノキリンソウが咲いています。黄色の花がよく目立ちます。

リュウノウギク
リュウノウギク VC191108
箱根では一番遅く咲き始める晩秋の野菊リュウノウギクも咲き始めています。

本日のトップ10
1.  ガマズミ 果実
2.  センブリ 花
3.  リンドウ 花
4.  マツムシソウ 花
5.  ウリハダカエデ 紅葉
6.  ウリカエデ 紅葉
7.  スイカズラ 果実
8.  ツルリンドウ 果実
9.  ジョウビタキ 野鳥
10. タンザワフキバッタ 昆虫

箱根PV 高橋

湯坂路自然情報コース 2019年11月4日

大型台風が通過し、まだ道路の整備が進んでいないようなので集合場所を精進が池の駐車場へと変更しました。一号線の道路脇にはまだ流れてきた土砂などがありました。寒く無く熱くない良い観察日です。ゆっくりと鷹ノ巣山までの予定で歩きました。夏に草刈りされた影響で秋草が少なく夏以降に芽を出したシシウドなどが小型でも花を咲かせていました。

アリノトウグサ     (アリノトウグサ科アリノトウグサ属)
花を付けていた茎には花も実もなく茎だけでした。一番早くに紅葉するアリノトウグサですが早くも美しい紅葉でした。
アリノトウグサ湯坂路191104

ゼンマイ        (ゼンマイ科ゼンマイ属)
歩き始めて間もなくゼンマイの群落が見られました。こんなに沢山あったのかと気がつきました。
ゼンマイ湯坂路191104

テンナンショウの仲間  (サトイモ科テンナンショウ属)
雄から雌に転換し実を付けていました。上部の実が落ち黒いところの白い跡を目にすることはありませんでしたが、今回ははっきり見ることが出来ました。
テンナンショウの仲間湯坂路191104


トウゲシバ     (ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属)
樹林下にトウゲシバを見つけて近づくと新鮮な胞子に気が付きました。常緑の多年草です。胞子が熟すと横に裂けて黄色の胞子が出るようですから次回は横に裂けた状態を見てみたいものです。
トウゲシバ湯坂路191104

マツカゼソウ      (ミカン科マツカゼソウ属)
多年草でも冬には枯れてしまいます。この時期まだ花が美しく残っていました。葉をもむとミカン科特有の匂いがあります。
マユカゼソウ湯坂路191104

ヤマラッキョウ    (ネギ科ネギ属)
芒に埋もれるように咲いていましたが昨年よりより減ったようです。花茎の先に多数の紅紫色の花を球状の散形花序となります。
雄蕊は花被片よりも長く突き出ており葯は紫色。
ヤマラッキョウ湯坂路191104

天使のハンカチーフ  (蜘蛛の巣)
昨夜の雨で蜘蛛の巣に水滴が輝いていました。地面にそって水平に張られた巣に水滴がついている様子を「天使のノハンカチーフ」と仲間に教えていただきました。
天使のハンカチーフ湯坂路191104

サルトリイバラ    (シオデ科シオデ属)
蔓性の落葉低木です。茎は節ごとに折れ曲がり長いひげ出して近くのものに絡まる。果実は赤く熟していた。
サルトトリイバラ湯坂路191104

ナガコガネグモ   (蜘蛛の仲間)
腹部に黄色と黒の模様がある大型のクモで前回教えていただいた蜘蛛のようでした。
ナガコガネグモ湯坂路191104

ゲンノショウコ   (フウロウソウ科フウロウソウ属)
一輪の残り花がありました。乾燥して煮だして下痢止めの薬に利用され効果がすぐに出たところから「現の証拠」と言われたようです。別名のミコシグサはこの果実の形から付けられました。
ゲンノショウコ湯坂路191104


リュウノウギク    (キク科キク属)
今が盛りとリュウノウギクが咲いていました。葉の裏面は白い毛があり、頭花は茎の先に付き舌状花は白く中心部の筒状花は黄色。この花が咲くと秋の終わりを告げられたようです。
リュウノウギギク湯坂路191104

《本日のトップ10》
①リュウノウギク
②センブリ
③ツルリンドウ
④ヤマラッキョウ
⑤リンドウ
⑥ノコンギク
⑦ヤマトリカブト
⑧ホソバテンナンショウの果実
⑨フユノハナワラビ
⑩ナガコガネグモ

箱根PV  山本