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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

芦ノ湖東岸自然情報コース 2019年95月25日(土)

5月とは思えない厳しい暑さが続いています。
出発時のVCの気温は26℃。
本日のPV参加者は6名、ビジターさん1名の計7名です。
素晴らしい天候に誘われて、先月に引き続き駒ヶ岳へ登りました。

先ずは、東岸セラピー・ロード(旧神山通り)で植物観察。
その後、駒ヶ岳山頂で遅めの昼食をとり植物とジオサイトの観察を
致しました。
雄大な景色を眺めながらの昼食は気分爽快!
眼下に芦ノ湖、遠方には相模湾&駿河湾。
緑の外輪山、愛鷹連峰、沼津アルプス、そして、勿論、富士山も!
日差しは強いものの気温は16℃と爽やかでした。


全般的に、植物は春から夏の花への端境期でしょうか?
夏を告げるミズキが満開。
マルバウツギやミツバウツギはもう少しというところです。
春の花スミレも、遅咲きスミレとは言え、コミヤマスミレの
残り花を確認できました。

この時期はイネ科やカヤツリグサ科の植物が盛んです。
しっかり観察すると、とても魅力的な植物です。

帰りがけ、箱根園でミニブタに出会いました。
人懐こくて賢く愛嬌者のミニブタ「メリーちゃん」は、きっと
来園者の人気者となることでしょう。

*~*~*~*~*~*~*~*

【駒が岳ロープウエイ山麓駅に設置されたジオパーク案内板】

箱根ジオパーク推進協議会では、箱根ジオサイト49カ所のうち
31カ所に躯体や板面のデザインを統一した箱根ジオパーク
仕様の野外解説版を設置しています。また、観光や歴史等既存
の解説版のあるジオサイトにはプレート貼付作業を行い、ジオ
サイトであることがわかるようになっています。現在、金時山の
案内板を検討中で近々金時駐車場に設置される予定です。

各エリアの中心地区に設置している総合案内版及びジオサイト
に設置している野外解説版は、ジオパークとしての視点で観光
を楽しめるように適切に維持管理を行っているそうです。
駒ヶ岳ジオ看板


【駒ヶ岳山頂】


①富士山眺望
富士眺望


②観察中
P5250105.jpg


③コウグイスカグラ(スイカズラ科 スイカズラ属)
日本固有種。落葉低木で高山に生育します。
4~5月に対をなすクリーム色の花をつけます。
紅色の果実は大変可愛らしい。
葉の両面は有毛です。
コツクバネウツギ20190525_06


④メギ(メギ科 メギ属)
落葉低木。日本固有種。
別名「コトリトマラズ」の名前の通り、枝には鋭いトゲが多くあり
ます。
花は黄緑色で目立たないですが、秋には真っ赤な果実をつけます。
メギとは漢字で書くと目木。
葉や木部を煎じて洗眼薬にしたのが名の由来です。
メギ20190525_01


⑤外輪山 明神ガ岳・明星ガ岳方面を望む
個人的に大好きなジオサイトのひとつです。
この景色の中に、沢山の魅力が詰まっています。
小さく見にくいですが、明星が岳に「大文字」と「ひょうたん」が
写っています。
明神方面眺望


【東岸】

ミミナグサ(ナデシコ科 ミミナグサ属)
日本固有種。越年草。
全体に短毛があります。葉をネズミの耳に例えたのが名の由来です。
写真の葉を見てもわかるように、まさに、的を得た命名ですね。
よく似たオランダミミナグサは外来種です。
ミミナグサはオランダミミナグサに押され気味で、市街地では
あまり見られなくなっています。
ミミナグサ20190525_01


ハイキンポウゲ(キンポウゲ科 キンポウゲ属)
外来種。
ウマノアシガタ(キンポウゲ)に大変よく似ていますが、比べると
全体に大型です。大変に華やかな花で見応え十分ですが繁殖力
旺盛で、国内でも牧草地などで勢力を拡大しています。 
ランナーをのばし繁殖します。
箱根では、芦の湯でも見られます。
ハイキンポウゲ20190525_03

ハイキンポウゲ20190525_04


ツルカノコソウ (ナデシコ科 カノコソウ属)
山地の湿り気のある地を好む多年草。
花が絞りカノコの模様に似ているのが命名の由来です。
花が終わると細いランナー(ツル)をのばし、先端に新苗を
つくります。
ツルカノコソウ20190525_07


カラスビシャク (サトイモ科 ハンゲ属)
多年草。
日本全国の畑地等で普通に見られます。
仏炎苞をひしゃくに見立てたのが名の由来です。
ユニークな植物です。
カラスビシャク120190525_02


ウマノアシガタ (キンポウゲ科 キンポウゲ属)
多年草。外来種。
根生葉を馬のひずめにみたてての命名と言われています。
光沢ある花は陽に映え美しいです。
ウマノアシガタ20190525_01


【箱根園】

お散歩中のミニブタ「メリーちゃん」!

箱根園のバス停でバスを待っていた時のこと、
飼育員さんと元気に走ってきてくれました。
お利巧なミニブタさんは、きっとズーランドの人気者となるでしょう。
ミニブタメリーちゃん20190525_02
 
TOP10
後日 記載します。

(PV藤城) 続きを読む
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【黒岳】5月26日

PV6名での自然情報収集です。
朝6時の気温20℃の箱根VCでした。
今回黒岳コースは、半分熱中症になりかけるほどの暑さでした。

早朝散歩でリーダーと歩いたVC周辺ではサンショウバラが早くも開花。
サンショウバラ

コースは異なりますが、生自然情報ですので書かせていただきます。

いつもの湖尻水門からの芦ノ湖西岸コースでは、ナラ枯れ対策がようやく始まったことを確認。
オオバウマノスズクサの花
オオバウマノスズクサ黒岳5月
や初発見のカヤラン(2週前は見落とし)
ホソバテンナンショウも多く、マツカゼソウの良い香りもしていました。

深良水門では1年前も???な花、果実もイメージが強いのでついつい忘れてしまう、ツルウメモドキは花盛りでした。
ツルウメモドキ

深良から湖尻峠への登りでは、ベニシダを観察。赤から緑へ変わるので変色期はわかりやすいと思います。
ベニシダ

石畳の登りを終えるとホオノキが見やすい地点に到着。
ホオノキ

道を渡るとコケリンドウが花盛り。
コケリンドウ


黒岳への登山道ではヒメハギ街道。
ヒメハギ黒岳5月

景色を堪能しながら休憩。
お立ち台

ニョイスミレもまだ花盛りでした。

展望所で昼食をとり、下山。
フジサン

VC到着は14時頃。
気温は28度でした。

トップ10
①オオバウマノスズクサ
②サラサドウダン
③ホオノキ
④コケリンドウ
⑤ヒメハギ
⑥コゴメウツギ
⑦ツルウメモドキ
⑧ベニシダ
⑨アカゲラ(声)
アカゲラ画像は姿参照2019年2月撮影

⑩ジャコウアゲハ(姿)



箱根PV段

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2019年5月24日

9時30分気温22℃と初夏のような箱根です。ビジターセンター周辺も初夏の花に変わりつつあります。本日はビジターさん10名に参加いただき、パークボランティア7名、合計17名のミニ観察会です。本日のテーマは「白い花」です。

日本の野生種の花のうち、白い花は約32%を占めるそうです。白い花は人間の目には地味ですが、紫外線が見える虫の目で見ると派手に見える部分があるようです。受粉を昆虫に依存する植物は、昆虫が来てくれる確率の高い白い花を咲かせるよう進化してきたのだと思われます。

ヤブデマリ スイカズラ科 ガマズミ属
白い花で、ビジターセンター周辺の初夏を代表する花は、ヤブデマリです。ヤブデマリの咲き誇る姿には毎年感動します!
甲虫、ハチ、アブなどが蜜を吸いに来ますが、彼らは白い装飾花を椅子みたいに座って花の蜜を吸うそうです。
ヤブデマリ VC190524

サンショウバラ バラ科 バラ属
毎年、ヤブデマリとサンショウバラの二つの花を観ると、箱根が春から初夏に変わっていくのを感じます。本日は、サンショウバラはまだ蕾でした。でももうすぐにも咲きそうです!
サンショウバラ VC190524

ハルジオン キク科 アズマギク属
北アメリカ原産の帰化植物です。大正時代に観賞用に持ち込まれたものが野生化しました。牧野富三郎氏の命名で、春に咲く紫苑という意味です。花全体は上向きなので、飛行の下手な甲虫が止まりやすいです。
ハルジオン VC190524

ホオノキ モクレン科 モクレン属
大きな葉と大きな花で存在感が抜群の花です。ホオノキは1つの花に雄しべと雌しべがある両性花なので、自らの花粉によって受精しないような工夫を行っています。開花と同時に雌しべが熟し反りかえり花粉を受け入れます。2日目はめしべが閉じ、雄しべが開き花粉を放出します。3日目は雄しべがパラパラと散り始めます。花の命は短く数日で茶色く変色してしまいます。
ホオノキ VC190524

ナナカマド バラ科 ナナカマド属
自然学習路では、ナナカマドが見頃を迎えています。枝先に多数の白い花を付けて咲いています。
ナナカマド VC190524

サワフタギ ハイノキ科 ハイノキ属
箱根レイクホテル近くのサワフタギの花はまだ蕾でしたが、もうすぐ白い花を咲かせそうです。秋には美しい藍色の実をつけます。楽しみです!
サワフタギ VC190524

ケヤキハフクロフシ 
今年も花の広場のケヤキの葉に沢山のこぶが付いています。これはケヤキハフクロフシという虫えい(虫こぶ)です。アブラムシの一種(ケヤキヒトスジワタムシの幹母)がケヤキの葉にもぐりこんで作ったものです。虫えい内で幹母は翅が生える仔虫を産み、成長した有翅虫たちは初夏には虫えいから脱出してササ類に移住します。
ケヤキハフクロフシ VC190524

本日のトップ10
1.  ヤブデマリ  花
2.  ホオノキ  花
3.  ナナカマド  花
4.  サワフタギ  蕾
5.  ハルジオン  花
6.  サラサドウダン  花
7.  シロツメクサ  花
8.  ヒメアシナガコガネ  昆虫
9.  オナガ  野鳥
10. ケヤキハフクロフシ  虫えい

箱根PV  高橋

湯坂路自然情報コース 2019年5月13日

 曇り空を見上げながら無事に予定のコースを歩きました。前回、歩いた4月22日のような色々なスミレで彩られていた尾根道は既に見られず鮮やかなニオイタチツボスミレがわずかに咲き残っていました。今回は色々な昆虫たちが観察でき季節の移り変わりを実感します。

ホウチャクソウ ( イヌサフラン科 チゴユリ属)
歩き始める場所に沢山見られましたが観察コースでは見られませんでした。この仲間はユリ科からイヌサフラン科に変更になりました。茎は枝分かれし、花は茎の上部に数個下垂しています。
ホウチャクソウ湯坂路190513

ヤマグワ    (クワ科 クワ属) 雌花
 今日の湯坂路ではヤマグワの雄花、雌花をしっかり観察できました。いつも目にしていたのは雄花が多かったように思います。
雄花序は尾状につきます。
ヤマグワ湯坂路190513

ナツグミ    (グミ科  グミ属)
 満開で見事な花付きです。今日の湯坂路では樹木の花が色々観察できました。葉の表面には星状毛に覆われ裏面は鱗状毛に赤褐色の鱗状毛が見られます。
ナツグミ湯坂路190513

ニョイスミレ 別名:ツボスミレ  (スミレ科 ニョウスミレ属)
 少し湿ったところにニョウスミレの花が見られました。桜の花の盛りが過ぎたころに咲くスミレの中では遅くに咲くスミレです。花は小さめで白く唇弁には紫色の繊細な筋が見られます。
ニョイスミレ湯坂路190513

ニガイチゴ    (バラ科 キイチゴ属)
上向きに咲く花があちこちで見られました。枝は粉白色を帯び、荒い棘があり、葉は荒く3裂し切れこみにない葉も見られ葉裏は粉色です。
ニガイチゴ湯坂路190513

バライチゴ    (バラ科 キイチゴ属)
 茎には細いかぎ型の棘が見られます。落葉小低木で茎には細い鉤形の棘があり、葉身は羽状複葉で縁には細かい鋸歯があります。枝先に4センチほどの白い花をつけます。
バライチゴ湯坂路190513

ヘビノネゴザ   (イワデンダ科 メシダ属)
 大株で見事なヘビノネゴザです。湯坂路ではあちこちで見られる夏緑性で葉は二回羽状深裂のシダです。葉柄基部の鱗片は中央が暗褐色で回りは淡い褐色で見分けられます。
ヘビノネゴザ湯坂路190513

ミツバアケビ   (ミツバウツギ科 ミツバウツギ属)
 落葉のつる性木本植物。見上げる木の枝に絡まっていました。葉は3出複葉で波状の鋸歯があります。花は下垂し雄花、雌花で濃暗紫色です。
ミツバアケビ湯坂路190513

ハコネダケの花   (イネ科 メダケ属)
尾根道にハコネダケの花を見つけました。なかなか出会うことがない花に足を止めての観察です。花がイネ科なのを確認できました。
ハコネダケ湯坂路190513

ヒメウワバミソウ   (イラクサ科 ウワバミソウ属)
 千条の滝周辺ではウワバミソウが見られます。ヒメウワバミソウは今回が初めての観察です。名前にヒメとつくように葉の鋸歯が少なく3~5コです。
ヒメウワバミソウ湯坂路190513

ウマノアシガタ  (キンポウゲ科  キンポウゲ属)
 根生葉は長い柄があり、掌状に3裂しています。葉の両面に伏毛があります。花は光沢のある5弁で中心部は雄蕊が見られます。
ウマノアイガタ湯坂路190513

カラマツ  (マツ科 カラマツ属)
 鷹ノ巣山近くのカラマツに若い果実が見られました。短枝につく葉は束生し長枝に葉は単生です。湯坂路のカラマツは植栽されたものでしょうか?
カラマツ湯坂路190513

イヌザクラ  別名:シロザクラ (バラ科 ウワミズザクラ属)
 花を期待していましたがまだ固いつぼみでした。葉につく密腺は目立ちません。花もウワミズザクラに比べると地味な感じです。
イヌザクラ湯坂路190513

ハナイカダ 雌花  (ハナイカダ科 ハナイカダ属)
 葉をいかだに見立て葉の上に花をつけるところからつけられた名前。雌花は花が一つ、雄花は数個の花をつけます。次回は果実を観察できそうです。
ハナイカダ雌湯坂路190513

(ハナイカダ雄花)
ハナイカダ雄湯坂路190513

シラコスゲ   (カヤツリスゲ科  スゲ属) 
 丁度、花時期でした。地味な花ですが湯坂路では色々なスゲが観察できます。このスゲが最近少なくなっています。
シラコスゲ湯坂路190513

ヒメシロコブゾウムシ  (ゾウムシ科)
 湯坂路ではよく出会う昆虫です。今年初めての出会いでした。手にとって観察すると死んだふりをしていました。シシウドが食草のようです。
ヒメシロコブゾウムシ湯坂路190513

≪本日のトップテン≫
①イヌザクラ(蕾) 
②ホソバテンナンショウ(花) 
③ハコネダケ(花) 
④ナベワリ(花) 
⑤ニョイスミレ(花)
⑥ミツバアケビ(花) 
⑦ナツグミ(花) 
⑧ツリバナ(花) 
⑨ヒメシロコブゾウムシ (昆虫)
⑩クロツグミ (野鳥、囀り)

箱根PV 山本


大涌谷(姥子往復)2019年5月18日(土)

さわやかに晴れ、10時の気温は14℃。自然観察に心地良い日和です。
早朝に一雨あったようで、少しぬかるんだ道を足元に気を付けて歩きながらも、草花は雨露でみずみずしく、緑がいっそう美しく感じられました。

船見岩から大涌谷方面の眺望
舟見岩からの眺望
今日は普段よりも、大涌谷の噴煙が多く見えました。

クルマムグラ(アカネ科)
クルマムグラ
金太郎岩展望台から姥子駅に向かう道で見られます。
葉をちぎって揉むと、桜餅のような匂いがします。

ズミ(バラ科)
ズミ
白い花が盛りで、たくさんの虫が集まっていました。
秋に小さな赤い実がなるので、別名でコナシ、コリンゴとも呼ばれます。

ツクバネソウ(ユリ科)
ツクバネソウ
1本の茎の先に葉が輪になってつき、さらにその先に緑色の花が咲きます。
雌しべの付け根が膨らんで実になると、羽根つきの羽根に似ていることから、この名前がつきました。

ミズナラ(ブナ科)
ミズナラ
明るい緑色の新葉の下に、雄花序がぶら下がっています。
雌花は、新葉の付け根辺りから上向きにつきます。

サラサドウダン(ツツジ科)
サラサドウダン
花は縦筋の模様が美しく、細工された飾りのようです。
この模様が染物の「更紗」に似ていて、名前の由来になったと言われています。

スノキ(ツツジ科)
スノキ
小さな釣鐘形の花が、葉の下に隠れるように咲いています。
葉には「シュウ酸」という成分が含まれていて、かむと酸っぱい味がします。

ヒメウワバミソウ(イラクサ科)
ヒメウワバミソウ
つぼみが多くまだ咲き始めですが、白っぽい透き通るような花が印象的です。

ギンリョウソウ(ツツジ科)
ギンリョウソウ
落ち葉の隙間から、ひっそりと頭を出していました。
葉緑素を持っていないため、全体が白い蝋のようです。

コバノフユイチゴ(バラ科)
コバノフユイチゴ
名前は「フユイチゴ」ですが、夏に実がつきます。
深い緑色の葉と、真っ白な花のコントラストが目を引きます。


本日のトップ10
1. スノキ
2. サラサドウダン
3. ズミ
4. クルマムグラ
5. ツクバネソウ
6. ホウチャクソウ
7. ギンリョウソウ
8. コバノフユイチゴ
9. キンモンガ(昆虫)
10. センチコガネ(昆虫)

箱根PV 石塚

芦ノ湖西岸自然情報収集5月12日

5月の芦ノ湖西岸コースは、飛び入りメンバー1名+メンバー2名の計3名。
残念ながら富士山は雲の中でした。

西岸コースの目玉である、ハコネシロカネソウはまさに花盛り。
hakonesirokanesou


カヤランも開花。

ヤマルリソウとタチツボスミレはまだ元気いっぱい。
タニギキョウ、ランヨウアオイ、フタバアオイは花盛りでした。
他にはホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ花盛り。

目玉的にはそのようなところでしょうか。



8:55箱根港発16:00キャンプ村着


今回のトップ10
①ハコネシロカネソウ
②ヤマルリソウ
③タニギキョウ
④サルトリイバラ
⑤ランヨウアオイ
⑥カヤラン
⑦ホウチャクソウ
⑧フタバアオイ
⑨タチツボスミレ
⑩アケビ


ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2019年5月10日

令和最初の観察会は、幸先良く天気に恵まれました。ビジター16名、パークボランティア15名、総勢31名と沢山の参加でした。本日のテーマは「ツツジ」です。ツツジは漢字で「躑躅」(テキチョク)と書きます。2文字とも「足へん」です。何故「足へん」と言うことで観察会はスタートしました。

ヤマツツジ  (ツツジ科)
初夏の箱根を飾る代表的なツツジです。日照の強い尾根筋、酸性の土地によく生育する。雌雄同株、両性花。葉には春葉と夏葉がある。
ヤマツツジVC190510

トウゴクミツバツツジ  (ツツジ科)
箱根でよく見られるミツバツツジにトウゴクミツバツツジ、ミツバツツジ、キヨスミミツバツツジがあります。ミツバツツジの雄しべは5本でトウゴクミツバツツジとキヨスミミツバツツジは10本です。トウゴクミツバツツジとキヨスミミツバツツジの違いは外観では難しいです。花柱に腺毛の有無です。
トウゴクミツバツツジVC190510

ウマノアシガタ  (キンホウゲ科)
VC周辺の黄色い花の代表でしょうか、沢山咲いています。ウマノアシガタ(馬の足形)とは変な名前です。花を上から見ると花の輪郭が「馬わらじ」に似ているとか。葉の形が馬蹄形と言う説もあり。英名はジャパニーズバターカップ、花の色は黄色で光沢があり、形はカップに見えます。
ウマノアシガタVC190510

ズミ   (バラ科)
子供の広場周辺で咲いています。コナシ(小梨)、コリンゴ(小林檎),ミツバカイドウ(三葉海棠)などの別名があります。図鑑ではズミ(酢実)と表記されています。蕾の時は淡いピンク色で花が開くと白に変わります。このツートンカラーが何とも言えません。
ズミ VC190510

マルバアオダモ  (モクセイ科)
繊細な花をつけています。野球のバットの材料となるアオダモによく似ている。違いはアオダモに較べ鋸歯が不明瞭。
マルバアオダモ VC190510

オトコヨウゾメ  (ガマズミ科)
日本の固有種。ヨウゾメはガマズミの地方名で果実は苦くて食べられないので「男」を付けたようです。
オトコヨウゾメVC190510

ニョイスミレ  (スミレ科)
スミレの仲間では遅く咲くようです。沢山咲いていました。名前の由来は花柄が長く伸びて先端に花を付けた姿を、高僧が持つ「如意」に見立てたものです。別名のツボスミレの坪とは庭のことで、庭に生えるスミレのこと。
ツボスミレVC190510

キビタキ  (ヒタキ科)
VC周辺でよく囀っています。眉班、腰、喉、胸腹部が黄色の綺麗な夏鳥です。姿も綺麗だが、声も綺麗で楽器のピッコロの様に囀ります。
キビタキVC190510

イタヤハマキチョッキリ  (チョッキリ亜科)
揺籃を作っているところでしょうか、揺籃の上に乗っています。虫の大きさに較べて大きな揺籃を作る。多くの葉を重ねた形を葉巻(たばこ)に例えて、ハマキの名前がある。
イタヤハマキチョッキリVC190510

本日のトップ10
1.ヤマツツジ          花
2.トウゴクミツバツツジ   花
3.シロヤシオ        花
4.ズミ             花
5.マルバアオダモ      花
6.ウマノアシガタ      花
7.オトコヨウゾメ      花
8.キビタキ          野鳥
9.イカル           野鳥
10.イタヤハマキチョッキリ  昆虫

箱根PV 原田育生

金時山自然情報 2019年5月9日

元号令和初めての情報収集です。5月初旬ですが気温は低く風も強く、肌寒く感じました。この寒さのためかスミレが沢山見られました。タチツボスミレは麓から金時山頂上まで沢山咲いていました。しかし花は何と言ってコイワザクラでしょう。可憐なピンク色は何とも言えません。キビタキが社務所前に番でいました。虫は温度が低く風があったためか少なかったですが、ヒラズネヒゲボソゾウムシが乙女口の檜林にいました。

コイワザクラ  サクラソウ科
金時山周辺の岩場に沢山咲いていました。この花の色のピンク色は可憐に見えます。限られた範囲に自生するフォッサマグナ要素の植物のひとつです。
コイワザクラ2金時190509


ギンリョウソウ  (ツツジ科ギンリョウソウ属)
最近、科がイチヤクソウ科からツツジ科に変わったようです。どう見てもツツジの様には見えません、腐生植物で葉緑体を持たないのですから。名は姿形を竜に見立てた銀竜草。別名はユウレイタケ、幽霊のように見えるからでしょうか。小学生をガイドした時、ウエディングドレスに見えると言った女の子いました。子供らしい素直な見え方でしょう。
ギンリョウソウ金時190509

ホソバテンナンショウ   (サトイモ科)
公時神社周辺に咲いていました。テンナンショウを漢字で書くと天南星で、名前は美しいですが、トリカブトと同じくらい強力な毒を持っています。
ホソバテンナンショウ金時190509

オトコヨウゾメ   (スイカズラ科)
明神岳と金時山の分岐点周辺で咲いていました。日本の固有種です。ヨウゾメはカマズミの地方名で果実は苦くて食べられないので「男」をつけたようです。
オトコヨウゾメ金時190509

タチツボスミレ   (スミレ科)
普通に見られるスミレですが麓から金時山頂上まで広範囲に咲いていました。生命力のあるスミレでしょうか。
タチツボスミレ金時190509

オトメスミレ  (スミレ科)
4月は乙女峠周辺で咲いていましたが、今月は金時山周辺で咲いていました。箱根乙女峠が基準産地です。タチツボスミレの変種で、花弁は白色又はかすかに紫色で距だけが紫色です。
オトメスミレ金時190509

マルバスミレ (スミレ科)
金時山周辺で咲いていました。花も葉も丸い可愛いスミレです。下の写真の茎に毛が見えます。毛があるのをケマルバスミレ、毛がないのをマルバスミレと呼んでいたようですが、最近はマルバスミレに統一されたようです。
マルバスミレ金時190509

ジロボウエンゴサク  (ケシ科)
金時宿り石付近で咲いていました。同じピンク色のコイワザクラに較べてこの花は渋く感じます。ジロウボウエンゴサクとは面白い名前です。ジロボウ(次郎坊)をこの花、タロウボウ(太郎坊)をスミレと呼んだ地方があるようです。
ジロボウエンゴサク金時190509

キビタキ   (ヒタキ科)
公時神社社務所前で最初に雌が現れ次に雄が現れました。雄は綺麗な姿を暫く披露してくれました。番を形成しているのでしょう、家族を増やし無事に南の国に戻ってもらいたいものです。
キビタキ金時190509


本日のトップ10
1.コイワザクラ         (満開)
2.ギンリョウソウ        (花)
3.ホソバテンナンショウ    (花)
4.オトコヨウゾメ         (花)
5.タチツボスミレ        (花)
6.オトメスミレ          (花)
7.マルバスミレ         (花)
8.ジロウボウエンゴサク   (花)
9.キビタキ           (野鳥)
10.ツツドリ           (野鳥、囀り)

箱根PV 原田育生

【仙石原】2019年05月11日(土)

 パークボランティア12人での観察です。

 出発前、リーダーより、観察中は安全最優先にとの説明がありました。

 もう夏なのか、日光が当たる場所では暑いです。これからは水分を多めに持っていかなくてはと感じました。

 また、気温が関係しているのか、今日は大涌谷の煙が少ないように感じました。

 スミレ類は種類は少ないものの、まだ観察できました。

 温湯(ぬくゆ)の水温は21度、外気温は23度でした。




▼ジロボウエンゴサクの花です。





▼ゴマギのつぼみです。
ゴマギ




▼クサボケの花です。
クサボケ




▼ハナイカダの花です。
ハナイカダ




▼アケビの花です。
アケビ




▼ハコネグミの花です。
ハコネグミ




▼大涌谷の眺めです。
大涌谷




▼ありの巣です。複数あり、つながっているようです。
ありの巣




▼ヤマカガシです。カエルを飲み込んでいるところでした。
ヤマカガシ






<参考>
本日の観察ベスト 10

1 ジロボウエンゴサク / 花
2 ゴマギ / つぼみ
3 アケビ / 花
4 クサボケ / 花
5 ハナイカダ / 花
6 ヤマカガシ / 食事している
7 カキドオシ / 花
8 タチツボスミレ / 花
9 ツボスミレ / 花
10 タニギキョウ / 花



箱根PV 仙石原担当 M.S