箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2016年10月28日

実りの秋です。ビジターセンター周辺でもいろいろな木の実が見られます。今日は初夏に観察した「いろいろな木の実」の秋バージョンです。雨にもかかわらず11名のビジターさんに参加いただきました。パークボランティア8名、合計19名のミニ観察会でした。

サンショウの実は、秋に赤く熟して二つに裂け、中から黒くてつやのある種子があらわれます。果皮の赤と種子の黒が二色よく目立ちます。果皮は乾燥させて粉に挽いて香味料や七色唐辛子に使われます。
サンショウ VC161028

初夏以降、アセビの種を散らしたい実は上向きになります。12月頃から春にかけて少しずつ開口部を広げ細かい種を順次送り出します(風散布)。
アセビ VC161028

ウツギもまだ種を飛ばす準備中です。11月~12月に「湯飲み茶わんの箸」が外側に広がり、塩コショウを振るように風にゆれて小さな種を散らします。
ウツギ VC161028

花の広場ではアオツヅラフジがたくさんの実をつけています。黒い実に白い粉のようなものがついています。これも表面で紫外線を反射するのに役立っています。多くの鳥は紫外線まで見えているようです。
アオツヅラフジ VC161028

クサギは赤と藍色の二色効果で鳥の目を引きます。濃い藍色の実は天然のブローチのように輝きます。赤い星形の部分は萼片が厚くなったものです。
クサギ VC161028

ビジターセンター周辺のいろいろなところでムラサキシキブの実が見られます。上品な紫色に熟してとても美しいです。
小粒な種はメジロの口にも容易く入ります。
ムラサキシキブ VC161028

このほか、ガマズミ、カマツカ、ニシキギ、ツルウメモドキなど多くの実が観察できます。たくさんの秋の木の実を楽しんでください。

本日のトップ10
1.  サンショウ  実
2.  クサギ   実
3.  カマツカ  実
4.  アオツヅラフジ  実
5.  ガマズミ  実
6.  リュウノウギク  花
7.  リンドウ  花
8.  ヤマガラ  野鳥
9.  イヌシデメフクレフシ 虫えい(虫こぶ)
10. キシャヤスデ  昆虫(節足動物)

箱根PV 高橋
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ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2016年10月14日

晴れて清々しく気持ちのいい秋の箱根です。ビジターさん19名に参加いただき、パークボランティア9名、合計28名のミニ観察会でした。
本日のテーマは、「秋の虫えいとそれらの形成者たち」です。
虫えい(虫こぶ)は昆虫に食物と住まいを同時に提供します。秋の果実を観察しながら虫えいとそれらの形成者たちを探しての観察会です。

まるで木の実のように見えますが、ヌルデミミフシという虫こぶです。このヌルデの虫こぶは古くはお歯黒の原料として使われていました。
ヌルデミミフシ VC161014

こちらはウコギハグキツトフシという虫こぶです。虫こぶが裂開しています。秋に虫が引っ越ししたあとです。
どこに引っ越ししたのでしょうか?
ウコギハグキツトフシ VC161014

ノブドウが色とりどりの実をつけています。実の一部はノブドウミタマバエなどが寄生した虫こぶです。どれが本当の果実でしょうか?
ノブドウ VC161014

クロモジの花芽に寄生したクロモジメウロコフシという虫こぶです。まるで大きな蕾のようですね。
クロモジメウロコフシ VC161014

秋の果実もたくさん観察できます。
ベレー帽のような果皮がちょこんと載ってかわいらしいコマユミの実です。
コマユミ VC161014

クサギの実です。赤い星形のがくの中に濃藍色の実が天然のブローチのように輝き美しいです。
クサギ VC161014

ユウガギクも咲いていました。立派で美しい花です。
ユウガギク VC161014

本日のトップ10
1.  ウコギハグキツトフシ  虫えい(虫こぶ)
2.  アカネツボミフクレフシ 虫えい(虫こぶ)
3.  アキノキリンソウミフクレフシ  虫えい(虫こぶ)
4.  クロモジメウロコフシ  虫えい(虫こぶ)
5.  サラシナショウマ  花
6.  ツリバナ  実
7.  ユウガギク  花
8.  アカスジキンカメムシの幼虫
9.  ドロハマキチョッキリ  昆虫
10. キビタキ  野鳥

箱根PV 高橋

大涌谷(姥子往復) 2016年10月15日(土)

素晴らしい秋空のもと、季節の移り変わりが感じられるビジターセンターから姥子への往復をしました。この時期は、多くのキクの仲間に出会えます。太陽が低くなりつつあるので、光が優しく降り注ぐ森の中は歩くのに最適な時期になります。

リンドウ
秋のハイキングコースで、リンドウを見つけると嬉しくなります。青い色の花は、とても印象的です。

センブリ
リンドウと共にこの季節に咲く、リンドウ科のセンブリ。白い花が数多く集まって咲く姿は可憐です。

ツタウルシ
ツタウルシが紅葉してきました。綺麗ですが、触らない方が賢明です。

クサギ
クサギの実は形や色に特徴があり、一際目立ちます。

ノコンギク
ノコンギクは、比較的日向に咲いています。


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【仙石原】2016年10月08日(土)→雨天中止

 2016年10月08日(土)の仙石原コースの自然情報観察は、雨天中止となりました。




<関連情報>
 ・2016年9月の仙石原の情報に戻る
 ・2016年11月の仙石原の情報に進む
 ・仙石原コースのご案内(箱根ビジターセンターのWebサイトにリンクします)
 ・仙石原コースハイキングマップのPDFファイル(箱根ビジターセンターのWebサイトにリンクします)

 

金時山自然情報 2016年9月29日

8月、9月の定例の観察会日が雨で実施できず、本日の実施となりました。公時神社から林道までの登山道わきにはシロヨメナが咲いていました。キントキシロヨメナらしきものもありました。「公時宿り石」の付近にはミズナラの実が沢山落ちていました。今年は実りの秋の様で果実が沢山落ちていました。ヤマボウシは熟した状態で登山道のあちこちに落ちていました。アケビの果実は乙女峠からの下りで見つけました。果実の実がなく果皮だけでした。多分テンなどの動物が食べたのでしょう。その他にサルナシ、カマズミ、エゴノキの果実が豊富でした。花は秋の花が盛りでした。白い色の花はシロヨメナ、リュウノウギクなど野菊です。紫色の花のヤマトリカブト、リンドウが咲いていました。同じ紫色ですが、キントキヒゴタイ、タイアザミは渋い紫色です。黄色い色の花はアキノキリンソウでした。色々な色の花がありましたが金時山の秋の花は紫色が多い気がしました。秋の金時山は紫色が似合うのでしょう。今日は曇りで時々雨が降りましたが、秋の果実、秋の花に堪能した観察会でした。


アキノキリンソウ、別名はアワダチソウ、花が泡立つように咲くというところからきている。
アキノキリンソウ金時160929

シロヨメナ、キントキシロヨメナも見られました。
キントキシロヨメナ金時160929

キントキヒゴタイ、名は産地の金時山に由来。
キントキヒゴタイ金時160929

ホトトギス、名の由来は鳥のホトトギスの胸にある模様と似ていることから。
ホトトギス金時160929

ヤマトリカブト、沢山咲いています。紫色が目立ちます。
ヤマトリカブト金時160929

ヤマボウシの果実、登山道に沢山落ちていました。
ヤマボウシ金時160919

リンドウ、この花の紫色も目立ちます。名は熊胆よりも苦く、竜の肝に似ることに由来。
リンドウ金時160929

本日のトップ10
1.アキノキリンソウ(植物)    花
2.ウメバチソウ(植物)      花
3.オヤマボクチ(植物)      花
4.キントキヒゴタイ(植物)    花
5.シロヨメナ(植物)        花
6.ホトトギス(植物)        花
7.ヤマトリカブト(植物)      花
8.ヤマボウシ(植物)        果実
9.リュウノウギク(植物)     花
10.ツチガエル(両生類)

箱根PV  原田

湯坂路コース  2016年10月3日

大型台風の発生のため、危ぶまれた今日は小雨が降る中を秋の花の様子を確認に歩きました。
大雨になる前に無理せず尾根道の往復でした。
センブリやヤマラッキョウは小雨の中でも咲き始めていました。
テンニンソウ、ヤマトリカブト、キントキヒゴタイも咲いており半日でしたが満足しましたが鹿の足跡が沢山見られ
これからの湯坂路の草花が食べつくされないか心配になりました。

センブリ
 小雨でも咲いていました。
1、センブリ(リンドウ科)

ハバヤマボクチ
   ススキの中に見かけましたが最近は少なくなりました。
2、ハバヤマボクチ(キク科)

ヤマトリカブト
  雨でもこの花の色は目立ちました。
3、ヤマトリカブト(キンポウゲ科キンポウゲ科)

テンニンソウ
  一面に咲いているところがあります。
4、テンニンソウ(シソ科)

ヒメジソ
  小さな花で目立ちませんが湯坂路では沢山見られます。
5、ヒメジソ(シソ科)

コバノガマズミ
  色づいた赤色が目立ちました。
6、コバノガマズミ(スイカズラ科)

アケビ
   手のとどかない高いところに沢山見られました。
7、アケビ果実(アケビ科)

鹿の足跡
8、鹿の足跡


本日のトップ10

1、キントキヒゴダイ
2、リンドウ
3、ハバヤマボクチ
4、センブリ
5、ハナタデ
6、テンニンソウ
7、サラシナショウマ
8、ヤマトリカブト
9、ヒメジソ
10、ウラナミシジミ

箱根PV  山本

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