○参加者:計8名(PV4名VC4名)
○観察テーマ:蘚苔類を中心の観察
昨年12月から引き続いて、コケに詳しいビジターのご指導の元、コケ全般の話しからスタートしました。
コケは昔「木毛」と書き、木の幹や枝に生える毛のような小さな植物を意味していたことから、色々な場所に生えるものをコケと呼ぶようになりました。コケは色々な生物の寄せ集めだが、中でも蘚苔類と地衣類は代表です。蘚苔類はシダ植物や種子植物等と同じ植物の仲間であり、一方地衣類は菌類の仲間です。今回は蘚苔類を観察することになりました。
金型駐車場から千条の滝までセン類として、イシノウエヒダゴケ、エビゴゲ、オオトラノオゴケ、キダチヒダゴケ、キャラハゴケ、ケギボウシゴケ、コツボゴケ、シノブゴケ、ツルチョウチンゴケ、ナメリチョウチンゴケ、ハネヒツジゴケ、ヒメホウオウゴケ、ホソバギボウシゴケ、タイ類として、オオジャゴケ、コハネゴケ、ゼニゴケを観察しました。
観察の時、まず、基物(キブツとは蘚苔類が生えている所)を見ることが大切で、ルーペで観察しますが、種の同定には顕微鏡が欠かせなく、屋外での同定は難しいのです。
同定はさておき、ルーペで見る世界は美しく全くの別世界でコケにはまった2時間半でした。でも、じっとして動かない小雪が舞う気温4度の観察はもう寒くて、鉛筆を持つ手は 自由にはなりませんでした。
千条の滝の水量は少なく、水玉模様に落ちる水滴、糸のように落ちる水、バシャバシャと落ちる所ありでしたが、寒い所からたどり着いた滝の近くは暖かく感じられました。そこで、昼食とし、解散となりました。ご指導のビジターさん、ありがとうございました。
コケを見たら、ルーペで観察してみて下さい、ルーペの世界は素晴らしく、美しい世界が広がり時間を忘れます。皆様どうぞお試し下さい。
インターネットの湯坂路自然情報で、コケ植物を観察することを知り、コケに興味のあるビジター2名が参加されたことは嬉しい事でした。2月の自然情報は、いつものコースを歩きます。
○ 観察した主な植物 ○
【セン類】
イシノウエヒダゴケ、エビゴゲ、オオトラノオゴケ、キダチヒダゴケ、キャラハゴケ、ケギボウシゴケ、コツボゴケ、シノブゴケ、ツルチョウチンゴケ、ナメリチョウチンゴケ、ハネヒツジゴケ、ヒメホウオウゴケ、ホソバギボウシゴケ
【タイ類】
オオジャゴケ、コハネゴケ、ゼニゴケ
スポンサーサイト