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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ミニ観察会(ビジターセンター周辺)2019年4月26日

平成最後のミニ観察会。天気予報のとおり朝から雨で昨日までとは異なり、気温が12℃(9時30分)と少々寒さを感じます。このような中でも熱心なビジター3名が参加され、パークボランティア9名とともに雨の日ならではの自然を堪能する観察会をスタートしました。

エンコウカエデ(カエデ科カエデ属)
ビジターセンター周辺では、イロハモミジ、ウリハダカエデ、カジカエデなど多くの種類のカエデを見ることができます。雨の中、一段と新緑に燃えるカエデをよく見ると、淡い黄緑色をした可憐な花を見つけることができます。写真;エンコウカエデの新葉と花序
エンコウカエデ

オオシマザクラ(バラ科サクラ属)
伊豆諸島の大島などに多く産することから「オオシマザクラ」と呼ばれています。マメザクラの花も残り少なくなった花の広場で、オオシマザクラの白い花と淡い緑の新葉が雨の景色に調和しています。オオシマザクラは、今しばらく楽しめそうです。
オオシマザクラ

カキドオシ(シソ科カキドオシ属)
花のあと茎がつる状になり、垣根を通り抜けてのびることから「垣通し」。しかし今の時期は花の群落でまるでお花畑のようです。雨の中でも思わず立ち止まらずにはいられない、一面薄紫色のジュウタンでした。
カキドオシ

クロモジ(クスノキ科クロモジ属)
クロモジの小さな淡い黄色の花たちは、雨の滴の重さでちょっと下向き加減ですが、それでも今回の観察会ではひときわ輝いて見えました。これらの花は葉の展開とともに開花したものです。写真;雄株の雄花
クロモジ

チゴユリ(イヌサフラン科チゴユリ属)
小さく可憐な花を稚児行列の稚児にたとえて「稚児百合」。雨が止まぬ園地内の思わぬところで、チゴユリの群生に出会いました。毎年この時期に観察するのを楽しみにしている参加者も多く、雨でも歩いて良かったとの声も聞こえてきました。
チゴユリ

ニワトコ(スイカズラ科ニワトコ属)
芽鱗が開いて顔を出した花序と葉の赤ん坊(通称;ブロッコリー?)は愛らしく馴染みが深いですが、その後の黄白色の小さな花を多くつけた円錐花序や新たに成長した新梢の新葉は雨のなかでもより美しい情景を表現しているように感じられました。
ニワトコ

ハコネグミ(グミ科グミ属)
今年もハコネグミの花を観察することができました。ハコネグミはフォッサマグナ要素の植物で箱根に多いといわれています。この花は葉腋に1個ずつつき、萼筒の外面には銀色と淡黄褐色の鱗状毛と星状毛が密生するとのことですが、雨に濡れていて細かく観察は出来ませんでした。
ハコネグミ

ニワトコヒゲナガアブラムシ(アブラムシ亜科ヒゲナガアブラムシ族)
ニワトコの新梢にオレンジ色で光沢のあるきれいなアブラムシを見つけました。これらのアブラムシはニワトコヒゲナガアブラムシといい、無翅型の胎生雌虫とその幼虫たちです。春季に植物の成長部分の幼芽、幼茎、幼葉に好んで生活しますが、雨の滴にも負けずに産仔している生命力ある姿を観察することができました。
ニワトコヒゲナガアブラムシ

モミジニタイケアブラムシ(ケアブラムシ亜科ニタイケアブラムシ族)
いろいろなカエデの観察中、カジカエデの新葉にも産仔しているアブラムシとその幼虫を見つけました。このアブラムシはモミジニタイケアブラムシといい、背面の黒色班と長毛が特徴で窒素含有率が高い展開中の葉では普通型の幼虫を産仔し、逆に低い展開済みの葉では、越夏型を産仔するといわれています。
モミジニタイケアブラムシ

新梢の葉裏を数多く探していると、翅が生えたモミジニタイケアブラムシの成虫を見ることができました。この成虫は有翅型の胎生雌虫で、新鮮な新葉に飛んで移動し胎生雌虫を産仔して子孫を増やします。雨が止むのをまっているのか、じっとしていたので、そのまま静かに戻しておきました。
モミジニタイケアブラムシ(有翅虫)

トップ10
1.オオシマザクラ
2.カキドオシ
3.クロモジ
4.チゴユリ
5.ツルカノコソウ
6.ハコネグミ
7.マルバスミレ
8.キジ
9.キビタキ
10.ニワトコヒゲナガアブラムシ

箱根PV 小川(治)・谷上

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湯坂路自然情報コース 2019年4月22日

 今回は次回観察予定日との間があり、春の花が観察できないのではないかと参加できる人のみの少人数にて歩きました。尾根道では驚くほどタチツボスミレが今を盛りと咲きあふれ足元にはセンボヤリが見られました。マメザクラ、ヤマザクラ、オオシマザクラなど花があふれていました。

クサボケ (バラ科 ボケ属)  別名: シドミ
 前回歩いた4月1日は草に埋もれて2~3輪ほどでしたが今日は尾根道の両側に赤い花が咲き続いていました。
クサボケ湯坂路190422

イヌシダ      (コバノイシカグマ科 コバノイシカグマ属)  
 イヌシダも新しい芽を出して柔らかな毛に覆われています。次回はしっかり葉に展開してるのでしょう。この時期、胞子葉は直立し、栄養葉は横に垂れているのが良く観察できます。
イヌシダ湯坂路190422

タチツボスミレ  (スミレ科 タチツボスミレ類)
 尾根道の両側に咲き続いて驚きでした。幾度も歩いている道ですがこれほど多くの花が咲いていたのは初めてです。どこでも見られるスミレで親しみがあります。
タチツボスミレ湯坂路190422

 ニオイタチツボスミレ  (スミレ科 タチツボスミレ類)
 臭いの名前のついているように良い香りがします。花色の濃紫色が目立ち花の中心部が白く目立ちます。タチツボスミレとニオイタチツボスミレの雑種のマルバタチツボスミレも見ました。
ニオイタチバナスミレ湯坂路190422

エイザンスミレ  (スミレ科 ミヤマスミレ類)
 名前は比叡山にて発見されたからと言われています。葉は3裂していますが夏場になると大きくなり驚きます。側弁の基部に毛があり距が太いです。樹林下に見られました。
エイザンスミレ湯坂路190422

フモトスミレ  (スミレ科 ミヤマスミレ類) 
 いつも群落が見られる場所は少し時期が早かったのかまばらに咲いているだけでした。葉裏は赤紫色で距は短く赤紫色をしています。
フモトスミレ湯坂路190422

アケボノスミレ  (スミレ科 スミレサイシン類)
 花の色から曙の空になぞらえてつけられた名前のようです。葉は花よりもやや遅く出るために丸まって見られます。距は丸く太く、葉の裏面はやや赤みを帯びています。
アケボノスミレ湯坂路190422

マメザクラ   (バラ科 サクラ属)
 落葉小高木でフオッサ、マグナ要素の植物と言われています。葉と同時に小さな花を下向きに付けます。花の色は白っぽいものからかなり濃いピンク色まで見られます。八重の花も見られます。
マメザクラ湯坂路190422

シロバナエゾスミレ  (スミレ科 ミヤマスミレ類)
 千条の滝に向かう山道沿いに数株見られました。エイザンスミレの白花です。
シロバナエゾスミレ湯坂路190422

クマシデ   (カバノキ科 クマシデ属)
 秋に果実を観察した木に近づき観察しました。
葉の縁には鋸歯があり、側脈は24対ほどで多い。雌雄同株で雄花序、雌花序とも尾状に下垂しています。
クマシデ湯坂路190422

フデリンドウ   (リンドウ科 リンドウ属)
 お天気が良く花が開いていました。蕾を筆になぞらえてつけられた名前。
フデリンドウ湯坂路190422

箱根の山肌に桜がパッチワークのように彩っています。
山肌湯坂路190422

本日のトップ10
1、タチツボスミレ
2、ニオイタチツボスミレ
3、アケボノスミレ
4、エイザンスミレ
5、フモトスミレ
6、マメザクラ
7、ヤマザクラ
8、オオシマザクラ
9、アカネスミレ
10、センボンヤリ

箱根PV  山本

マメザクラの咲く風景(黒岳コース)2019.4.21(日)

気温があがり、黒岳コースでも一斉にお花が開きました。
このページで、どれとどれをどう取り上げようかという贅沢な悩みと決定に
いつになく時間がかかりました。

先ずはマメザクラ4景、箱根ならではの自然情報です。

DSCF7983.jpg
湖尻キャンプ場にて     富士・箱根・伊豆半島に分布する桜


DSCF7984.jpg
深良水門にて


DSCF7985.jpg
黒岳中腹から芦ノ湖を望む


DSCF7986.jpg
黒岳山頂の青空の下


スミレもコースを通して沢山咲いていました。タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、オトメスミレ、
ナガバノスミレサイシン、マルバスミレ、ニョイスミレ。
スミレは、他のコースでも繰り返し写真が紹介されていますので、あえて省略します。


DSCF2546 (2)
アズマギク(キク科)  待望の開花、いいタイミングでした


DSCF2545 (2)
コケリンドウ(リンドウ科)  小さいですが、ひとつ見つかると次々と目に入ってきます


DSCF2544 (2)
ヤマルリソウ(ムラサキ科)   道端で、控えめな存在感がありました


参加者3人、いい汗をかきました。


(トップ10)
①アズマギク
②コケリンドウ
③ヤマルリソウ
④フデリンドウ
⑤マメザクラ
⑥クサボケ
⑦ニオイタチツボスミレ
⑧オトメスミレ
⑨ナガバノスミレサイシン
⑩マルバスミレ

                    (箱根PV小川)  




     

芦ノ湖東岸はスミレ全盛期!  (2019.4.12)

今月の東岸自然情報はGW活動準備日と重なった為に
一週間前倒しの実施(4.27→4.20)となりました。
~芦ノ湖東岸と駒ヶ岳を観察~

今月のブログは、それよりも1週間早く撮影したものです。
駒ヶ岳は残念ながら撮影できませんでしたので、後日
出かけてみたいと思っています。


✿ 今回、観察したスミレ 10種 ✿
1、タチツボスミレ 2、オトメスミレ 3、ナガバノスミレサイシン 
4、アカフタチツボスミレ 5、シコクスミレ(葉) 6、ヒカゲスミレ
7、ヒナスミレ(葉) 8、コミヤマスミレ(葉) 9、マルバスミレ
10、エイザンスミレ


❀~❀~❀~❀~❀~❀~❀


ミヤマキケマン(ケシ科 キケマン属)
フウロケマンの変種。
ミヤマ(深山)の名はつきますが山野に広く分布します。
未だ子株ですが、これから大きくなり華やかに展開します。
ミヤマキケマン


ハルトラノオ(タデ科 イブキトラノオ属)
最盛期は過ぎましたが、まだ可愛く咲いていました。
未だ頑張っている姿に嬉しくなってしまいました。
ハルトラノオ


ハナネコノメ(ユキノシタ科 ネコノメソウ属)
こちらも頑張っていました。
紅色の葯がまだ残っています。
ハナネコノメ20190412_05


ナガバノスミレサイシン(スミレ科 スミレ属)
名前の通り葉身が長いスミレです。
長いだけでなく葉に照りがあるので分かりやすいスミレです。
ちなみに、ナガバのつかないスミレサイシンは日本海側で
見られます。
ナガバノスミレサイシン20190412_02


タチツボスミレ(スミレ科 スミレ属)
前回は、数株しか見られなかったのですが今回は最盛期!
法地を埋め尽くすほどに咲き誇るタチツボスミレには
思わず感嘆の声をあげてしまいました。
その場を立ち去るのが名残惜しくて・・・。
タチツボスミレ20190412_16

タチツボスミレ20190412_15


ヒカゲスミレ(スミレ科 スミレ属)
花は白色で唇弁と側弁に紫色のすじが入り、基部は
有毛です。タカオスミレと大変似ていますが葉裏は
緑色です。
ヒカゲの名がつくように陽光地より日陰を好みます。
箱根ではなかなか会えないスミレのひとつです。
オトメスミレ20190412_12


オトメスミレ(スミレ科 スミレ属)
真っ白な花に淡いピンクorうす紫の距。
何とも清楚なスミレです。
タチツボスミレの仲間でタチツボスミレと混生している
事もあります。シロバナタチツボスミレとは距まで白い
事で区別します。
ご存知のように、箱根の乙女峠で最初に発見された
のがネーミングの由来です。
今年も清々しい姿に出会えました!
オトメスミレ20190412_08


エイザンスミレ(スミレ科 スミレ属)
今年の東岸はエイザンスミレの当たり年?
白花から淡紅色花まである愛らしいスミレです。
子株を始め沢山の姿を見かけました。
比叡山で最初に発見されたのが名の由来です。
エイザンスミレ20190412_05



ホトトギス(ユリ科 ホトトギス属)
毎年、楽しみにしている東岸ホトトギス街道。
この時期はホトトギスに代わりタチツボスミレが主役です。
タチツボスミレと共生しているのがホトトギス(葉)です。
P4120373.jpg



のどかな芦ノ湖。
逆光でよく分かりませんが・・・。
湖岸の木の花はアブラチャンやキブシでしょうか。
P4120372_20190421013019c02.jpg


ネコノメソウの仲間たちの混生。
ヤマネコノメソウとヨゴレネコノメでしょうか?
岩肌にびっしりと張りついていました。
P4120360.jpg


キランソウ(シソ科 キランソウ属)
キランソウの大株に出会いました。
ジゴクノカマノフタ(別名)にしては可愛いですが・・・。
根生葉が地べたに張りつくようにして丸く広がる姿は
まさに鍋窯の蓋型です!
P4120303.jpg


ミヤマハコベ(ナデシコ科 ハコベ属)
山地の谷沿いで見かけるハコベです。
萼の長毛が特徴のひとつです。
P4120321.jpg


ムカゴネコノメソウ(ユキノシタ科 ネコノメソウ属)
ムカゴネコノメソウの走出枝(ランナー)は
地中にも地上にもでます。
写真は四方に元気よく広がるランナーです。
ムカゴネコノメソウ ランナー

(PV藤城)

大涌谷(姥子往復) 2019年4月20日(土)

うっすらと雲に覆われた空のもと、若干肌寒い箱根を歩きました。昨年の同時期、桜はほぼ散り、スミレも多くの種類は見れませんでしたが、今年は「花持ち」がよく、多くの花々に出会う事が出来ました。キビタキの飛来を確認し、いよいよ夏に向かって準備を進める箱根です。

マメザクラ(バラ科)は丁度満開です。他に、ヤマザクラ、オオシマザクラの開花に出会えました。
マメザクラ

地面に目を移すと、クサボケ(バラ科)が咲いていました。
クサボケ

オトメスミレ(スミレ科)は清楚な雰囲気です。
オトメスミレ

マルバスミレ(スミレ科)に出会えました。
マルバスミレ

エイザンスミレ(スミレ科)のピンク色は、人目を引きます。
エイザンスミレ

コキクザキイチゲ(キンポウゲ科)も満開です。
コキクザキイチゲ

アズマヒキガエルでしょうか。冬眠から目が覚めて、間もないようです。
アズマヒキガエル

本日のトップ10
1 ニオイタチツボスミレ 
2 オトメスミレ 
3 マルバスミレ
4 エイザンスミレ
5 カキドオシ
6 オニシバリ♂♀
7 コキクザキイチゲ
8 マメザクラ
9 ハナイカダ♂♀
10 ビロードツリアブ

PV青山

【芦ノ湖西岸】4月17日自然情報収集

今回は3名での自然情報収集となりました。
気温は8度とやや肌寒く、日差しもなかったので、上着が必須でした。

8:50箱根町港、富士山はくっきりと見えていました。
箱根町港2019.4.西岸
オオバン2019.04.西岸

オオバンよ、まだいたのか・・・
ツバメはもう来ているのにいつまで居座っているんだい?

そんなこと思いながら出発。
前半はタチツボスミレ街道、中盤はナガバノスミレサイシン街道、後半はまたタチツボスミレ街道でした。
ところどころにエイザンスミレ、ヤマルリソウ、オカトラノオ、トウゴクサバノオ、木の花はキブシ、クロモジ、アブラチャン、マメザクラといったあたりが花盛りでした。カントウミヤマカタバミは日が出ていないためか、花が閉じていました。


水場の近くでは、ヨゴレネコノメ、ハナネコノメ、チャルメルソウ。
今回もニホンリスの落下巣を発見回収。

ハコネシロカネソウは2輪ほど咲きかけていました。
ハコネシロカネソウ西岸2019.04.


鳥の方は、ガビチョウ、ソウシチョウ、カケス、ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラ、ミソサザイの囀り、
姿は、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、アオサギ、ダイサギ、コジュケイ、ホオジロ、キジバト、ツグミでしょうか。

スミレの季節ですので、その他見られたものは、歯の裏が紫のフモトスミレ、マルバスミレでした。

先月と変わって花盛りで、春の訪れを感じた自然情報収集でした。


トップ10
①ナガバノスミレサイシン・・・スミレ科
ナガバノスミレサイシン西岸2019.04.

②エイザンスミレ・・・スミレ科
エイザンスミレ2019.04.西岸
③ヤマルリソウ
④チャルメルソウ
⑤エンレイソウ・・・シュロソウ科
エンレイソウ
⑥ハナネコノメ
⑦ツルカノソウ
⑧アブラチャン・・・クスノキ科
アブラチャン2019.04.西岸
⑨ミツマタ・・・ジンチョウゲ科
ミツマタ201904西岸

⑩ビロードツリアブ

箱根PV段

【仙石原】2019年04月13日(土)

 パークボランティア10人での観察です。

 キジの姿と声を観察できました。お昼を食べていると、うしろ20メートルほどの距離で、キジは木々の隙間を歩いたりあるいは切り株の上に留まって周囲の様子をみていました。

 仙石原は、人工林の間伐が進み、見通しがかなり良くなっています。その関係の工事で、木を搭載したトラックが行き交っているので、歩行には注意です。

 また、片平地区では、雨水排水用とみられる水路を設置工事中です。

 温湯(ぬくゆ)の水温は19度、外気温は11度でした。




▼クサボケの花です。
仙石原クサボケ



▼オニシバリの花です。
仙石原オニシバリ



▼エイザンスミレです。
仙石原エイザンスミレ



▼マルバスミレです。
仙石原マルバスミレ



▼仙石原片平地区での排水路です。
仙石原排水工事



▼展望案内板から大涌谷を見たところです。前日は雪が降りました。
仙石原展望案内板から大涌谷



▼ミツマタの花です。
仙石原ミツマタ



▼ナガバノスミレサイシンです。
仙石原ナガバノスミレサイシン



<参考>
本日の観察ベスト 10
1 タチツボスミレ/花
2 コブシ/花
3 マルバスミレ/花
4 ミツマタ/花
5 マメザクラ/花
6 エイザンスミレ/花
7 クロモジ/花
8 フデリンドウ/花
9 ネコノメソウ/花
10 ナガバノスミレサイシン/花




箱根PV 仙石原担当 M.S


ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2019年4月12日

4月なのに季節はどうなっているのでしょう。ビジターセンター周辺は一面冬景色です。こんな雪の中でもビジターさん12名に参加いただき、パークボランティア9名、合計21名のミニ観察会を開催しました。本日のテーマは「植物が子孫を残す工夫」です。

朝9時半頃のビジターセンターから外を見た景色です。
冬景色 VC190412

動物は動き回れますが、植物は動きまわれません。植物はいろいろな知恵を絞って子孫を残していきます。そのひとつが、自家受粉を防ぐために、雄花と雌花が別々の木に咲く雌雄異株です。

アオキ ミズキ科 アオキ属
アオキは雌雄異株です。写真は雄株です。雄花が葉芽より先に咲いて、後から次々と側枝が伸び、葉が展開します。雪に隠れていますが、紫褐色の小さな花にある4枚の花弁と4本の雄しべが見えるでしょうか。
アオキ VC190412

アブラチャン クスノキ科 クロモジ属
アブラチャンも雌雄異株です。写真は雌株です。葉の展開前に淡黄色の花が3~5個集まって咲きます。緑色の球形の子房も見えます。春の箱根を彩る花です。
アブラチャン VC190412

マメザクラ バラ科 サクラ属
冬景色の中で園地の至る所でマメザクラが満開です。毎年この清楚な桜を見ると箱根にも春が来たなと感じます。
マメザクラ VC190412

ミツバツツジ ツツジ科 ツツジ属
園地のあちらこちらでミツバツツジが咲き始めました。輝くようにピンク色に咲いています。これも箱根の春を彩る風景です。
ミツバツツジ VC190412

ヤドリギ ヤドリギ科 ヤドリギ属
雌雄異株の半寄生植物です。白百合台園地のケヤキに寄生したヤドリギ雌株には、昨年の果実と今年の雌花がついていました。
ヤドリギ雌花 VC190412

こちらはヤドリギの雄花です。葉(二葉)が出て成長するようになるまで3年かかります。その後、一年で一節ずつ成長します。冬のヤドリギは葉に蓄えた水分を大事に使って生命活動を行っています。
ヤドリギ雄花 VC190412

ヒナスミレ スミレ科 スミレ属
子供の広場では「スミレのプリンセス」と言われるヒナスミレの最後の数株だけが残っていました。落ち葉に埋もれるように咲き、透明感のある淡紅紫色の花は楚々としています。
ヒナスミレ VC190412

春はそこまで来て一転冬に逆戻りですが、季節は確実に巡っています。自然の生命力がヒシヒシと春の息吹を感じさせてくれました。

本日のトップ10
1.  アオキ  雌花・雄花
2.  アブラチャン  雌花・雄花
3.  ヤドリギ  雌花・雄花
4.  カキドオシ
5.  マメザクラ
6.  ミツバツツジ
7.  ヒイラギナンテン
8.  タチツボスミレ
9.  イカル  野鳥
10. シメ  野鳥

箱根PV 高橋

湯坂路自然情報コース 2019年4月1日

 今日は新しい元号が発表される日です。晴れ間も見られて久しぶりに湯坂路入り口から歩き始めましたが予想していた花がほとんど見られず根生葉の観察になりました。予報より早く突然に雹が降り出して道が白くなりました。昼食を予定していた千条の滝の前のベンチを横目に急ぎ足で通りながらもカンスゲ、ミヤマカンスゲ、ムカゴネコノメ、ヨゴレネコノメなど観察しました。

クサボケ (バラ科 ボケ属)   別名: シドミ
 咲き始めたばかりの花が草に埋もれるよう見られました。蕾が多くこれからが花の季節になります。
クサボケ金時190401

イヌシダ      (コバノイシカグマ科 コバノイシカグマ属)                          
 冬には枯れてしまう夏緑性のシダが多い。夏緑性のイヌシダは元気に大きな岩に見られました。栄養葉は横に垂れて見られました。
イヌシダ湯坂路190401

ウツボグサ  (シソ科 ウツボグサ属)  別名:カコソウ
 まだ寒いのか?葉が赤みを帯びていました。花の咲く時期に歩きたくなります。葉はよく見ると対生して葉柄があります。
ウツボグサ湯坂路190401

エビゴケ  (エビゴケ科 エビゴケ属)
 エビゴケ科の仲間はこの一種のみ。やや標高の高いところに見られます。大きな岩に垂れ下がるように生えています。近いづいてルーペでの観察が必要です。
エビゴケ湯坂路190401

ハコネイトスゲ  (カヤツリグサ科 スゲ属)
 湯坂路コースでは沢山見られるスゲです。丁度、穂が出始めていました。板状節理の大きな岩に上に見られました。
ハコネイトスゲ湯坂路190401

アブラチャン (クスノキ科 クロモジ属)
 満開のアブラチャンに出会いました。この木は昨秋に倒れましたが沢山お花を咲かせていました。黄色の花に春を感じました。
アブラチャン湯坂路190401

オニシバリ    (ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属)
 雌雄異株の常緑の低木です。別名のナツボウズは夏に葉を落とすところから付けられました。オニシバリは樹皮が強く鬼を縛ることもできると言われています。
オニシバリ湯坂路190401

アセビ      (ツツジ科 アセビ)
 箱根ではアセビの花が白く目立ちます。尾根道の林縁に咲いていました。葉に有毒な物質を含んでいて馬が食べると痙攣をおこすと言われています。白く小さな花を沢山房状につけ、花冠はつぼ型で先が切れ込んでいます。
アセビ湯坂路190401

アオキ       (アオキ科 アオキ属)
 照葉樹林を代表する常緑の低木で雌雄異株です。今日は雄花が咲き始めていました。昨年の雌花が沢山の果実をつけていました。箱根では鹿が好んで食べているようですが湯坂路ではまだ食べた後を見かけません。
アオキ湯坂路190401

セントウソウ (セリ科 セントウソウ属)
 春に先駆けて咲くところからつけられた名前。以前より少なくなりましたが花に出会えました。
セントウソウ湯坂路190401

ヨゴレネコノメ  (ユキノシタ科 ネコノメソウ属)
 3月24日には雪の中で見られませんでしたが今回は無事に観察できました。まだ赤い葯ガ見られました。
ヨゴレネコノメ湯坂路190401


 急に霰が降り出して足元が白くなりました。
アラレ湯坂路190401

本日のトップ10
1、エイザンスミレ
2、シロバナエゾスミレ
3、アケボノスミレ
4、カスミザクラ
5、オオシマザクラ
6、マルバタチツボスミレ
7、タチツボスミレ
8、マメザクラ
9、ヤマザクラ
10、カントウミヤマカタバミ

箱根PV 山本