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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

8月28日芦ノ湖西岸自然情報収集

台風の影響により2度の延期。コースはあれているであろうと思ったら案の定倒木4本、そのうち1本は周囲の木々も巻き込みかなり危険な状況でした。

倒木

オオバンとカルガモのお遊戯に見送られスタート。
道中は終始、キンミズヒキ、トンボソウ、ノブキ街道。

まだまだ頑張るハコネシロカネソウ。

初めて見ました、ベニバナゲンノショウコ。

beni



紅白混じりのゴショミズヒキ。

いつもと違う場所にあったクサアジサイ。


kusaajisai2


色のきれいなハンミョウ。
ハンミョウ (1)23


深良水門で合体中のヤマトシジミ。
ha-to



ナンバー1はフォッサマグナ要素のタテヤマギク。
何で同じ花なのに葉っぱが違う?
新種のキクかと思いましが、葉っぱに差異があるのが特徴のようです。
kiku
kiku



ツルリンドウは2日前の黒岳と違う場所で見つけたので,
トップ10に入れました。



トップ10
①タテヤマギク
②ベニバナゲンノショウコ
③ヤマホトトギス
④クサアジサイ
⑤ハンミョウ
⑥ゴショミズヒキ
⑦ツルリンドウ
⑧ヤマトシジミ
⑨オオバン
⑩ナラ枯れ

番外
一見タイアザミであるが、葉っぱが痛くなかったり、花が微妙に小さかったりな、ホソエノアザミ。
ホソエノアザミ

名前がわかればナンバーワンになっていた目玉○オヤジキノコ。

oyaji


一番驚いたのはナラ枯れの現状。
西岸遊歩道沿いで7本現認ですから、一体どれだけあるのでしょうか?

narakare1

ana.jpg

ナラ枯れは環境省とVCから、倒木はVCから県へ報告済みです。

ナラ枯れ見ればすぐにわかりますので、発見し次第、VCへ報告願います。

箱根PV段

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ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2018年8月24日

 台風20号の影響で時々雨が落ちていました。そのためかビジターは2名、PVは4名でした。雨が落ちていたので室内で本日のテーマの「花の形と工夫」で花の形と昆虫の関係を学習しました。霧雨の様な状況になってきたので外で観察をすることにしました。上に向いて咲く花のマツムシソウ、横を向いて咲く花のツリフネソウ、下を向いて咲く花のツリガネニンジンを観察しました。皆で花の形(大きさ、長さ、雄しべ及び雌しべの位置、蜜の位置)と虫の関係で、如何にして虫によって受粉させるか、花の戦略を考えてみました。ミズタマソウに雨が降ったためか果実は水玉になっていました。これがまさに水玉草でした。秋の花が咲き始めていました。センニンソウは花盛りでユウガギク、シロヨメナ、ノコンギクの野菊が咲き始めていました。コボタンヅルは沢山咲いていました。ボタンヅルも観察できました。今日はあいにくの天気で鳥はあまり飛ばず、また鳴いてなく、虫もあまり出て来ませんでした。
 人数はいつもより少なく寂しかったですが、和気藹々と楽しい観察会でした。

マツムシソウ
花は上を向いて咲いています。そのため、止まりやすいので色々な虫に人気があります。イチモンジセセリが雄期の花で吸蜜していました。雌期の花に移れば受粉します。
雄期の花
マツムシソウVC180824
雌期の花
マツムシソウ雌期VC180824

ツリフネソウ
花は横を向いています。蜜は花の奥にあるので、こじ開けて潜り込むハナバチが吸蜜することが出来ます。その時にハナバチは雄しべに触れて背中に花粉が乗ります。別の花に移って雌しべに触れれば受粉します。
ツリフネソウVC180824

ツリガネニンジン
花は下を向いています。器用な脚を持つハナバチしか訪れません。この花にとってハナバチは最も効率よく花粉を運んでくれる相手です。
ツリガネニンジンVC180824

ミズタマソウ
雨が降ったためか水が果実に付いていました。まさに、これが水玉草です。
ミズタマソウVC180824

センニンソウ
ビジターセンターの周りに沢山咲いていました。ツル植物ですから他の植物にマントの様に覆い被さるように咲いています。マント植物とは良く言ったものです。
センニンソウVC180824

ユウガギク
夏の初めから咲き始める。「優雅菊」ではなく「柚香菊」。名の由来は葉をちぎれば、かすかに柚の香りがするだが、実際は殆どしない。
ユウガギクVC180824

ノコンギク
箱根で最もよく見られる野菊。「紺」と言う字のごとく、淡い紫色の花を咲かせるものが多いが、白い花もある。
ノコンギクVC180824

ボタンヅル
ビジターセンターの周りで見ました。コボタンヅルはよく見かけますがボタンヅルは余り見かけません。違いは葉にあります。ボタンヅルは1回3出複葉でコボタンヅルは2回3出複葉です。
ボタンヅルVC180824

オオミズアオ
翅の綺麗な大きな蛾です。じっとしていて近づいても逃げませんでした。夜に活動するので、お昼寝中だったのでしょう。
オオミズアオVC180824


本日のトップ10
1.マツムシソウ(満開)
2.ツリフネソウ(満開)
3.センニンソウ(満開)
4.ツリガネニンジン(花)
5.ミズタマソウ(花、果実)
6.ユウガギク(花)
7.シロヨメナ(咲き始め)
8.ワレモコウ(花)
9.イチモンジセセリ(蝶、吸蜜)
10.オオミズアオ(蛾、休息)

箱根PV  原田

芦ノ湖東岸自然情報コース 2018年8月10日

先月の自然情報日は残念ながら大雨に見舞われてしまいました。
今月は定例自然情報収集日前ですが、駒ヶ岳情報をお届けします。

8月10日
今日も不安定の天候との予報でしたので雨を覚悟で駒ヶ岳へ出かけました。
濃霧に覆われていた山頂も時々青空がのぞき、運よくまあまあの観察日和。
芦ノ湖から吹き上げる霧に一瞬視界が消えることもありましたが、真っ白
な霧が流れる間に間に見え隠れする花は美しさが一層ひきたちます。
特に、そこかしこに咲く濃紅色のオヤマシモツケははっとする程あでやか
にうかび来て、不安定な天候が却って功を奏した結果となりました。

気になるのは、小規模ながら神山中腹部に土砂が崩れた痕跡が見えること
です。登山道が荒れてしまい通行止めの解除もなかなか難しいと言われる
昨今ですが一日も早い登山道の復旧を祈ります。

          
            🌁 ☀  🌼  ☀  🌁 
 


マルバダケブキ (キク科 メタカラコウ属)
深山のやや湿り気のある草地や林縁に生育する多年草。
葉は30㎝に散房状の大きな黄色の頭花は8㎝にもなる大型サイズ
で、葉だけの状態でもすぐに見つけられる目立つ植物です。
駒ヶ岳の笹原でも華やかな黄色い花は群を抜いて目立っています。
マルバダケブキ20180810_08


山頂遊歩道
巨石の間を縫うように続く遊歩道。
満開のオヤマシモツケ(バラ科 シモツケ属)が彩っていました。
P8100425.jpg


ハコネアザミ(キク科 アザミ属)
頭花が茎の先端に集まってつくのが特徴です。
ハコネアザミはトネアザミとほとんど変わりませんが、風衝地帯に
生えるので丈が短くなったという説があります。そういう意味では
ハコネトリカブトの形態も同様な理由かも知れません。
まだ、開花には少々早いようで写真はようやく出会えた一枚です。
P8100406.jpg


山頂の草原
よく見ると、ハコネコメツツジの残り花、ハコネハナヒリノキの
果実、ハコネギクやオヤマシモツケの花が見えます。
季節の変わり目の景色ですね。
P8100379.jpg


オオハンゴンソウ(キク科 オオハンゴンソウ属)
濃霧のなか、うっすらと見えているのはオオハンゴンソウです。
(大反魂草) 北アメリカ原産の多年草で明治時代に観賞用として
日本に持ち込まれたものが各地で野生化しています。 
環境省指定特定外来植物で全国規模で駆除活動が行われており箱根
でも然りです。
P8100373.jpg


ハコネギク(キク科 シオン属)
箱根特産の野菊で別名ミヤマコンギク。
目下、山頂のあちこちで真っ盛りのハコネギクは群がった株で生育
します。総苞は粘り、花は終わっても枯れたままなかなか落ちない
のも特徴です。写真は白菊ですが淡いブルーのハコネギクも咲いて
いました。
P8100370.jpg


山頂のお花畑
色とりどりの花々が今が盛りと咲き誇り私達を楽しませてくれます。
P8100369.jpg


ウツボグサ(シソ科 ウツボ属)
別名カコソウ(夏枯草)。多年草。
山頂には群落がいくつも見られました。
低山地でも見かけますが山頂のウツボグサは花の色が冴えている
ように感じます。花穂を矢を入れるウツボにみたててウツボグサと
命名、別名の夏枯草は夏期に花が枯れて黒っぽくなってもそのまま
茎が立っていることによります。
P8100359.jpg


山頂のお花畑
笹原にシシウド(セリ科 シシウド属)が抜きんでていました。
今年は仙石原を始め各地でシシウドが大変目立ちます。
後方にはヒヨドリバナ(キク科 ヒヨドリバナ属)の群落が見え
ます。ヨツバヒヨドリかも知れませんが確認できませんでした。
P8100353.jpg


キオン(キク科 キオン属)
毎年、笹原の隙間を見つけ顔を覗かせています。
個体が増えているのは嬉しいことです。
P8100349.jpg


ロープウエイ山頂駅
先月工事中だった山頂駅階段に屋根がつきました!
P8100337.jpg


湖尻港
 🚢夏の湖尻港です。
何とはなく夏の賑わいを感じます。
P8100325.jpg


(担当 PV藤城)

大涌谷(姥子往復) 2018年8月18日(土)

週半ばまで続いた高温多湿な夏から一変、カラッと晴れ上がった青空は、初秋を感じさせてくれる気持ちの良い日でした。このような日はいつまでも自然の中に身を置きたいと思います。残り少ない夏を目一杯楽しみたい昆虫達と夏から秋へ花を咲かせる植物達に巡り会えました。

クロヒカゲ(タテハチョウ科)
林の中を飛び回っている色黒の蝶です。写してくれと言わんばかりに、動きませんでした。
大涌谷クロヒカゲ

ミヤマキンバエ(クロバエ科)
陽が差し込むアオキの葉上で休んでいました。キラキラして宝石の様(?)です。
大涌谷ミヤマキンバエ

コバノハナイカダ(ハナイカダ科)
葉中央に黒い実をつけていました。鳥に運ばれるのを、待ちわびているようです。
大涌谷コバノハナイカダ

ヒメヤブラン(キジカクシ科)
ヤブランより小型です。青い実をつけるジャノヒゲに似ますが、本種は黒い実をつけます。
大涌谷ヒメヤブラン

タマアジサイ(アジサイ科)
秋口まで咲くので、まだまだ蕾が沢山あります。
大涌谷タマアジサイ

クサギ(シソ科)
淡い芳香を放つので、クロアゲハや他の蝶類が多く訪れていました。
大涌谷クサギ

コウゾリナ(キク科)
茎や葉に剛毛が生えます。
大涌谷コウゾリナ

イヌガンソク(オシダ科)
胞子葉は冬にも残り、生け花やドライフラワーに使われます。
大涌谷イヌガンソク

16名でのスタートでした。
大涌谷オオワクダニ観察会

本日のトップ10
1 オミナエシ
2 ホドイモ
3 サワヒヨドリ
4 ワレモコウ
5 トンボソウ
6 ツチアケビ
7 ヒメキマダラセセリ
8 クサギ
9 コボタンヅル
10 ジャコウアゲハ

PV青山

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2018年8月10日

 温度24℃で、暑い今年の夏では涼しく感じました。ビジター9名、PV10名でスタートしました。今回のテーマは秋の七草です。VC周辺では秋の七草の一つであるナデシコの仲間のカワラナデシコが満開で見頃でした。風になびいたピンク色の花びらは、誇らしく目立って見えました。夏の花のコバギボウシ等がピークを終え、秋の花の野菊のユウガギク等が咲き始めていました。植物の世界は夏から秋に向かっていました。

カワラナデシコ
昔は河原に自生していたので「河原」で、子のように撫でたい草なので「撫子 」。万葉集にも歌が詠まれるほど古くから栽培されてきた草花で、秋の七草の一つに数えらています。
カワラナデシコVC180810

コバギボウシ
花も葉もスマートで紫色の花が目立ちます。
コバギボウシVC180810

コオニユリ
名前の由来は橙赤色の花が赤鬼に顔に見えるから。花びらが反り返った形と色で鬼に見えるのでしょう。花の派手さでアゲハチョウの仲間を誘う。雄しべは花より突き出ていて吸蜜するときに花粉が翅に付く。赤い花粉を翅につけたキアゲハをよく見かける。
コオニユリVC180810

ユウガギク
夏の初めから咲き始める。「優雅菊」ではなく「柚香菊」。葉を揉むと柚の香りがすると言われているが実際は殆どしない。
ユウガギクVC180810

ツリガネニンジン
根を朝鮮人参に花の形を釣鐘にたとえてこの名がついた。沢山の花をつり下げてハナバチやチョウの訪れを待っている。
ツリガネニンジンVC180810

ミズタマソウ
白い毛がある果実を露がかかった水玉に見立てて水玉草。逆光で見ると綺麗です。毛は鍵形になっており動物にくっついて散布する。
ミズタマソウVC180810

ツルボ
球根を昔は食べていた。この球根がつるりとした坊主に見え、ツル坊主でツルボになったようです。
ツルボVC180810

トンボソウ
今年は箱根のどこでもよく見かけます。当たり年かも知れません。名の由来は花の形がトンボに似ているから。
トンボソウVC180810

ツチアケビ
美味しそうなソーセージが沢山ぶら下がっています。昔の人はこの実をアケビに見立て、土から生えているのでツチアケビ。光合成を行う葉を持たず、養分のすべてを共生菌に依存している。
ツチアケビVC180810

アサギマダラ
旅をするチョウ。今は南に飛び立つために蜜を吸って休養している。飛ぶ時に空気抵抗を少なくして疲れないようにするため、鱗粉がなく体に比べて大きな翅を持つ。鱗粉がないためマーキングが出来、移動の状況が分ってきている。
アサギマダラVC180810

本日のトップ10
1.カワラナデシコ  満開
2.コバギボウシ   花
3.ツルボ        咲き始め
4.ユウガギク     咲き始め
5.ダイコンソウ     花
6.ツリガネニンジン  満開
7.ツチアケビ     赤い果実
8.キジ         親子で歩行
9.アサギマダラ    飛翔
10.ベニシジミ     飛翔

箱根PV 原田

湯坂路自然情報コース 2018年8月6日(月)

 猛暑が続く日々ですが気温27度と快適な湯坂路です。この日は参加者3名とかってこのような少人数はない事でしたが、それなりにじっくり植物などの観察をしながら歩くことが出来ました。まだオオナンバンギセルには早いかと思っていましたが、もう咲き始めていました。シシウドはかってないほどの花盛りでした。

シシウド  (セリ科 シシウド属)
 尾根道の草原に大型でよく目立ちます。この日はひときわ美しいシシウドを観察できました。この花にハナアブや甲虫類が蜜を吸いに集まっています。
シシウド湯坂路180806

アキノタムラソウ  (セリ科 アキギリ属)
 シソ科の茎は四角形です。茎の上部に長い花穂をのばして、青紫色の花を輪生状につける。尾根道の草原脇のあちこちに群れて咲いていました。
アキノタムラソウ湯坂路180806

バライチゴ  (バラ科 キイチゴ属)
 茎には鍵形の細い棘があります。葉をバラに似ているところから付けられました。花は4センチほどで大きい。
バライチゴ花湯坂路180806

バライチゴ果実  (バラ科 キイチゴ属)
 果実は広楕円形で紅く熟し食べられるが味が薄く美味しくはない。
バライチゴ実湯坂路180806

イヌトウバナ  (シソ科 トオバナ属)
 茎は四角で、葉は対生しています。葉の裏面に腺点があります。花は白色でやや淡紅紫色帯びています。葉腋に輪生して、花冠は唇形で小さい。 
イヌトウバナ湯坂路180806

オオバギボウシ (キギカクシ科 ジボウシ属)
 尾根道の草原脇に見られる多年草。葉はまるく大きい。花茎は1メーチルと大きくなり花も大きい。今年は花時期が早く上部にしか花が見られませんでした。
オオバギボウシ湯坂路180806

コバギボウシ (キジカクシ科 ギボウシ属)
 葉が細長くスマートでオオバギボウシとの見分け方は容易です。花弁の内側に濃紫色の線があり花もオオバギボウシより小さい。
コバギボウシ湯坂路180806

ヌマトラノオ  (サクラソウ科 オカトラノオ属)
 湯坂路コースではオカトラノオとヌマトラノオが見られ、オカトラノオとヌマトラノトの雑種でイヌヌマトラノオが見られます。昨年より増えていました。ヌマトラノオの花穂はオカトラノオより細く真直ぐです。
ヌマトラノオ湯坂路180806

ジャコウアゲハ  (アゲハチョウ科)
 ジャコウアゲハの食草はオオバウマノスズクで湯坂路では幼虫をよく見かけていました。今日は羽化したばかりなのか?じつと動ない蝶に出会えました。 
ジャコウアゲハ湯坂路180806

ナワシロイチゴ  (バラ科 キイチゴ属)
 茎は蔓状に伸びて地を這っています。茎にはかぎ状の棘があります。葉裏は細毛で覆われて灰白色です。花は紅紫色をしていますが花弁は開きません。果実は球形で紅熟します。
ナワシロイチゴ湯坂路180806

トンボソウ  (ラン科 トンボソウ属)
 花をトンボに見立ててつけられた名前のようです。葉は下部に2枚つけています。湯坂路ではオオバノトンボソウも見られますがこの時期すでに花は終わっていました。花に出会うのは年によって違い、同じ月、同じ日に歩いても同じ花には出会えません。
トンボソウ湯坂路180806

今月のトップ10
1、シシウド
2、アキノタムラソウ
3、イヌヌマトラノオ
4、イヌゴマ
5、ヒメヤブラン
6、オオナンバンギセル
7、ヤマハギ
8、タテヤマギク
9、ジャコウアゲハ
10、トンボソウ

報告者 : 山本

金時山自然情報 2018年8月9日

7月が雨で2ヶ月ぶりの実施です。真夏の登山を避けているためか、天気も悪いせいか登山者は少なかったです。我々も2名の参加です。頂上の小屋は2軒ともお休みでした。登山者の出会いは少なく寂しかったですが、残っている夏の花に秋の花が加わり植物は賑やかでした。高山性のヒメオオクワガタが登山道を歩いていました。珍しいクワガタでラッキーでした。

タテヤマギク
頂上手前の登山道脇に沢山咲いていました。富士火山帯の山地にのみ生える多年草。タテヤマは北アルプスの立山でなく芦ノ湖の西方にある立山。
タテヤマギク金時140807

ユウガギク
分岐点前に咲いていました。夏の初めから咲き始める。「優雅菊」ではなく、「柚香菊」。柚の香りがすると言われているが、実際は殆どしない。
ユウガギク金時180809

シモツケソウ
分岐点前に沢山咲いていました。名は花がシモツケに似ていて草本であることによる。
シモツケソウ金時140809

タマアジサイ
公時神社からの登山道脇に沢山咲いていました。花期が長いのでこれから目を楽しませてくれるでしょう。名の由来は玉のような蕾をあげ、それが開くと両性花や装飾花が咲くため。
タマアジサイ金時180809

クサギ
性転換する花。雄性期は花粉がチョウやガに付きやすい様に雄しべが前に突き出ている。雌性期は雄しべはカールして後退し、今度は雌しべが突き出て受粉しやすいようになる。クサギは「臭木」、葉を揉むと悪臭がするから名付けられたが花は高い香りでチョウやガを誘う。
クサギVC180810

アキノタムラソウ
タムラソウと名の付く植物はアキノタムラソウ、ナツノタムラソウ、タムラソウとある。タマラソウはキク科、アキノタムラソウとナツノタムラソウはシソ科でよく似ている。違いはアキノタムラソウの雄しべは花冠の先端からすこし出ているが、ナツノタムラソウの雄しべは花冠より大きく突き出ている。
アキノタムラソウVC180810

マツカゼソウ
麓に咲いていました。「松風草」で「秋風に吹かれる草の姿に、ある趣を感じること」が名の由来だが、能の舞台に書かれ松に似た草姿の説もある。少しの風でも揺れてミカン科の葉の匂いがする。
マツカゼソウVC180810

ウスユキソウ
登山道脇で見かけました。花がとても綺麗で、ヨーロッパアルプスのエーデルワイスに似ているので、日本のエーデルワイスと呼ばれています。
ウスユキソウ金時180809

シシウド
麓に沢山咲いていました。名の由来は葉がウドに似て、食用にならず「猪なら食べるウド」。アカハナカミキリ、アオハナムグリ等の甲虫及びアゲハ等のチョウがよく訪れる。夏の高原のレストランと呼ばれている。
シシウド金時180809

ヒメオオクワガタ(雌)
標高1000~1500mに棲む。登山道を歩いていました。なかなか出会えないクワガタでラッキーでした。ブナの立ち枯れに幼虫が入るので、ブナがある場所が大好きです。
ヒメオオクワガタ金時180809

本日のトップ10
1.タマアジサイ(花)
2.クサギ(花)
3.マツカゼソウ(花)
4.シシウド(花)
5.シモツケソウ(花)
6.タテヤマギク(花)
7.ユウガギク(花)
8.リョウブ(花)
9.アキノタムラソウ(花)
10.ヒメオオクワガタ(昆虫、歩行)

箱根PV 原田

【仙石原】2018年08月11日(土)の情報

 2018年08月11日(土)に仙石原の自然情報を収集しました。写真とともに、説明いたします。



▼キツネノカミソリ
01_キツネノカミソリ
 早春からの葉は初夏に枯れてしまいます。夏に3~5個の赤い花をつけますが、葉と花は一緒に見ることはできません。



▼タマアジサイ
02_タマアジサイ
 谷川沿いに生える落葉低木です。花は総苞に包まれて球状ですが、やがて落ち淡紫色の小さな花が多数開きます。



▼ミソハギ
03_ミソハギ
 水辺に生える多年草です。盆花として、仏前に供える地方もあるようです。



▼ハナイカダ
04_ハナイカダ
 山地に生える落葉低木で、葉は互生です。葉の表面の主脈に淡緑色の小花をつけます。その実が最初は緑色で、熟すと黒になります。



▼カラスウリ
05_カラスウリ
 多年生のつる草です。8~9月の夕刻に白花を開花させます。秋に赤い実をつけます。



▼大涌谷の噴煙
06_大涌谷の噴煙
 仙石原の展望台から見た大涌谷の噴煙です。
 
 

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