箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2016年2月26日

雪が残るビジターセンター周辺ですが、本日は晴れて風もなく、春の近づきが感じられます。17名のビジターさんに参加いただき、PV14名、合計31名と賑やかな観察会となりました。

本日のテーマは「オオイヌノフグリ」です。明治時代に渡来した帰化植物ですが、早春に開花する野草が少なく、競争相手がいないので、わずかの間に日本中に広がりました。
オオイヌノフグリ VC160226

子どもの広場には昨日の雪が残っています。晴れてとても気持ちがいいです。
こどもの広場 VC160226

ここでは、オオバヤシャブシの冬芽を観察しました。
枝には葉芽、雌花序、雄花序の順に冬芽がついています。黒いのは昨年の果実です。
オオバヤシャブシ VC160226

雪上にノウサギの足跡が残っていました。ノウサギさんは、写真の左側から右側へ走っていました。
ノウサギ足跡 VC160226

野鳥小屋側の小さな池にヤマアカガエルの卵塊がありました。今年は2月16日に初めて観察されました。ヤマアカガエルは森の中で冬眠し温かくなってきたら起きて産卵します。そのあと再び冬眠します。
池の表面は凍っていますが水が多いので卵はたぶん大丈夫でしょう。
モリアカガエル卵塊 VC160226

白百合台へぬける道にニホンジカの足跡がありました。すでにこの辺りまで鹿がきています。アオキの食痕も観察されています。
シカの足跡 VC160226

白百合台のヤマハンノキ冬芽です。雄花序、雌花序は別々の枝先につきます。
ヤマハンノキ VC160226

最後にビジターセンター近くのサクラの広場で、オオシマザクラとヤマザクラの冬芽の違いを観察しました。
オオシマザクラの芽鱗はぴったりと目を包んでいます。
オオシマザクラ VC160226

ヤマザクラは芽鱗の先が少し開いています。
ヤマザクラ VC160226

本日のトップ10
1.  オオイヌノフグリ  花
2.  オニシバリ  花
3.  コブシ   冬芽
4.  オオバヤシャブシ  冬芽
5.  ヤマハンノキ  冬芽
6.  シキミ  蕾
7.  ヤマアカガエルの卵塊
8.  ルリビタキ  野鳥
9.  シメ  野鳥
10. 雪上の足跡 ノウサギ、ニホンジカ

箱根PV 高橋
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久しぶりの雨の中姥子まで 2016年2月20日

雨予報ではあったが、ビジターセンター到着までは曇り空。これは一日もってくれるかなと期待したが、歩き始める前に雨がしとしと降り始めた。久しぶりの雨の箱根を歩き、マイナスイオンを一杯吸って、体調が回復した。

イノシシの活躍は夜見られるのか。
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金太郎岩周辺で見られたシカの食痕(アオキ)
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蕾は多く付いていたが、開花がもう少し先のオニシバリ
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紅葉した葉をつけていたチドリノキ
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タンナサワフタギの幹の色は白い
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活動が活発なヤマガラ
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群れで行動するカワラヒワ
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箱根PV 青山

金時山自然情報 2016年2月11日

建国記念日の祝日で天気も良く、金時山頂上はいつもよりにぎやかでした。雨氷という珍しい現象をみました。0℃以下でも凍らない過冷却状態の雨が、樹枝などに付着することをきっかけに凍って硬く透明な氷になったのでしょう。枝が重くなったために垂れたり折れたりしていました。長尾山ではコゲラとメジロがわずかに残っているマユミの実を啄んでいました。マユミは虫の少ない厳しい冬を乗り越えるための貴重な食べ物なのでしょう。

雨氷
金時雨氷2160211

雨氷で重くなり枝が折れている。
金時雨氷1160211

冬に葉のあるオニシバリ(夏に落葉するナツボウズ)
金時オニシバリ160211

オトコヨウゾメの冬芽
金時オトコヨウゾメ160211

実と蕾が同居しているツルシキミ
金時ツルシキミ160211

マユミを啄むコゲラ
金時コゲラ160211

本日のトップ10
1.雨氷
2.オニシバリ
3.オトコヨウゾメ(冬芽)
4.ツルシキミ(実と蕾)
5.コゲラ
6.アセビ(蕾)
7.ヤドリギ(実)

箱根PV 原田

【仙石原】2016年02月13日(土)の観察記

 1月に降った雪が日陰の歩道の一部に残っており、道がつるつる滑ります。注意しながら、ゆっくり、ゆっくり、歩きました。

 コース途中にある温湯(ぬくゆ)では、外気温が16.7度のところ、水温は20.5度あり、温湯の名前の通り、温かい湯が湧いているようです。

 途中で、ヤマガラの群れに出会うことができました。

<備考>
 次回に限り、通常の第2土曜日から、第1土曜日である3月5日(土)に観察予定です。


▼コブシ(つぼみの大きさは先月とあまり変わっていないように見えました。)
P1260086 (450x338)


▼オニシバリ(黄緑色の花が咲いています。)
P1260113 (450x338)


▼キジ(メスです。)
P1260092 (450x338)


▼ミツマタ(つぼみです。)
P1260106 (450x338)


▼クロモジ(冬芽です。)
P1260111 (450x338)


▼雪道(カチンコチンに凍っています。)
P1260083 (450x338)



<参考>
本日の観察ベスト 10

1 コブシ
2 キジ
3 オニシバリ
4 ミツマタ
5 クロモジ
6 雪道
7 ヤマガラ
8 コゲラ
9 ヒヨ
10 イノシシの掘り返し跡


箱根PV 仙石原担当 M.S



<関連情報>
 ・2016年3月の仙石原の情報に進む
 ・2016年1月の仙石原の情報に戻る
 ・仙石原コースのご案内(箱根ビジターセンターのWebサイトにリンクします)
 ・仙石原コースハイキングマップのPDFファイル(箱根ビジターセンターのWebサイトにリンクします)


 

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2016年2月12日

積雪の冬の箱根、9名のビジターさんに参加いただきました。PV12名、合計21名で冬のミニ観察会を開催しました。
本日のテーマは「動物たちのご・は・ん」です。一見何もなさそうに見える冬枯れの野山で動物たちはいったい何を食べているのでしょう・・・?そんな動物たちの気持ちになって発見しましょう。
まずはアオキです。この赤い実はヒヨドリが専門に食べます。
アオキ VC160212

実が大きくヒヨドリも咥えるのを失敗することがあります。そんな失敗した実が根元に落ちてアオキの実生がたくさん出ています。
アオキ 実生 VC160212

キハダの黒い実です。においを嗅ぐと苦いような香りです。シロハラが群がって食べます。シロハラは苦くはないのでしょうか・・?
キハダ VC160212

ヤマグワの木にキツツキの突いた痕があります。アカゲラかアオゲラでしょうか。
キツツキのドラミング跡 VC160212

子どもの広場の雪は前回よりは少なくなっています。モグラが、ミミズを探してトンネルを掘った大きな土の山があります。
モグラ塚 VC160212

雪道に動物の足跡がありました。鹿なのかイノシシなのか?足跡だけでなく、フン、ご飯をたべた痕、この3つでどの動物かが推定できます。イノシシの足跡でした。(写真はありません)

ウツギの実は「お椀に箸3本」おもしろい形です。「お椀」の外側は萼の残り、内側は果皮にあたります。「箸」は雄しべです。ベニマシコがウツギの実を食べます。
ウツギ VC160212

高原ホテルに続く道路沿いにはソメイヨシノが道路の両側にあります。道路わきの雪の上にたくさん落ちているのは何でしょうか?ソメイヨシノの花芽です。ウソやイカルなどのアトリの仲間が食べます。それにしても大量に落ちていますので、今年の桜は大丈夫でしょうか?
ソメイヨシノ食痕 VC160212

本日のトップ10
1.  アオキ     実
2.  キハダ     実
3.  動物食痕   タマアジサイ、ニシキウツギ、ソメイヨシノ、オオバヤシャブシ、
             ハナイカダ
4.  ウツギ     実
5.  アセビ     蕾
6.  アオジ     野鳥
7.  ウソ       野鳥
8.  アオゲラ    野鳥
9.  モグラ塚
10. イノシシの足跡

箱根PV 高橋

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