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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

10月9日芦ノ湖西岸自然情報

気温18度、天候晴れ、PV3名での自然情報収集でした。
箱根町港を8:45出発、三ツ石まで約1時間かかるほど、見るものがたくさんありました。
夏の花は終わりに近づき、秋の花々が見頃を迎えていました。
この区間は主にタデ科の植物が多く観察できました。
ミズヒキは実になり、ミゾソバやアキノウナギツカミが咲き誇っていました。

西岸 アケボノソウ 20191009

アケボノソウ リンドウ科
和名は「曙草」で、黄色い蜜腺を夜明けの月に、濃紫色の斑点を星に見立てたものです。

ミゾソバ 西岸 20191009
ミゾソバ タデ科
葉の形の模様と形状から、別名「ウシノヒタイ」。

また先月の自然情報収集ではイマイチな感じだったノコンギクは花盛りでした。
ノコンギク 西岸 20191009
ノコンギク キク科

季節的にクモも多く観察でき、中でも、イシサワオニグモやジョロウグモ、ヤマシロオニグモなどが観察できました。
西岸 イシサワオニグモ 20191009
イシサワオニグモ コガネグモ科

三ツ石~白浜では、アキノキリンソウ、イヌヤマハッカ、サワガニ、ヤマトリカブト、鳥類ではソウシチョウの群れなどが観察できました。

西岸 アキノキリンソウ 20191009

アキノキリンソウ キク科
秋の代表的な花であり、薬効もあるそうです。

西岸 イヌヤマハッカ 20191009
イヌヤマハッカ シソ科

ヤマトリカブト 西岸 20191009

ヤマトリカブト キンポウゲ科
言わずと知れた猛毒植物です。一部漢方薬として利用されていますが、決して食してはいけません。

サワガニ 西岸 20191009

サワガニ サワガニ科

白浜では久々に浜伝いを歩いて遊歩道へ戻り、真田浜で昼食。
3組7名のハイカーが食事をしていました。

真田浜~立岩では、コウヤボウキやアズマヒキガエルなどを観察できました。

コウヤボウキ 西岸 20191009

コウヤボウキ キク科

立岩~小杉ノ鼻では、ハコネシロカネソウが1輪花をつけていました。
また、ナラ枯れのミズナラの根元にカエンタケの小さな群落があったりしました。
カエンタケ 西岸 20191009

カエンタケ ボタンタケ科
毒性が非常に強いので、触ることも禁物です。
決して食してはいけません。
食用になる、ベニナギナタタケと誤食して死に至った事例もあります。

参考:ベニナギナタタケ 8月25日黒岳コースにて
ベニナギナタタケ 20191009


小杉ノ鼻~亀ヶ崎では激しいシカの角研ぎ跡があったり、コゲラやカケスがいたり。

亀ヶ崎~深良水門ではアセビやキブシの花芽が観察できました。

深良水門の水深は2.1m

深良水門~湖尻水門では、シロヨメナの大群落に感動しました。
シロヨメナ 西岸 20191009

シロヨメナ キク科

また、ホオズキも観察できました。

ホオズキ 西岸 20191009

ホオズキ ナス科
毒性が強く、特に女性の方は食すのは禁物です。

15:42キャンプ村着。
芦ノ湖からの風が冷たく感じましたが、一日中好天に恵まれ、楽しい自然情報収集となりました。

今回のコースタイム
箱根町港8:45-三ツ石9:57-白浜11:10-箒ヶ鼻11:53-百貫ノ鼻12:16-真田浜12:35-13:01-立岩13:29-小杉ノ鼻13:52-亀ヶ崎14:34-深良水門14:58-15:05-キャンプ村15:42

トップ10
①シロヨメナ
②ノコンギク
③アキノキリンソウ
④アケボノソウ
⑤ヤマトリカブト
⑥イヌヤマハッカ
⑦コウヤボウキ
⑧イシサワオニグモ
⑨サワガニ
⑩カエンタケ

箱根PV 段








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【芦ノ湖西岸】9月4日自然情報収集

気温22℃曇り空の中、PV3名で9月の自然情報収集となりました。

今回の西岸コースは、トンボソウロードでした。
各所において群落が出来ており、楽しませてくれました。
トンボソウ 西岸 20190904

花期が遅い気がしますが、
文句なしのナンバーワンです。

花の形がトンボに見えるからこの名が付いたそうですが、そのように見えますか?
ラン科の植物で、花言葉は「恋の心変わり」。

第2位は、こちらも花期が遅い気がしますが、モミジガサです。
モミジガサ 西岸 20190904


キク科の植物で、花言葉は「幸福な日々」。

第3位はヤマホロシ。
ヤマホロシ 西岸 20190904



ナス科の植物で、花言葉は「寂しがり屋」。
ヒヨドリジョウゴに花や実がよく似ています。

第4位はツルニンジン。
ツルニンジン 西岸 20190904


別名「ジイソブ」。爺さんのそばかすの意味があります。
キキョウ科の植物で、花言葉は「感謝」。

第5位にツルリンドウ。
ツルリンドウ 西岸 20190904


リンドウ科の植物で、花言葉は「情熱」。

第6位はマルバハギ。

マルバハギ 西岸 20190904

マメ科の植物で、花言葉は「前向きな恋」。
萩は秋の七草の一つですので、季節感がありますね。

第7位はユウガギク。
ユウガギク 西岸 20190904


キク科の植物で、花言葉は「天真爛漫」。

シロヨメナ、ノコンギク、タテヤマギク、シラヤマギク、そしてこのユウガギクとキクは何種類か観察できましたが、
ことユウガギクが一番キレイに見えたので、代表としてランクイン。

キクに限らず、ホトトギスも含めて、秋の花が皆、発色や大きさがイマイチな感じがしました。

第8位はツチアケビ。
ツチアケビ 西岸 20190904


ラン科の植物です。
ナラタケ菌に共生し葉緑素を持たない腐生植物です。
ですので、毎年同じ場所に生えてくるとは限りません。
果実はウインナーソーセージのようで美味しそうですね。

第9位はハコネアザミ。
ハコネアザミ 西岸 20190904


キク科の植物で、タイアザミの変種で先端に花が固まって咲くのが特徴です。


第10位はアブラチャン。
アブラチャン 西岸 20190904


クスノキ科の植物です。
実がたくさん出来ていたのでランクインしました。


前回8月の自然情報収集時にも確認できていましたが、
落ちる寸前だった橋が架け直されていました。
橋 西岸 20190904


その反面、先日の豪雨の影響か、水で削られた落とし穴のような水路も出来ていましたので、
西岸コース散策の際はお気をつけください。

落とし穴 西岸 20190904



本日は季候は良かったのですが、モヤがかかっており、スッキリとした景色は楽しめませんでしたが、
逆に幻想的な景色を見られて良かったです。

景色 西岸 20190904



箱根の景色は一期一会。数日経過すると景色も一変します。
ですので、箱根は楽しいと思っています。

今回のコースタイム
箱根町港8:45-三ツ石9:59-白浜11:07-箒ヶ鼻11:49-百貫の鼻12:10-真田浜12:34-12:58-立岩13:30-小杉の鼻14:01-亀ヶ崎14:43-深良水門15:01-芦ノ湖キャンプ村15:55

トップ10
①トンボソウ
②モミジガサ
③ヤマホロシ
④ツルニンジン
⑤ツルリンドウ
⑥マルバハギ
⑦ユウガギク
⑧ツチアケビ
⑨ハコネアザミ
⑩アブラチャン

箱根PV 段









【芦ノ湖西岸】 2019年 8月 7日

 ビジター2名を加え芦ノ湖西岸としては多い6名での自然情報収集となりました。スタート時の気温24℃(8:30)と少し涼しいです。箱根町港を出発してしばらくすると上方からヤマユリの花が私達を見守っていました。他の所では終わりかけですが、ここでは未だ満開で嬉しくなりました。
ヤマユリ(ユリ科ユリ属)
ヤマユリb

オカトラノオ、ヌマトラノオ、チダケサシの咲く草はらを過ぎるとビジターさんがキカラスウリの花を見つけてくれました。普通カラスウリの花は夜だけ咲きますが、この花は明るくなっても開いたままでした。
キカラスウリ(ウリ科カラスウリ属)
キカラスウリb

ノリウツギ(写真手前 ユキノシタ科アジサイ属)、リョウブ(同奥 リョウブ科リョウブ属)の花も満開です。
ノリウツギとリョウブb

渦巻きの付いたクモの網がありました。その時はウズグモだと思いましたが、後で写真を見るとギンナガゴミグモでした。なぜ渦巻きを付けるのか? いろいろ言われていますが定説はありません。
ギンナガゴミグモ(コガネグモ科)
ギンナガゴミグモb

白浜近くの細流では2頭のオニヤンマが縄張り争い。その細流でビジターさんがそのオニヤンマのヤゴ(幼虫)を見つけてくれました。オニヤンマは何年もかけて成虫になります。このヤゴも来年あたりは空を自由に飛んでいるのかな?
オニヤンマ幼虫(オニヤンマ科)
オニヤンマ幼虫b

コースを歩いていてアサギマダラの成虫を5頭見かけました。終わり近くの小杉の鼻を超えたところで、ついに見つけました。まるで緑の宝石!! 
アサギマダラ蛹(タテハチョウ科アサギマダラ亜科)
アサギマダラ蛹b

コースの所どころでは昆虫少年にはたまらないミヤマクワガタの姿も見られました。
ミヤマクワガタ(クワガタ科)
ミヤマクワガタb

クサアジサイも例年の場所で咲いていて一安心。コース全般にダイコンソウが咲いていて、まるでダイコンソウロードでした。ヤマホトトギスも咲き始め、秋を感じさせました。

トップ10
1.アサギマダラ 蛹と成虫
2.クサアジサイ 花盛り
3.オニヤンマ 幼虫と成虫
4.ヤマユリ 花盛り
5.ダイコンソウ 花盛り
6.ミヤマクワガタ  昆虫
7.キカラスウリ  のこり花
8.ヤマアカガエル 幼体
9.ギンナガゴミグモ  網
10.ヤマホトトギス 咲き始め

報告者 箱根PV 鈴木教正

芦ノ湖西岸自然情報収集 6月12日


いつもの8期生3名での自然情報収集となりました。
箱根町港8時45分出発です。
6月だというのに気温11℃の寒さのためか、野鳥はあまり元気がありませんでしたが、
ガビチョウとソウシチョウは元気いっぱい。
3人で植物名を調べているときは、心のリモコンで音量を下げさせていただきました。


ソウシチョウはキブシの実を食べていました。
ソウシチョウ2019西岸
西岸コースではよく見かける野鳥です。
中国から持ち込まれた日本原産の鳥ではありません。
チメドリ科の特定外来生物ですので、飼育・運搬・別の場所への放鳥は禁止されています。

主な花としては、ユキノシタ、コゴメウツギ、ニシキウツギ(終わり気味)、ガマズミ、ドクダミ、ハンショウヅル、ホソバテンナンショウ、ムラサギゴケ、ケキツネノボタン、コアジサイ、ヤマウコギ、マユミ、ニガナ、ミミナグサ、サワフタギ、ヤマボウシ、ウワバミソウ、ナルコユリ、キショウブ、フランスギク、フタリシズカ、ミツバウツギ、ランヨウアオイ、サワギク、オオバウマノスズクサ(ジャコウアゲハの卵付き)、ナワシロイチゴ、ヤマトウバナ、ヤマツツジ、ハコネシロカネソウ、マルバウツギ、ツルアジサイ、コナスビ、ヨツバムグラ、サルナシ、フタバアオイ、ウツギ、ツルアジサイ・・・

天候のためか、花を閉じているものが多く、判別に時間を要しました。
西岸コースのメインである、ハコネシロカネソウはお休み中で残念でした。

元気いっぱいなのは、コアジサイ。
西岸コース全般に見られました。
ヤマアジサイはまだ蕾、クサアジサイはようやくお目覚めです。

昆虫は多種に及び・・・

ジャコウアゲハは高木のエゴノキに群れていたのが印象的でした。
オオバウマノスズクサに卵が今年はかなり多く見かけました。
切られないといいのですが・・・


あとはいつもは木にぶら下がっているような感じのノキシノブが、雨の影響か、葉が起き上がっていたことを発見。
画像は先端が丸いので、ヒメノキシノブになります。
因みに先っぽが尖っているものは普通のノキシノブです。

ヒメノキシノブ西岸6月


簡単な本持参で調べながら行きましたので、キャンプ村着は16時50分でした。

今回のお土産は、ウグイスの卵入りの落下巣でした。
自然落下物のお土産は西岸名物になりつつあります。



ウグイス落下巣卵西岸
ウグイス落下巣西岸

トップ10
① ジャコウアゲハ アゲハチョウ科・・・オオバウマノスズクサを食草として体内に毒を蓄え、鳥などに襲われないようにしています。

ジャコウアゲハ
ジャコウアゲハタマゴ西岸
② モミジイチゴ バラ科・・・木イチゴとして子供の頃はよく食べていた方は多くいらっしゃると思います。

モミジイチゴ西岸2019年6月

③ コアジサイ アジサイ科
2018年版県植物誌から従来のユキノシタ科から科が変更されました。

コアジサイ西岸

④ ニシキウツギ スイカズラ科・・・花の色が白から赤に変わり、花を落とします。

ニシキウツギ西岸6月
ニシキウツギ西岸6月

⑤ ユキノシタ ユキノシタ科

ユキノシタ西岸2019年6月

⑥ アオハムシダマシ

アオハムシダマシ西岸

⑦ タンナサワフタギ ハイノキ科

タンナサワフタギ2019年6月

⑧ ニホンベニコメツキ
ベニボタル西岸

⑨ ノイバラ バラ科

ノイバラ西岸6月

⑩ ヘビイチゴ バラ科・・・コース全般に果実が見られました。
ヘビイチゴ西岸



箱根PV段

芦ノ湖西岸自然情報収集5月12日

5月の芦ノ湖西岸コースは、飛び入りメンバー1名+メンバー2名の計3名。
残念ながら富士山は雲の中でした。

西岸コースの目玉である、ハコネシロカネソウはまさに花盛り。
hakonesirokanesou


カヤランも開花。

ヤマルリソウとタチツボスミレはまだ元気いっぱい。
タニギキョウ、ランヨウアオイ、フタバアオイは花盛りでした。
他にはホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ花盛り。

目玉的にはそのようなところでしょうか。



8:55箱根港発16:00キャンプ村着


今回のトップ10
①ハコネシロカネソウ
②ヤマルリソウ
③タニギキョウ
④サルトリイバラ
⑤ランヨウアオイ
⑥カヤラン
⑦ホウチャクソウ
⑧フタバアオイ
⑨タチツボスミレ
⑩アケビ