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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2019年7月26日

まだ梅雨は空けていませんが、朝から晴れて太陽が見えています。ビジターさん9名に参加いただき、パークボランティア8名、合計17名のミニ観察会です。本日のテーマは「リョウブ・ススキ草原の花々」です。
ここ箱根ビジターセンター園地は、高さ634mの東京スカイツリーよりさらに100m以上登ったところ、花々を揺らしている風が見えるのを感じてくださいとの当番ボランティアの解説からスタートしました。

ユウガギク キク科 シオン属
ユウガギク VC190726
気が付くと足元にユウガギクが静かに咲き始めていました。夏の初めから咲き始めて9月頃まで咲く野菊です。

オカトラノオ サクラソウ科 オカトラノオ属
オカトラノオ VC190726
花の広場草原には今いろいろな花が群生しています。ここ周辺園地は、仙石原湿原と同じような花が咲き、湿原の植物も多く観察できます。
オカトラノオは、一度垂れた穂先の先端が少し上を向く形状が虎の尻尾に見えます。花は下から咲き上がり、垂れる山の所に咲く花がちょうど受粉適期で花粉を出し虫を呼んでいます。

ヌマトラノオ サクラソウ科 オカトラノオ属
ヌマトラノオ VC190726
オカトラノオの群生の側で、同じサクラソウ科のヌマトラノオも群生しています。オカトラノオとよく似ていますが果穂を垂らさず直立しています。

クサレダマ サクラソウ科 オカトラノオ属
クサレダマ VC190726
クサレダマも同じ草原に群生していました。こちらもサクラソウ科です。葉は対生で茎に互い違いにつきます。

チダケサシ ユキノシタ科 チダケサシ属
チダケサシ VC190726
チダケサシの群生も見ごたえがあります。花茎の先に淡紅色の小さな円錐花序の花をたくさん付けています。

ヤマユリ ユリ科 ユリ属
ヤマユリ VC190726
ヤマユリが岩の隙間から花を出していました。最近はイノシシが増えてヤマユリの根が食べられてしまい、このように岩のところに残っていることが多いです。

リョウブ リョウブ科 
リョウブ VC190726
白百合台園地のリョウブの花が満開です。名前のリョウブ「令法」は官令により植栽を命じたことからが由来です。花の香がすごく、コガネムシ類や小型のカミキリムシ類、ハチ類など、多くの昆虫を引き寄せます。

ウツボグサ シソ科 ウツボグサ属
ウツボグサ VC190726
白百合台にウツボグサの群生がありましたが、残念ながら観察会の直前の草刈りですっかり刈られてしまいました。草刈りから外れた端にウツボグサがまだ残っていました。花には丸い苞があり、それが弓の矢を入れる靭(うつぼ)に似ています。

エゴノネコアシ 虫えい
エゴノネコアシ VC190726
花の広場のちょうど見やすい高さにエゴノネコアシがあり、皆でじっくりと観察しました。これはエゴノネコアシアブラムシがつくっている虫えい(虫こぶ)です。もともとはエゴノキの側芽なのですが、このアブラムシの刺激によって、“ネコの足先”のように形成されました。まるで花か実のように見えますね。


本日のトップ10
1.  リョウブ
2.  ウツボグサ
3.  クサレダマ
4.  オカトラノオ
5.  ヌマトラノオ
6.  チダケサシ
7.  ヤマユリ
8.  オオウラギンスジヒョウモン 昆虫
9.  ヒグラシ 昆虫
10. エゴノネコアシ  虫えい

箱根PV  高橋

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大涌谷(姥子往復)2019年7月20日(土)

梅雨が長引いているような今年の箱根です。少々雨の降るどんよりとした雲のもと、足元に気をつけてビジターセンターをスタート。5月19日に箱根山の噴火警戒レベルが2になりロープウェイが運行休止したので、一段と静けさが漂う探勝路です。人通が少ないためか、野生動物の活動が高まったようで、イノシシの目撃やシカの気配を感じた一日でした。

船見岩前の草むらに動くものがいました。2〜3頭の大人のイノシシと思い見ていましたが、10m程度先の道路をウリ坊を含む10頭程度の家族で横切りました。
イノシシ姥子

船見岩前の草原は、この季節によく似合うノハナショウブ(アヤメ科)が美しく咲いています。
ノハナショウブ姥子

同じく船見岩近くでは、ヤブカンゾウ(ススキノキ科)が、目を引きます。
ヤブカンゾウ姥子

コース所々で、初夏の花ノリウツギ(アジサイ科)が見れます。
ノリウツギ姥子

今年はホタルブクロとヤマホタルブクロ(両方ともキキョウ科)が、例年より多いです。
ホタルブクロ姥子

ウツボグサ(シソ科)は、日当たりの良いところに咲いています。
ウツボグサ姥子

オバボタル(ホタル科)は、昼間の林内でも行動します。発光は殆どしません。
オバボタル姥子

箱根PV 青山

湯坂路自然情報コース 2019年7月1日

朝から雨が降り続きます。小雨ぐらいを願いながら集合場所に向かいました。いつものコースを歩くのは少々気がかりな下りがあり危険を避けるために尾根道の往復にするのか相談しました。今回は集合場所から道の往復を観察しました。その後、雨の中での昼食もできず茶房(佐藤)にてお弁当を頂きながらトップ10のまとめをしました。


ホソバコガク (ユキノシタ科 アジサイ属)  別名:アマギアマチャ
 千条の滝の手前に見事なホソバコガクの花が目立ちました。ホソバの名前の通り葉が細いのが特徴ですがヤマアジサイとの見分けに注意が必要です。
ホソバコガク湯坂路190701

「千条の滝」説明版が新しくなっていました。
看板湯坂路190701

ツチアケビ  (ラン科 ツチアケビ属) 別名:ヤマノカミノシャクジョウ
 葉緑素をもたない腐生植物。まだ蕾の状態でした。この場所で出会うのは2度目です。次回歩く日に花が見られるでしょうか?
ツチアケビ湯坂路190701

テイカカズラ  (キョウチクトウ科 テイカカズラ属)
 つる性の植物で茎から根を出して樹木などの絡みつきます。花はらせん状に捻じれた花弁で白色、直形2~3cmです。遠くの木に絡まっていましたので良い香りを確認できませんでした。
テイカカズラ湯坂路190701

シロバナイナモリソウ  (アカネ科 イナモリソウ属)
 葉裏脈状に毛があります。葉は対生で上部の葉腋に数個つけます。花冠は白色で先が5つに裂けて先は尖っています。千条の滝に向かう足元にもう咲いていました。
シロバナイナモリソウ湯坂路190701

ジュウモンジシダ  (オシダ科 イノデ属)
 歩きながら崖になっているところに美しいこのシダを見つけました。このシダは冬には枯れる夏緑性のシダです。学名のiptevon(トリプテトン)は三翼との意味があります。
ジュウモンジシダ湯坂路190701

アカショウマ   (ユキノシダ科 チダケサシ属)
 多年草。葉は3回3出複葉で光沢はありません。白い小さな花を円錐状に沢山つけます。よく見ると小さな花に5枚の花弁があります。尾根道ではこの仲間のフジアカショウマが観察できます。
アカショウマ湯坂路190701

オオバジャノヒゲ  (ユリ科 ジャノヒゲ属)
 尾根道から千条の滝に下ってくる途中には沢山見られますが駐車場から歩き足元に咲いているのに気づきました。多年草、花は下向きに咲き花被片は6枚あります。
オオバジャノヒゲ湯坂路190701

ウマノミツバ   (セリ科 ウマノミツバ属)
 食べられない三つ葉の意味があるそうです。 葉の脈がはっきり見られます。茎の先に目立たない花が付きます。花は小さな花が集まっていて白い花の中心に両性花があり周りは雄花です。
ウマノミツバ湯坂路190701

ノキシノブ  (ウラボシ科 ノキシノブ属)
 岩や樹上に着生する常緑のシダです。千条の滝、近くの流れのある崖に見られました。胞子のついた葉がはっきり見られました。雨の中で美しいです。湯坂路ではヒメノキシノブの小型なシダも見られます。
ノキシノブ湯坂路190701

サワガニ  (サワガニ科)
千条の滝近くの苔むした岩の上に大小数匹のサワガニがいました。
サワガニ湯坂路190701

コアジサイ  (アジサイ科 アジサイ属)
 この時期すでに花は終盤でした。落葉低木で尾根道から下る山道には沢山見られますが今回は歩けず道路わきで観察しました。ほかのアジサイのような装飾花はなく小さな花がまとまっています。花時期には良い香りがします。
コアジサイ湯坂路190701

ヤマグワ   (クワ科  クワ属)
 落葉低木~高木。前回、花を観察しましたが熟した果実がもう見られました。雌雄異株ですからこの木は雌株だったのです。完熟した実は美味しく食べられます。
ヤマグワ湯坂路190701

クリ   (ブナ科 クリ属) 
 足元に落ちていた枝です。足を止めて花を観察、雄花、雌花を手に取ってみることが出来ました。果実が黒味を帯びている「クロ」が転じてクリとなったとか?
クリ湯坂路190701

イワガラミ  (アジサイ科  イワガラミ属)
 落葉の木でつる性です。遠くに白い一枚の装飾花を雨に中で樹木に絡みついています。岩や木に絡みつくところからつけられた名前です。
イワガラミ湯坂路190701

ナワシロイチゴ゙  (バラ科 キイチゴ属)
 茎には棘が散生しています。茎は蔓状に伸びて地面を這っています。葉は3出複葉で縁には荒い鋸歯があります。花は紅紫色で花弁は開きません。稲の苗代を作るころに果実が熟すところから付けられたようです。
ナワシロシチゴ湯坂路190701

ニガイチゴ  (バラ科  キイチゴ属)
 林縁のやや荒れたところに見られました。枝は粉白色を帯びて沢山の棘があります。葉の裏面は粉白色で花は白く上を向いて咲きます。赤い果実が沢山ついていました。実が食べると苦いところからつけられた名前のようです。一度食べてみたいところです。
ニガイチゴ湯坂路190701

《本日のトップ10》
①ツチアケビ
②オオバジャノヒゲ
③シロバナイナモリソウ
④バライチゴ
⑤シモツケソウ
⑥ヤマボウシ
⑦アカショウマ
⑧ホソバコガク
⑨ミツバウツギ(果実)
⑩サワガニ

箱根PV 山本

【仙石原】2019年07月13日(土)

 パークボランティア10人での観察です。

 先月(2019年6月8日(土曜日))は中止でしたので、2ヶ月ぶりの観察です。

 出発当初は曇りで、降水確率は20%のところ、観察中、時々小雨が降りました。箱根の天気はなかなか予報通りには行かないですが、梅雨の季節なので、観察できただけでもありがたいところです。

 ギンリョウソウが白く、目立っていました。またヤマホタルブクロが仙石原コースのいたる所で観察できました。

 温湯(ぬくゆ)の水温は21度、外気温は22度でした。


▼ヤマホタルブクロ
P1340473.jpg



▼テリハノイバラ
P1340476.jpg



▼ギンリョウソウ
P1340482.jpg



▼コマツナギ
P1340506.jpg



▼ウツボグサ
P1340509.jpg



▼オカトラノオ
P1340519.jpg



▼伐採が続いており、景色が変わり続けています。
P1340498.jpg





<参考>
本日の観察ベスト 10

1 ギンリョウソウ / 花
2 ヤマホタルブクロ/ 花
3 テリハノイバラ / 花
4 ナツノタムラソウ/ 花
5 ウツボグサ / 花
6 オカトラノオ / 花
7 ツチアケビ / 花
8 チダケサシ / 花
9 アブラチャン / 実
10 ユキノシタ / 花


箱根PV 仙石原担当 M.S

 

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2019年7月12日

今年は梅雨の季節が長く、雨の観察会かと心配しましたが、幸い曇り空となりました。ビジターさん4名に参加いただき、パークボランティア12名、合計16名のミニ観察会です。本日のテーマは「アジサイ(紫陽花)の仲間と他の梅雨時の花」です。

ガクアジサイ アジサイ科 アジサイ属
梅雨空の景色でその美しさが映える花の一つにアジサイがあります。ガクアジサイは日本原種の種です。
アジサイは土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われています。
ガクアジサイ VC190712

ヨツスジハナカミキリ コウチュウ目 カミキリムシ科
ガクアジサイの葉にヨツスジハナカミキリが飛来していました。ハチの仲間によく似ていますが、花の花粉や蜜を餌にするハナカミキリの仲間です。
ヨツスジハナカマキリ VC190712

イワガラミ アジサイ科 イワガラミ属
花の広場ではイワガラミがノリウツギにしがみつくようにはい登っています。
イワガラミ VC190712

子供の広場のススキ草原の辺りでは、多くの夏の花が咲きだしています。

オカトラノオ サクラソウ科 オカトラノオ属
オカトラノオは、茎の先の総状花序に白い小さな花をいっぱいつけ、頭を垂れて昆虫たちを招待しているようでした。
オカトラノオ VC190712

クサレダマ サクラソウ科 オカトラノオ属
クサレダマは、マメ科のレダマ(連玉)常緑低木に似た草ということで草レダマと名付けられたといいいます。
クサレダマ VC190712

ノハナショウブ アヤメ科 アヤメ属
ススキ草原のなかで清楚に咲くノハナショウブは気品がありとても美しいです。
ノハナショウブ VC190712

カキラン ラン科 カキラン属
カキランは毎年この時期にひっそりと咲いて姿を見せてくれます。
カキラン VC190712

ムラサキシキブ シソ科 ムラサキシキブ属
野鳥小屋の近くではムラサキシキブが小さな花を付けています。秋にはきれいな紫色の果実となります。
ムラサキシキブ VC100712

バラハタマフシ 虫えい
自然学習路のノイバラについていた虫えい(虫こぶ)です。ビジターセンター周辺ではなかなか見つけることができませんでしたが、やっと見つけて観察できました。金平糖みたいに角状の突起があります。
バラハタマフシ VC190712

本日のトップ10
1.  ガクアジサイ
2.  ノリウツギ
3.  イワガラミ
4.  ネジバナ
5.  ムラサキシキブ
6.  カキラン
7.  ノハナショウブ
8.  アオバト  野鳥
9.  ヨツスジハナカミキリ 昆虫
10. バラハタマフシ 虫えい

箱根PV  高橋

ミニ観察会(ビジターセンター周辺)2019年6月28日

令和最初の台風3号通過直後のミニ観察会。朝から晴れて気温が上昇、9時30分時点で24℃と蒸し暑い。長期予報で大雨と予想された天気で参加者が気になったが一転しての好天となりほっとする。このように変化にとんだ天候でも熱心なビジター6名が参加され、パークボランティア8名とともに観察会をスタートする。今日のテーマは今回で7回目となる「虫えいを探そう」。一歩踏み込んで虫えいを観察するため館内で学習して現場に向かう。

アオキミフクレフシ(虫えい)
アオキミフクレフシと幼果
この虫えいは、アオキミタマバエが昨年のアオキの幼果に産卵して形成されました。もうすぐ虫えいからアオキミタマバエの成虫たちが羽化して交尾し、アオキの幼果に産卵して新しい虫えいの形成が始まります。(写真中央はアオキの幼果)

アケビハオレフシ(虫えい)
アケビハオレフシ
この虫えいは、ベニキジラミの幼虫がミツバアケビの葉を操作して形成されます。虫えいは小葉全体を葉表を中にして主脈から二つに折り畳まれ、虫えい内の幼虫は終齢幼虫になると虫えいから脱出して羽化します。

ベニキジラミ(キジラミ科)
ベニキジラミ
アケビハオレフシから脱出して羽化したベニキジラミの成虫が、ミツバアケビの蔓で休息していました。体長が1.5㎜程度で見づらくすぐ逃げてしまうため、顕微鏡カメラで撮影してみんなで観察しました。

ケヤキハフクロフシ(虫えい)
ケヤキハフクロフシ
この虫えいは、5月初旬にケヤキヒトスジワタムシの幹母がケヤキの葉を吸汁して形成が始まったものですが、よく観察すると虫えいの側方が裂開していました。虫えい内で幹母から産まれた第二世代は有翅型成虫となり、この孔からアズマネザサなどのササ類の根を目指して旅立ったようです。

サンショウバラハタマフシ(虫えい)
サンショウバラハタマフシ
この虫えいは、タマバチの一種によりサンショウバラの葉に形成された球形状の虫えいです。まだ成熟途中と思われ直径2mm程度でしたが、太陽の光を受け桃色に輝いていました。虫えいが成熟すると虫えい自らが葉からはがれて地面に落下し、タマバチの幼虫はその中で成長します。

タンポポハフクレフシ(虫えい)
タンポポハフクレフシ
この虫えいは、タマバエの一種によりタンポポの葉に形成された薄っぺらな虫えいです。未明に通過した台風の大雨で、かなりの虫えいに傷みが見られました。虫えいの中にいたタマバエの幼虫たちは、無事に虫えいから脱出して地中に潜っていると良いのですが。

イワガラミ(アジサイ科イワガラミ属)
イワガラミ
花の広場のノリウツギにしがみつくようにイワガラミがはい登っています。枝先の散房花序の花は開いてはいませんでしたが、真っ白い装飾花はみごとに開き始めていました。

シモツケ(バラ科シモツケ属)
シモツケ
同じく花の広場の日当たりの良い場所で、シモツケも開花し始めていました。枝先に半球形の複散房花序をだし、小さな花を多数つけ始めていました。

ハコネグミ(グミ科グミ属)
ハコネグミ
毎年ハコネグミの花は観察するのですが、なかなか結実せず果実を観察することができませんでした。しかし今年は赤い球形の果実が見つかり、参加者全員で観察することができました。当初3つしかないと思われた果実は、みんなで探すと新たに2つ発見できました。

イチモンジカメノコハムシ(ハムシ科)
イチモンジカメノコハムシ
ムラサキシキブの葉上で透明な葛で小豆餡を包んだ水饅頭のような昆虫を見つけました。この昆虫はイチモンジカメノコハムシといい、ムラサキシキブやヤブムラサキを食草にしているハムシの仲間であることがわかりました。

エサキモンキツノカメムシ(ツノカメムシ科)
エサキモンキツノカメムシ
オオバノキハダの虫えい観察時にエサキモンキツノカメムシが見つかりました。このカメムシは図鑑によれば、ミズキで繁殖することが多いと記載されていますが、オオバノキハダの葉上で交尾しているペアや葉裏で卵を守っている雌など数多く観察できました。

ハサミツノカメムシ(ツノカメムシ科)
ハサミツノカメムシ
このカメムシもオオバノキハダで観察しました。雄の生殖節にハサミ状の一対の赤い突起があるのが特徴のようです。

トップ10
 1.アオキミフクレフシ
 2.ケヤキハフクレフシ
 3.サンショウバラハタマフシ
 4.タンポポハフクレフシ
 5.イワガラミ
 6.シモツケ
 7.ハコネグミ
 8.イチモンジカメノコハムシ
 9.エサキモンキツノカメムシ
10.ベニキジラミ

箱根PV 小川(治)・谷上

雨の芦ノ湖東岸自然情報  2019年6月22日(土)

雨の季節がやってきました。
芦ノ湖湖面は静かです。
植物はというと、先月にも増し観察できる花が少なくて、毎年こんな
だったかしら?と顔を見合わせてしまう程でした。そんななかでも、
サワギク、ヤマアジサイ、アワブキ、サルナシ、ツクバネソウの花が
私達の目を楽しませてくれました。
エゴノキの白花の絨毯は例年通りです。
ヤマホタルブクロ、カワラマツバ、ウツボグサ、シモツケ、ノアザミ
等の草原の花は桃源台で観察できました。
先月まで盛んだったムグラ類は終盤、シコクスミレやエイザンスミレ
等のスミレ類の葉は夏葉となり大きくなっています。

嬉しいことに、坊が沢のイワタバコが大幅に増えています。
(反してヒメレンゲは激減)
一斉に咲く青紫の花を想像するだけで今からワクワクしています。
(現時点では、堂が島渓谷のケイワタバコが最盛期)


今日は、東岸登録PV2名が午前中に仙石原へ出かけていました。
仙石原草原ではイボタやミヤマイボタの花が盛りです。
ノハナショウブも咲き始めました。
早いもので、もう、そんな季節なのですね。

☂ こんな日は雨に濡れた美しい葉を愛でるのも一興です ☂


ヒメジョオン   (キク科  ムカシヨモギ属)
お馴染みの花、ヒメジョオン。
北アメリカ原産の1~2年草(よく対比されるハルジオンは多年草)。
帰化植物で、現在では市街地から高山まで各地で見られます。
どこにでも咲いている花とは言え、ここぞとばかりに咲く姿は見事
ですね。 ハルジオン同様に見飽きない程かわいい!

明治時代に日本へ入ってきた頃は柳葉姫菊と呼ばれ珍重されて
いたそうです。
名前に柳葉とあるように葉はヤナギの葉状です。
大変よく似ているのはヘラバヒメジョオンで、名のとおり葉がへら
状です。こちらも北米からの帰化植物です。
箱根でも見られますので時間のある時に観察してみて下さいね。

ヒメジョオン


ミヤマハハソ ・別名ミヤマホウソ (アワブキ科 アワブキ属)
落葉低木。
5月~7月に淡い黄緑色をした小花をたくさんつけた円錐花序が
枝先に垂れ下がります。短毛が密生した花序の枝がジグザグに
曲がるのが特徴です。
葉には波状の鋸歯がありコナラ(ハハソ)の葉に似ているのが
名の由来と言われます。
東岸の遊歩道沿いには数本生育しています。

子供の頃、近所の社の森を 「ははその森」 と呼んでいたのを
想い出しています。
広大なお社の森はコナラの大木が多い森だったのかもしれない
と、今、思います。
懐かしくて、いつか訪ねてみたいと思っています。

ミヤマハハソ




雨にけむる芦ノ湖 ①
芦ノ湖観光船


雨にけむる芦ノ湖 ②
芦ノ湖


リョウブ (リョウブ科 リョウブ属)
夏を告げる花 リョウブの蕾が膨らんできました!
真っ白な小花をたくさんつけた総状花序を多数だし、見るからに
涼し気な美しい花です。
落葉小低木。
荒地や火山ガスにも強い植物です。

リョウブは日本に自生する唯一のリョウブ科リョウブ属の植物。
私達PVの解説時によく登場する植物のひとつですね。
漢字で書くと令法、別名は「ハタツモリ」。
新芽を混ぜご飯や天ぷら等に使用できるので、昔は飢饉に備え
て畑に植えたと言われています。
ハタツモリの名の由来です。

リョウブ


今日のトップ10
(すべて花)
1、サワギク  
2、コアジサイ   
3、エゴノキ   
4、モリイバラ   
5、テリハノイバラ
6、ツクバネソウ   
7、ホソバコガク   
8、フタリシズカ   
9、オククルマムグラ
10、ヤマホタルブクロ

(担当  PV藤城)