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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

深良水門と富士山(黒岳コース)2018年3月25日

本年度最後の黒岳コース自然情報観察会です。
箱根でも30センチ積もったという21日の春の雪。
それから4日後、澄んだ青空の下で見たコースの景色を紹介します。


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深良水門からみる芦ノ湖   雪解け水でしょうか、水量たっぷりです   左上は金時山


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深良水門   新旧2つの水門が今も仲良く 
          手前の小さな旧水門=明治43年(1910)建設
          すぐ奥の大きな現水門=平成元年(1989)建設


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深良水門出口   外輪山を貫く深良隧道に向かう芦ノ湖の水


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黒岳山頂への道      雨と気温上昇によって、雪はほとんど融けていました   汗ばみます


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黒岳山頂にて     初公開!!

いつもは素通りしてしまう黒岳山頂。
コースの冠名にしている『黒岳1018m』の山頂です。
澄んだ青空に誘われて、今日は立ち寄ってみました。
その黒岳山頂から、枝の隙間を通して富士山が見えました。
三角点のような花崗岩の標柱もあります。
嬉しい発見です。
この景色を大事にしていきたいと思います。


~本日のトップ10~
①ハチジョウキブシ(花)
②アセビ(花)
③オニシバリ(花・実)
④ヒメシャラ(倒木の枯葉の香り)
⑤富士山(黒岳山頂から望む)
⑥ネコヤナギ(花)
⑦テングチョウ(蝶)
⑧アズマギク(蕾)
⑨ウグイス(鳴き声)
⑩丹沢連峰(冠雪)

(PV小川)
 







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ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2018年3月23日

今日は今年度最後の観察会でした。おまけがつきました。VC周辺は一昨日からの降雪で30cm程度積っていました。3月下旬では珍しいでしょう。本日のテーマは「VC周辺 早春見頃の花・野鳥」です。ビジターさん5名、パークボランティア14名、みんな長靴に履き替え、雪を踏みしめて春を探しました。

観察風景
皆さん長靴を履いています。
観察風景VC180323

アオキの果実
傷がついています。これはヒヨドリが啄んだと思われます。アオキの下には沢山落ちています。美味しければ食べると思います。美味しくないのでしょう。それともヒヨドリの遊びでしょうか。
アオキ実VC180323

アセビ
満開です。白い雪をバックにした白い花は際立っていました。
アセビVC180323

バッコヤナギ
「婆ッコ柳」とも言う。花が成長すると白い綿毛ができ、これをお婆さんの白髪と見立てたことらしい。
バッコヤナギVC180323

フサザクラ
早春の花です。サクラの名が付いてはいますがいわゆる桜の仲間(バラ科サクラ属)ではありません。
原始的な性質をもつ植物です。花びらを持たず、赤い雄しべが房を成すところから「房桜」の名があります。
フサザクラVC180323
両性花で赤いのが雄しべ、雄しべの根元近くに雌しべがあります。
フサザクラ1VC180323

ニワトコ
新芽は野菜のブロッコリの様に見えます。食べるとお腹をこわします。
ニワトコVC180323

キブシ
雌雄異株。雌花は雄しべが短くて見えないが、雄花は雄しべがよく見える。虫による受粉をしやすくするためでしょう。
もうじき咲くのでよく観察してみてください。
キブシVC180323

雪上のノウサギの足跡
どちらの方向に跳んでいるか分りますか。後足の跡が前で前足の跡が後ろになります。この足跡の先の足跡は3m先にありました。凄いジャンプ力です。何をしていたのでしょうか。
ウサギの足跡VC180323

雪上のタヌキの足跡
一つの足跡の形はキツネの足跡とよく似ていますが、たぬきは2列に並び、キツネはほぼ一列に並びます。
タヌキの足跡VC180323

ナミテントウ
成虫で冬を越します。同じ種類とはとても思えないほど様々なタイプの模様があります。写真は二紋型と呼ばれているもので、南の方に多くいますが、最近は北の関東地方でもよく見ます。温暖化の影響と考えている学者もいます。
ナミテントウVC180323

ビロードツリアブ
雪の上で仰向けの状態で仮死状態でした。暖かくなって出てきたものの、雪が降るほどの寒さのため動けなくなったのでしょう。つまんで陽の当たるところに置くと動き始めました。
ビロードツリアブVC180323

本日のトップ10
1.アオキ               果実(ヒヨドリの嘴の跡)
2.アセビ                満開
3.スイカズラ
4.オオバヤシャブシ  果実
5.ニワトコ        蕾
6.バッコヤナギ     蕾
7.キブシ         蕾
8.雪上の動物の足跡
(ノウサギ、タヌキ、キツネ)
9.ナミテントウ             昆虫
10.ビロードツリアブ          昆虫(仮死状態でした)

箱根PV 原田

3月15日芦ノ湖西岸

3月15日芦ノ湖西岸
PV11名、ビジター1名の合計12名と、西岸コースには珍しく大所帯での自然情報収集となった。
出発の富士山
散策

箱根町港9:15に多数のオオバンたちに見送られて出発。
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ウグイスの鳴き声に迎えられ、アセビの花、ビロードツリアブ、花盛りのオニシバリ、ちょこんと顔を出していたフキノトウ、ヤマガラやシジュウカラは楽しそうに囀っており、春の訪れを感じながら、15:05キャンプ村に到着。
お昼ごろから曇ってきたのがちょっと残念でした。

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以下画像で。

子犬のような鳴き声が可愛らしいオオバン

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ムササビの食痕
斜めに切り口が鋭いところが特徴です。

musasabi_2018032021035988d.jpg




血は吸わないのに赤いナミケダニ
恥ずかしがり屋さんなのでしょう
DSC_31670.jpg



穂が猫の尾のような、ネコヤナギ
触ると気持ちいいです。
nekkoyanagiii.jpg
ネコヤナギ


オニシバリ

雄花は荘厳な感じ

onisibariii_20180320212146487.jpg


稀に面白いお花もあったりします。

onisibarii_20180320212145c96.jpg


雌花は控えめに感じますね。

onisibari_20180320212144db1.jpg


雌花の方が雄花より後に咲くのは、
「女の子は男の子のことを待っているんだよ~」

そして・・・

「あなたのことを受け止めてあげます」

ってことだと思っています。

春一番を知らせる、ビロードツリアブ
>ビロードツリアブ2



同じく春の訪れを知らせるフキノトウも可愛らしい

hukinotou.jpg


フォッサマグナ地域特産のオトメアオイ
オトメアオイ-1
オトメアオイ


つぼみがふっくらな、ダンコウバイ(壇香梅)ロウバイ科

ダンコウバイ


シュンラン。
シュンランの蕾


緑の花がチャーミングな、ヤマネコノメソウ
ネコノメソウ


フデリンドウ

フデリンドウの蕾

去年は咲いていました。
比較写真 昨年のフデリンドウの花 syou


後半はミツマタが見ごろでした。
うらやましいネーミングですね。

mitumata_20180320204211aad.jpg


湖尻水門ではホオジロが出迎えに来てくれていました。

ホオジロ

アセビもきれい
毒草ですが、昔は牛馬の皮膚病の薬として使われていたとのこと。

アセビ


相変わらずテンの糞は多く目立ちました。
朝ドラの方ではないと思いますよ…

テンノ糞




トップ10
1シュンラン
2ネコヤナギ
3ヤマネコノメソウ
4ミツマタ
5フデリンドウ
6キブシ
7オニシバリ
8ハンノキ
9ヤドリギ
10ダンコウバイ


箱根PV 段

ミニ観察会(ビジターセンター周辺)2018年3月9日

昨日からの春の嵐が朝まで続き、雨の中の観察会を覚悟していましたが、なんとか直前で雨も上がってくれました。このような天候にも関わらず熱心なビジター2名が参加され、PV7名を含めて合計9名でミニ観察会を開催しました。天候は曇り、気温は11℃と比較的暖かく、春の予兆とともに雨上がりの情景も期待できそうです。記録写真の撮影を終えて雨具を忍ばせ、いそいそと春の訪れを探しに自然学習路へと向かいました。

バッコヤナギ
さっきまで降っていた雨のしずくとともに蕾が輝いて見えました。

雨のしずくとバッコヤナギ

キクラゲ
ウツギに多く発生。水分を含んでゼリー状に膨らんでいました。

ウツギにキクラゲ

ヒメノキシノブ
久しぶりの雨で元気を取り戻したようです。胞子葉が見つかりました。

ヒメノキシノブ

ヒメノキシノブ
胞子葉の葉裏上部をルーペで見ると、胞子嚢群を見ることができます。

ヒメノキシノブ葉裏の胞子嚢群

フキ
花茎を包んでいた葉(苞)が開き始めていました。

フキ(苞の開き始め)

ツチグリ
外皮が開いていました。すでに胞子を放出した後なのでしょうか。

ツチグリ

ヤマアカガエルの卵塊(拡大)
一つ一つの卵が無事に育つと良いですね。

ヤマアカガエルの卵塊

蛾の繭
木々の葉がまだ出ていないため、蛾の繭たちを見つけることができました。左側がクリの枝についたヤママユの繭、右側がヤマグワの枝についたクワコの繭です。

繭たち

オニシバリ
オニシバリは雌雄異株です。この株は雄株で雄花が開き始めています。

オニシバリの雄花


本日のトップ10
1.バッコヤナギ(蕾)
2.オオバヤシャブシ(冬芽)
3.フキ
4.オニシバリ(花)
5.キクラゲ
6.胞子嚢群(ノキシノブ、ヒメノキシノブ)
7.ツチグリ
8.ヤマアカガエルの卵塊
9.蛾の繭(ヤママユ、クワコ、ウスタビガ)
10.キジの鳴き声

箱根PV 小川 続きを読む

【仙石原】2018年03月03日(土)の観察記

 仙石原は毎月第2土曜日を観察の日にしていますが、今月は第2土曜日に会の集まりがあるため、第1土曜日の観察となりました。

 先月に続き、パークボランティア8人での観察です。

 気持ちのいい青空でしたが、その分花粉が飛んでいました。くしゃみで鳥やチョウが逃げないか心配でしたが、杞憂でした。

 植物はヤマネコノメソウやオニシバリなど、わずかですが、開花しているものを確認できました。

 温湯(ぬくゆ)の水温は21.5度、外気温は11度でした。


▼オニシバリ
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▼ヤマネコノメソウ
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▼テングチョウ
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▼オオイヌノフグリ
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▼フキ
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▼ツグミ
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▼マツゲゴケ?
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▼法面で、草がなく、茶色くなっており、最近崩れたようです。
P1310989.jpg



 <参考>
観察しやすいベスト 10

1 オニシバリ
2 ミツマタ
3 ヒイラギナンテン
4 ヤマネコノメソウ
5 コブシ
6 ウソ
7 キジ
8 オオイヌノフグリ
9 テングチョウ
10 ツルシキミ



<関連情報>
 ・仙石原コースの記事一覧
 ・仙石原コースのご案内(箱根ビジターセンターのWebサイトに別ウィンドウでリンクします)



箱根PV 仙石原担当 M.S

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