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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

芦ノ湖西岸自然情報 2017年9月21日

箱根町港9:00、晴れ22℃。6人で出発。
空高く秋到来、湖面は静か。船待ちの外国人客多数。
イカ焼の屋台も準備に忙しい。
遠くに雪のない富士山・・・何か物足りない。
ホトトギス・ツリフネソウなど色の濃い花が多い季節。
湖面の水位が低いことが気になった。
湿度の少ない爽やかな風が心地よい一日だった。出会ったハイカー多数。
キャンプ村17:00帰着。

「芦川の石仏」
仏さまに寄り添うように彼岸花が咲いていました。

芦川石仏1

「ミゾソバ」
葉が牛の顔(額)のような形をしているので別名はウシノヒタイ。
他にもミズヒキ・ハナタデ・イタドリ・・・タデ科の花が盛りです。
どれも小さくて可愛い花を付けています。

ミゾソバ

「ホトトギス」
コースのあちらこちらで今が盛りの美しい花が見られました。
兄貴分のヤマホトトギスは咲き残りの花と若い実を付けていました。

ホトトギス1

「ツルニンジン」
大きな壺のような花からスズメバチが出てきました。
背中には白い花粉を沢山付けています。

ツルニンジン1

「ツリバナ」
可愛いらしい花の後に可愛いらしい実をぶら下げていました。
ツリバナの仲間は、紅葉も楽しみです。

ツリバナ

「イノシシの糞」
池の端に土を浅く掘り返した跡と、糞が落ちていました。
フンは少し小さめです。
落とし主はミミズと土を食べた子どものイノシシのようです。

イノシシ糞

「シロヨメナ」
道脇の少しくらい所にシロヨメナが
明るい所にノコンギクが咲いていました。
湖尻水門の手前にはユウガギクの群落が見られました。

シロヨメナ

「白浜」
雨が少ないのでしょうか?
湖面が低く、浜が広くなっていました。

白浜

「アケボノソウ」
花冠の黒紫色の斑点は夜明けの星に見えますか?
緑色の二点は蜜腺で甘い蜜を目当てに虫がやって来ます。

アケボノソウ

「レモンエゴマ」
深良水門の近い林道沿いに目立ち始めました。
葉はレモンのような香りがします。

レモンエゴマ

  今月のトップ10
   ホトトギス
   ノコンギク
   ミゾソバ
   ツリフネソウ
   オトコエシ
   ツルニンジン
   ヤマハギ
   ヤマホトトギス
   アケボノソウ
   イノシシの糞

  報告 箱根PV松本と石原











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ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2017年9月22日

日に日に秋らしくなってきているビジターセンター周辺です。薄曇りの中、ビジターさん14名に参加いただき、パークボランティア17名、合計31名のミニ観察会です。
本日のテーマは、「虫えい(虫こぶ)を探そう(秋版)」です。
ビジターセンター周辺園地を歩くと、色々な昆虫が作る虫えいに出会うことができます。

最初の虫えいはまるで木の実のように見えるヌルデミミフシです。古来より染色や医薬に利用されてきました。
ヌルデミミフシ VC170922

こちらもヌルデに形成された虫えいです。サンゴのような形が何とも面白いですね。ヌルデハベニサンゴフシという虫えいです。
ヌルデハベニサンゴフシ VC170922

この季節はいろいろな木の実も観られます。アオハダの赤い実がたくさんついています。
アオハダ VC170922

アカメガシワの実はなかなか面白い形です。これから実が熟すと、裂けて黒い種子が出て来ます。メジロからカラスまで鳥たちに大人気の種子です。
アカメガシワ VC170922

アキノウナギツカミの花が咲いていました。茎に逆向きの刺があり、ウナギでもつかめそうという意味からきています。
アキノウナギツカミ VC170922

ミゾソバも咲いています。別名ウシノヒタイと呼ばれ、葉の形が牛の顔(額)を思わせます。
ミゾソバ VC170922

こちらはオオミゾソバです。こちらの牛の頬は少しこけています。
オオミゾソバ VC170922

ガマズミに葉にできたガマズミミケフシの白い虫えいです。
ガマズミミケフシ VC170922

ヨモギの葉にできたヨモギハシロケタマフシの虫えいです。
ヨモギハシロケタマフシ VC170922

今日は14種の虫えいが観察できました。虫えい(虫こぶ)は昆虫に食物と住まいを同時に提供します。不思議な生態と生命力を感じさせられました。

本日のトップ10
1.  ヌルデミミフシ  虫えい(虫こぶ)
2.  ヌルデハベニサンゴフシ 虫えい(虫こぶ)
3.  ヨモギハシロケタマフシ 虫えい(虫こぶ)
4.  ヨモギクキマルズイフシ 虫えい(虫こぶ)
5.  ガマズミミケフシ  虫えい(虫こぶ)
6.  オオミゾソバ  花
7.  アキノウナギツカミ  花
8.  ツリフネソウ  花
9.  カケス  野鳥
10. アサギマダラ 昆虫(蝶)

箱根PV 高橋

金時山自然情報 2017年9月14日

 公時神社からの登り道では、ウバユリが実になっており、トチバニンジンも赤い実をつけていた。シロヨメナも咲き始めている。登山道にはミズナラの葉とドングリがいっぱい落ちていた。金時宿り石では、岩の上にイワギボウシがピンクや白の花を咲かせていた。ヒノキの人工林を過ぎた道沿いからは、シロヨメナ、ツルリンドウ、イヌトウバナなどの秋の花が咲いていた。ホトトギスも花と蕾を出していた。金時山肩手前では、クサボタンが見頃を迎えていた。山頂では多くのアキアカネが飛んでいた。下山途中の登山道左側にハンカイシオガマが咲いていた。この道沿いでは、オヤマボクチ、ツルニンジン、トリカブト、キンミズヒキなども観察した。
今日は涼しく絶好の登山日和でしたが登山者は少なかった。ゆっくり歩いて秋の花に堪能した。

ホトトギス
麓から金時山頂上まで沢山見られました。
名前の由来は鳥のホトトギスの胸にある模様と似ていることから。
ホトトギス金時170914

クサボタン
金時山片手前の分岐点付近に咲いていました。今が見頃で沢山咲いています。
花の先端が反り返ってカールした薄紫色の花が美しく感じられます。
クサボタン金時170914

セキヤノアキチョウジ
乙女峠周辺で見かけました。名前は箱根と関係があります。セキヤ(関屋)とは箱根の関所の建物のことです。
関屋の近くで見つかり、秋咲きで「丁字」に似た花をつけることから名前がついたと言われています。
セキアノアキチョウジ金時170914

クチベニタケ
長尾山に登る登山道脇で見かけました。可愛いキノコです。それは名前の由来に表れています。
頂にある赤橙色の星形の胞子撒布孔が口紅を塗っている唇に例えたことによると言われています。
クチベニタジェ金時170914

ツルニンジン
長尾山で見かけました。沢山咲いていました。
根が朝鮮人参に似て、蔓性なのが名前の由来。別名ジイソブ。
ツルニンジン金時170914

イワギボウシ
金時宿り石で見かけました。石の割れ目に根を降ろして咲いていました。
名前の由来は岩上に生えるギボウシということから。
イワギボウシ金時170914

ツルリンドウ
金時山肩手前で見かけました。小さくて可憐な花に見えます。花言葉は「情愛」です。
名前の由来はリンドウに似た花を咲かせるつる性の植物であることから。
ツルリンドウ金時170914

イタドリ
乙女峠で沢山見かけました。花の色が少しピンク色になっていました
昔は若葉を揉んで擦り傷や切り傷の患部に塗布した。「痛み取り」から命名されたと言われています。
イタドリ金時170914

本日のトップ10
1.ホトトギス             花
2.クサボタン            満開
3.セキヤノアキチョウジ     開花
4.ツルニンジン           花
5.クチベニタケ          キノコ
6.ハンカイシオガマ        花
7.イワギボウシ          花
8.ツルリンドウ           花
9.イタドリ              花
10.アサギマダラ         チョウ

箱根PV   原田


大涌谷(姥子往復) 2017年9月16日(土) 

大型の台風が日本列島に接近する予報の中、午前中だけは曇り空のもとでと祈っていましたが、小雨模様の中での観察会となりました。大涌谷へ向かうロープウェイや芦ノ湖に浮かぶ海賊船が霧の中に見え隠れして、いつもの箱根と違いを楽しんだ一日でした。

姥子駅近くの船見岩周辺の草地では、数種類の秋を代表する花が見られます。
サワヒヨドリ(キク科)が数多く咲いていました。アサギマダラが好きな花の一つです。
サワヒヨドリ大涌谷

ワレモコウ(キク科)が咲いています。花名にはいくつかの説があり、一見花が咲いているように見えないので、「吾もまた紅(あか)なり」からワレモコウがあります。
ワレモコウ大涌谷

オミナエシ(オミナエシ科)が黄色の綺麗な花をつけています。花名は、美しい女性の意味「おみな」から来た説と、花の色が粟や稗(ひえ)を食べていた女性「オンナメシ」から来た説があります。
オミナエシ大涌谷

ミツバアケビ(アケビ科)の実が垂れさっがていました。今年は実付きが良いようです。
ミツバアケビ大涌谷

こちらはミツバウツギ(ミツバウツギ科)の実です。花がウツギ(ユキノシタ科)に似て、葉が3枚です。
ミツバウツギ大涌谷

ノブキ(キク科)は、花と実を同時に見られます。種はくっつき虫です。
ノブキ大涌谷

春先の花が目立つキブシ(キブシ科)の実です。染料として利用されています。
キブシ大涌谷

ウド(ウコギ科)は秋に花を咲かせます。春先の山菜に利用されます。
ウド大涌谷

こちらも山菜になるタラ(ウコギ科)です。棘(トゲ)が目立ちます。
タラ大涌谷



PV青山(も) 続きを読む

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2017年9月8日

涼しく晴れ間も見えていて秋の気配の箱根です。ビジターさん19名(内4名の方が初めての参加)、パークボランティア15名、合計34名の大盛況の観察会となりました。
本日のテーマは「つる性植物を観察しましょう」です。

つる性植物は自力では立てないので、いろいろな知恵を使い、さまざな手段を使って伸びていく植物です。
これはセンニンソウです。細長い葉柄と小葉柄が他の植物に数回巻き付き身体を安定させて伸びていきます。
センニンソウ VC170908

ビジターセンターの花の広場側の道路沿いでは、この他、ヘクソカズラ、アカネ、ヤマノイモ、オニドコロなど、たくさんのつる性植物が観察できます。コボタンヅルはもう果実になっていました。
コボタンヅル VC170908

秋の花も咲き始めました。
ツルボです。
ツルボ VC170908

ツリフネソウです。
どちらもビジターセンタ周辺園地のいろいろなところで見られます。
ツリフネソウ VC170908

ワレモコウも咲き始めています。
ワレモコウ VC170908

ゴンズイが赤い実をつけています。熟すと割れて反り返り、黒い種子が出て来ます。
ゴンズイ VC170908

観察会を始めてから30分ほどして、突然雨が降り出しました。傘を取りに戻って様子を見ますが雨はどんどん強くなっていきます。
一旦ビジターセンターに退避して雨宿りしましたが、雨はやむ様子もなく雷もなり始めたので、残念ながら観察会は中止としました。
箱根は一日一日と秋に変わりつつあります。次の観察会を楽しみにしたいと思います。

本日のトップ10
1.  ツリフネソウ  開花
2.  ツルボ  開花
3.  センニンソウ  開花・果実
4.  ミズヒキ  開花
5.  ワレモコウ  開花
6.  ヤマノイモ  開花・果実
7.  オニドコロ  開花・果実
8.  ゴンズイ  果実
9.  ハネナシコギス  昆虫
10. ツリフネソウハオレタマコブシ

箱根PV 高橋

湯坂路自然情報コース 2017年9月4日

集合場所に8期生2名を加え10人のメンバー、ビジター2名の12人がそろった時は雲量100パーセントの空を仰ぎました。
今日はサワヒヨドリをしっかり観察しようと相談しスタートしました。今までサワヒヨドリとしてきた中にホシナシサワヒヨドリ、ミツバサワヒヨドリ、ハコネヒヨドリ、などルーペで観察しながら目に入るサワヒヨドリをすべて見て歩きましたがなかなか確信が持てず残念でした。今回は何といってもヤマホトトギスの花の多さに感激した湯坂路になりました。
尾根道のススキの輝きはやや光に恵まれませんでしたがオミナエシの黄色が目立っていました。足元にはイヌトウバナやヒメジソが咲き始めていました。

ヤマホトトギス   ユリ科 ホトトギス属
草丈30~50センチほどで茎には毛は少なく葉の両面には短い毛が見られます。
千条の滝に下る樹林下に沢山見られました。
花は茎の上部や上のほうの葉腋から少し長い枝を出して咲き白い花の花被片は反り返り紫斑が見られます。
ヤマホトトギス湯坂路170904


オミナエシ   スイカズラ科 オミナエシ属
尾根道のススキ原の中に黄色く目立っています。以前より随分少なくなりました。
名前はオトコエシニに比べて花が優しく美しいからとか?
黄色の花を栗飯に例えて栗花と言うところがあるようです。
秋の七草の一つです。
オミナエシ湯坂路170904

モミジガサ  キク科 モミジガサ属
尾根道の木陰に生えていました。草丈は70センチ前後で葉は長さが15センチほどで5~7深裂し長い葉柄があります。
名前は葉がモミジに似ているところからつけられたようです。
花は目立ちませんが良く見ると筒状で葯が覗いています。
モミジガサ湯坂路170904

キンミズヒキ  バラ科 キンミズヒキ属
草丈が50~70センチほどあり、全体に毛が多く見られます。
葉は羽状複葉です。黄色の花は径6~8ミリと小さく蕊は10本でこの仲間のヒメキンミズヒキも見られますが蕊は5本で見分けられます。
キンミズヒキの大株はとても見ごたえがあります。
キンミズヒキ湯坂路170904

ヒヨドリバナ  キク科 ヒヨドリバナ属
草丈は1メートルを超えています。葉は対生し長さ10~15センチほどで葉裏には
腺点があります。花は白色ですが少し紫色がかっているのも見られます。
名前はヒヨドリが鳴くころに花が咲くからと言われています。
ヒヨドリバナ湯坂路170904

ヤマハギ   マメ科 ハギ属
湯坂路ではヤマハギやマルバハギがこの時期、花盛りです。
沢山の芽が根元から出て分枝して、葉は3出複葉で頂小葉が楕円形。枝先の葉腋から総状花序を出して紫紅色の花をつけています。
ヤマハギ湯坂路170904

ハンゴンソウ   キク科 キオン属
漢字で「反魂草」と書きあの世から死者の魂を呼び戻す意味があり、この草の
大きな葉を幽霊の手をイメージしたとか?
湯坂路では尾根道の急な斜面にのみ見られます。遠くから撮影しました。
葉裏に有ると言うやや縮れた毛は確認できませんでした。
ハンゴンソウ湯坂路170904

イトハナビテンツキ   カヤツルグサ科 ハタガヤ属
一年草。やや芝地のような場所に見られます。今年は大きな株が沢山見られて嬉しかったです。気をゆけないと見過ごしてしまいそうです。箱根では見かけることが少ない。
叢生し高さ大きくても30センチほどで葉は糸状で茎より短く苞葉は針状で目立たない。
イトハナビテンツキ湯坂路170904

ノブキ  キク科 ノブキ属
やや湿ったような木陰に見られます。草丈は50~70センチほどになります。フキに似た葉で茎には翼が見られ葉裏には綿毛が見られます。
頭花は5ミリほどで白色、花の中心部に雄花、周りに雌花が見られます。果実には腺体が見られます。次回に観察の予定です。
ノブキ湯坂路170904


ヤマアワ  イネ科 ノガリヤス属
草丈1メートルほどで目立ちます。鷹巣山での昼食時に見かけました。
名前は穂が粟に似ているから。基部には毛が多い。
ヤマアワ湯坂路170904

シュウブンソウ  キク科 シュウブンソウ属
草丈は40~50センチで3~4本ほどの茎を横に伸ばして生えている。葉の両面に毛が生えている。枝に淡黄色の花をつける。名前は秋分の頃に咲く花からつけられたとか?
シュウブンソウ湯坂路170904

今月のトップ10
1、 ヤマホトトギス
2、 モミジガサ
3、 サワヒヨドリ
4、 ヤマハギ
5、 キンミズヒキ
6、 ヒメキンミズヒキ
7、 シラヤマギク
8、 イヌトウバナ
9、 オミナエシ
10、イチモンジセセリ

箱根PV 山本

【仙石原】2017年09月09日(土)の観察記

パークボランティア10人での観察です。

今日は秋風が吹き、爽やかな日となりました。秋らしく、ミズヒキ、シュウブンソウが多く観察できました。

先月の観察記で、早川の休憩ができるベンチが使用不可となっていることをお伝えしましたが、今月はベンチが新しくなっていました。

仙石原コースは比較的長いため、参加者の体力を考慮し、坂のある展望コースと、平坦なサイクリングロードコースに分かれ観察を行い、耕牧舎で合流しました。

温湯(ぬくゆ)の水温は22度、外気温は21.5度でした。



▼ミズヒキ
ミズヒキ



▼ツルニンジン
ツルニンジン



▼ホタルブクロ
ホタルブクロ



▼ツリガネニンジン
ツリガネニンジン



▼ヤマホトトギス
ヤマホトトギス



▼ツルリンドウ
ツルリンドウ



▼イトトンボ
イトトンボ



▼新調されたベンチ
ベンチ




<参考>
観察しやすいベスト 10

1 マツカゼソウ
2 ミズヒキ
3 オミナエシ
4 ツルニンジン
5 シュウブンソウ
6 ホタルブクロ
7 ゴマギ
8 ツチアケビ
9 ツリガネニンジン
10 ホトトギス

<関連情報>
 ・仙石原コースの記事一覧
 ・仙石原コースのご案内(箱根ビジターセンターのWebサイトに別ウィンドウでリンクします)




箱根PV 仙石原担当 M.S

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