FC2ブログ

箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2018年2月23日

箱根VC周辺では昨日雪が降り、薄化粧の状況でした。その中で春の兆しも垣間見ることができました。ビジターさん8名に参加頂き、パークボランティア13名、合計21名のミニ観察会でした。
本日のテーマは前回に引き続き「自然に関わる決まり事 」でその2です。日本に生息する哺乳類・鳥類について、その保護と狩猟の適正化について定めた法律(通称:鳥獣保護管理法)のさわり、及び神奈川県の鳥獣保護管理計画事業の一部を館内で学習しました。堅い話の後は外の観察です。鳥獣の冬における活動状況と春の兆しを見つけました。

オオイヌノフグリ
雪が降る寒い気候ですが花を咲かせていました。花はパラポラアンテナのようなお椀型です。太陽の日差しを集めて暖かくしているのでしょう。(写真の花は余り開いていません。そのうちお椀型になります。)
オオイヌノフグリVC180223

オニシバリ
雪化粧で木々が葉を落としている状況ではこの緑の葉は目立ちます。蕾がありました。もうじき咲きそうです。
オニシバリ蕾VC180223

タネツケバナ
葉はロゼットです。葉を広げて太陽の恵みを受けて花を咲かせたのでしょうか。名前の由来は種籾を水につける頃に咲くからですがもう咲いています。
タネツケバナVC180223

シカの食痕
シカはアオキが大好きです。上の前歯がないので引きちぎったような跡が残ります。近年増えすぎて農作物の被害や希少種の植物を食べるなど社会問題となっています。難しい問題です。
シカの食痕VC180223

ノウサギの足跡
どちらの方向に方向すすでいるか分りますか。跳び箱を跳ぶような感じで進みます。前足が後ろになり、後足が前になります。
ウサギ足跡VC180223

ノウサギの糞
どこにあるか分りますか。丸い形です。探してみてください。
ウサギ糞VC180223

キツネの足跡
足跡の形はタヌキとよく似ていますが、違いはキツネは足跡が一直線に並びます。
キツネ足跡VC180223

モグラ塚
モグラがトンネルを掘って余った土を地表に捨てたものです。このトンネルには色々な部屋があります。寝室、食堂、トイレなど
を備えた地下の豪邸です。箱根より西側にはコウベモグラ、東側はアズマモグラが生息しており箱根は分岐点です。どちらのモグラ塚でしょうか?
モグラ塚VC180223

ヒミズの坑道
ヒミズは小型のモグラです。森林や草原の腐敗層に坑道を掘って生活しています。写真は雪が積もり、地表との間に掘ったものと思われます。
ヒミズ坑道VC180223

ホオジロの巣
枯れ草の葉、茎、根などを組み合わせたお椀の様な巣です。中に鳥の羽が見えます。ここで繁殖したのでしょう。
ホオジロ巣VC180223

メジロの巣
細い枝先に、コケや枯れ草、クモの糸で作ります。最近は人工物のビニール紐も使っています。この巣の近くにウメノキゴケがありましたのでこのコケを使っているでしょう。
メジロの巣VC180223

本日のトップ10
1.オオイヌノフグリ       花
2.タネツケバナ         花
3.オニシバリ          蕾
4.雪上の動物の足跡(ノウサギ、キツネ)
5.シカの食痕(アオキ)
6.モグラ塚と坑道
7.鳥の巣(ホオジロ、メジロ)
8.エナガ                     野鳥
9.ヤマガラ                    野鳥
10.ツグミ                    野鳥

箱根PV  原田
スポンサーサイト

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2018年2月9日

この冬は記録的な寒さが続いています。ビジターセンター周辺にもかなりの残雪が見られ、観察路は所々で凍結しています。ビジターさん10名に参加いただき、パークボランティア17名、合計27名のミニ観察会を開催しました。

本日のテーマは「自然に関わる決まり事 その1」です。箱根で身近な自然がどうやってしっかり守られているかの決まり事である「自然公園法」を取り上げ、前半は館内でレクチャーをおこないました。
穏やかに晴れて観察会日和となったので、後半は安全なコースを選んで歩き厳しい寒さの中頑張っている生き物たちの様子を観察しました。

雪上に散らかっていたものは何でしょうか?そこから上を見上げるとヤマザクラの木がありました。ウソが桜の花芽を食べた食痕です。
ウソの食痕 VC180209

今年は雪があまりに多く、動物たちも移動できなくなり、雪上の足跡が多く見られません。
これはタヌキの足跡です。時間がたって分かりにくいですが4つの穴とツメの跡があります。
タヌキの足跡 VC180209

このタヌキの足跡はタヌキの巣穴に続いていました。
タヌキの巣穴 VC180209

どちらかは断定できませんが、リスか鳥の足跡がありました。
鳥かリスの足跡 VC180209

キジの足跡も見られます。
キジの足跡 VC180209

雪が溶けたところには植物が元気に顔を出しています。シロヨメナのロゼットです。
シロヨメナのロゼット VC180209

雪上のノウサギの足跡を追っていくと雪が溶けたところにフンがありました。ノウサギが活動している証拠です。
ノウサギのフン VC180209

スイカズラは別名「忍冬」とも呼ばれ、寒い冬にも葉を残し葉を縮めて冬を越します。
スイカズラ VC180209

箱根で春一番に咲くのはアセビやオニシバリですが、ケヤマハンノキも春先に最初に咲く植物です。
雄花がたくさん咲いていました。
ケヤマハンノキ VC180209

箱根の厳しい冬にも動物や植物たちはそれぞれに知恵を絞って越冬・活動をしています。本日はそんな様子の一端を観察しました。

本日のトップ10
1.  雪上の足跡(キジ・タヌキ・ノウサギ・など)
2.  雪上の食痕(ウソが食べた花芽など)
3.  スイカズラ、ノキシノブ、ヒメノキシノブ(葉を縮めて冬を越す様子)
4.  ケヤマハンノキ(雄花)
5.  タヌキの巣穴(雪上の足跡で判明)
6.  シロヨメナ(ロゼット)
7.  ウソ(採餌)
8.  ジョウビタキ(採餌)
9.  トラツグミ(採餌)
10. ルリビタキ(採餌)

箱根PV 高橋

【仙石原】2018年02月10日(土)の観察記

 パークボランティア8人での観察です。

 雪は日なたは溶けているところが多いですが、日陰は10センチ程度残っています。

 また、凍結している箇所もあるため、靴に装着する簡易スパイクを持っていった方が良いでしょう。

 植物で観察するものはあまりありませんでしたが、多くの鳥を観察できました。具体的には、トビ、ツグミ、キジ、エナガ、ウソ、シジュウカラ、カケス、アオサギ、メジロ、ソウシチョウなどです。

 仙石原の片平地区では、木の伐採作業が行われていました。作業用の車が行き来していますので、ご注意ください。

 温湯(ぬくゆ)の水温は20度、外気温は7度でした。



▼雪道1
雪道1




▼雪道2
雪道2




▼ミツマタ
ミツマタ




▼ヒイラギナンテン
ヒイラギナンテン




▼コボタンヅル
コボタンヅル




▼木の伐採
木の伐採




<参考>
観察しやすいベスト 10

1 雪道。
2 ミツマタのつぼみ。
3 ヒイラギナンテンのつぼみ。
4 コボタンヅルの種。
5 ウソ。
6 ミズキの冬芽。
7 エナガの群れ。
8 木の伐採。
9 なし。
10 なし。




<関連情報>
 ・仙石原コースの記事一覧
 ・仙石原コースのご案内(箱根ビジターセンターのWebサイトに別ウィンドウでリンクします)



箱根PV 仙石原担当 M.S

FC2Ad