箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

大涌谷(姥子往復) 2017年7月15日(土) 

気温は26度〜27度でしたが、梅雨明け前の箱根は青空が広がり、日差しは暑く水分補給が欠かせない一日でした。初夏の花々は咲き始め、夏本番に咲く花はその準備をし、春に花を咲かせた植物は実をつけ、夫々の夏の一日を見ることができました。

ホドイモ(マメ科)が花芽をつけました。もうすぐピンク色の花が咲きます。塊茎(イモの部分)は食用になります。
ホドイモ大涌谷

ニワトコ(レンプクソウ科)の実が赤くなっています。学名(Sambucus sieboldiana L. var. pinnatisecta) に日本各地で数多くの植物を採集したシーボルト(ドイツ人医師・博物学者 1796-1866)の名前が付いています。
ニワトコ大涌谷

オニシバリ(ジンチョウゲ科)の実が赤くなっています。美味しそうですが、かなり辛く、毒でもあるようです。
オニシバリ大涌谷

ヤマホタルブクロ(キキョウ科)の先端にせみの抜け殻が付いてます。周辺は多くのヒグラシが鳴いていました。
ヤマホタルブクロ大涌谷

フジアカショウマ(ユキノシタ科)です。フォッサマグナ要素の植物で、日本固有種です。学名(Astilbe thumbergii var . fujisanensis)にスウェーデンの植物学者で箱根で多くの植物を採集したツンベルク(1743-1828)の名前があります。
フジアカショウマ大涌谷

ツチアケビ(ラン科)の花が咲いています。日本固有種です。
ツチアケビ大涌谷

船見岩前の広場にノハナショウブ(アヤメ科)が僅かに咲いていました。
ノハナショウブ大涌谷

ウツボグサ(シソ科)は、夏枯草(カコソウ)ともいい、花穂を乾燥させたものを生薬とします。
ウツボグサ大涌谷

ハコネハナヒリノキ(ツツジ科)の花が咲き始めました。嘔吐や下痢の原因となる成分を含んでいます。
ハコネハナヒリノき大涌谷

イワガラミ(アジサイ科)の装飾花は一枚です。似ているツルアジサイの装飾花は、通常4枚あります。
イワガラミ大涌谷

暑い中の自然観察でした。
暑い一日大涌谷

本日のトップ10
1  ノリウツギ (花)
2  ノハナショウブ (花)
3  ツチアケビ (花)
4  ハコネハナヒリノキ (花)
5  イワガラミ (花)
6  オオバジャノヒゲ (花)
7  オニシバリ (実)
8  ニガイチゴ (実)
9  スノキ (実)
10 シシガシラ (胞子葉)

PV青山
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大涌谷(姥子駅往復) 2017年6月17日(土)

梅雨の季節とは思えない青空が広がり、日陰で吹く風は涼しく、6月の自然情報でこれまで状態の良い日は珍しいのではないでしょうか。木々に咲く花々と早めに結実した果実で満たされた箱根の森を散策しました。

所謂「木苺」の仲間のモミジイチゴ(バラ科)は、数多くのオレンジ色の実をつけていました。枝や幹には棘があります。
モミジイチゴ大涌谷

散房花序に白く小さな花を咲かせるガマズミ(スイカズラ科)です。この季節よく目立ちます。
ガマズミ大涌谷

花が終わりに近づいているニシキウツギ(スイカズラ科)に蝶が蜜を吸いに来ました。
ニシキウツギ大涌谷

ヤマオダマキ(キンポウゲ科)を数株見ました。更に増えればと願います。本来の「オダマキ」見たことありますか?
ヤマオダマキ大涌谷

この季節最も見たいのがサンショウバラ(バラ科)です。ピンク色の大きな花が目立ちます。
サンショウバラ大涌谷

ツルアジサイ(アジサイ科)が開花し始めました。通常は木に絡んで咲いていますが、この花は観察に丁度良い高さにありました。香りが楽しめます。
ツルアジサイ大涌谷

アサギマダラが舞う季節です。長旅で疲れたのかしばしの休憩です。
アサギマダラ大涌谷

マメザクラ(バラ科)が数多く結実しています。鳥たちの良いデザートになるでしょう。
マメザクラ大涌谷

スイカズラ(スイカズラ科)の花が咲き始めました。甘い香りに癒されます。
スイカズラ大涌谷

ヤマボウシ(ミズキ科)の花が咲き始めています。周辺の白い4枚は総苞片(蕾を包む葉)で、中心に淡黄色の花が咲きます。
ヤマボウシ大涌谷

ホオノキ(モクレン科)の花は芳香を放ちますが、高い木の上なので確かめるのが困難です。
ホオノキ大涌谷

ヘビノネゴザ(メシダ科)です。ある種の重金属を含む土壌に生えます。
ヘビノネゴザ大涌谷


本日のトップ10
1  モミジイチゴ   実
2  ガマズミ     花
3  ニシキウツギ  花
4  ヤマオダマキ  花
5  サンショウバラ 花
6  ツルアジサイ  花
7  ヤマグワ     実
8  アサギマダラ
9  マメザクラ    実
10 スイカズラ    花

PV青山

大涌谷(姥子往復) 2017年5月27日(土)

梅雨前のやや乾燥した新緑が美しい5月です。箱根を歩くには良い季節です。木の花々が開花し、昆虫が蜜を吸いに忙しく飛び回っています。鳥たちも囀りを欠かさず、箱根の森は賑わっています。これから、新緑から深緑へ移り変わります。

箱根は数多くのシダ類が繁茂しています。ベニシダはその色から目立ちます。
ベニシダ大涌谷

釣鐘状の花が咲くサラサドウダンは満開です。花は下向きですが、受粉すると上向きになります。
サラサドウダン大涌谷

りんごの花に似たズミも満開です。
ズミ大涌谷

ブルーベリーに似た実がつくスノキは、花の時期が終わりに近づいています。
スノキ大涌谷

イワガラミは、これからが花の時期です。つる性なので、木をよじ登っています。
イワガラミ大涌谷

草花ではニガナが目を引きます。
ニガナ大涌谷

ジャコウアゲハが休憩していました。
ジャコウアゲハ大涌谷

PV青山

大涌谷(姥子駅往復)コース 2017年4月15日(土)

本年初の大涌谷(姥子駅往復)コースです。各地で桜が咲き、箱根も湯本や宮城野ではソメイヨシノが満開か若干散り始めでしたが、この日芦ノ湖周辺は風が強く肌寒い日で、マメザクラは未だ蕾で咲き始めが少々という状態でした。本格的な春はもう少し先のようです。


ツツジ科のアセビは満開です。
アセビ 大涌谷

他の種類のスミレが開花前の中、タチツボスミレの清楚な花を見ることができました。
タチツボスミレ 大涌谷

セリ科のセントウソウは咲き始めです。
セントウソウ 大涌谷
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大涌谷 (姥子往復) 2016年12月17日(土) 

風がほとんどない晴天に笑まれた今年最後の自然情報日でした。冬の寒さはこれからという季節ですが、植物たちは開花の準備を着々と進めています。来年も素晴らしい箱根での出会いがありますようにと願いを叶えた一日でした。

姥子駅からの富士山が、とても綺麗でした。
富士山大涌谷

船見岩から眺める大涌谷は、噴煙が少なく見えます。
大涌谷大涌谷

リョウブは実を残していますが、来年の葉芽は膨らんでいます。
リョウブ大涌谷

コボタンズルの実は、羽毛状の花柱が白い花のように見えます。
コボタンヅル大涌谷

ミヤマシキミの実がとても綺麗です。種を食べると痙攣するようなので、食用には適していません。
ミヤマシキミ大涌谷

ヤシャブシは、既に開花の準備を進めています。
ヤシャブシ大涌谷

甘い香りがする花のスイカズラの実です。
スイカヅラ大涌谷

オニシバリの花芽が付いています。開花は来年寒い季節になります。
オニシバリ大涌谷

本日のトップ10
1   コゲラ
2   ヤマガラ
3   メジロ
4   ヤマノイモ (種)
5   ガマズミ  (実)
6   サルトリイバラ (実)
7   ミヤマシキミ(ツルシキミ) (実)
8   コボタンヅル (種)
9   スイカズラ  (実)
10  ヤシャブシ  (実)

箱根PV青山

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