FC2ブログ

箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

大涌谷(姥子往復)2019年5月18日(土)

さわやかに晴れ、10時の気温は14℃。自然観察に心地良い日和です。
早朝に一雨あったようで、少しぬかるんだ道を足元に気を付けて歩きながらも、草花は雨露でみずみずしく、緑がいっそう美しく感じられました。

船見岩から大涌谷方面の眺望
舟見岩からの眺望
今日は普段よりも、大涌谷の噴煙が多く見えました。

クルマムグラ(アカネ科)
クルマムグラ
金太郎岩展望台から姥子駅に向かう道で見られます。
葉をちぎって揉むと、桜餅のような匂いがします。

ズミ(バラ科)
ズミ
白い花が盛りで、たくさんの虫が集まっていました。
秋に小さな赤い実がなるので、別名でコナシ、コリンゴとも呼ばれます。

ツクバネソウ(ユリ科)
ツクバネソウ
1本の茎の先に葉が輪になってつき、さらにその先に緑色の花が咲きます。
雌しべの付け根が膨らんで実になると、羽根つきの羽根に似ていることから、この名前がつきました。

ミズナラ(ブナ科)
ミズナラ
明るい緑色の新葉の下に、雄花序がぶら下がっています。
雌花は、新葉の付け根辺りから上向きにつきます。

サラサドウダン(ツツジ科)
サラサドウダン
花は縦筋の模様が美しく、細工された飾りのようです。
この模様が染物の「更紗」に似ていて、名前の由来になったと言われています。

スノキ(ツツジ科)
スノキ
小さな釣鐘形の花が、葉の下に隠れるように咲いています。
葉には「シュウ酸」という成分が含まれていて、かむと酸っぱい味がします。

ヒメウワバミソウ(イラクサ科)
ヒメウワバミソウ
つぼみが多くまだ咲き始めですが、白っぽい透き通るような花が印象的です。

ギンリョウソウ(ツツジ科)
ギンリョウソウ
落ち葉の隙間から、ひっそりと頭を出していました。
葉緑素を持っていないため、全体が白い蝋のようです。

コバノフユイチゴ(バラ科)
コバノフユイチゴ
名前は「フユイチゴ」ですが、夏に実がつきます。
深い緑色の葉と、真っ白な花のコントラストが目を引きます。


本日のトップ10
1. スノキ
2. サラサドウダン
3. ズミ
4. クルマムグラ
5. ツクバネソウ
6. ホウチャクソウ
7. ギンリョウソウ
8. コバノフユイチゴ
9. キンモンガ(昆虫)
10. センチコガネ(昆虫)

箱根PV 石塚
スポンサーサイト

大涌谷(姥子往復) 2019年4月20日(土)

うっすらと雲に覆われた空のもと、若干肌寒い箱根を歩きました。昨年の同時期、桜はほぼ散り、スミレも多くの種類は見れませんでしたが、今年は「花持ち」がよく、多くの花々に出会う事が出来ました。キビタキの飛来を確認し、いよいよ夏に向かって準備を進める箱根です。

マメザクラ(バラ科)は丁度満開です。他に、ヤマザクラ、オオシマザクラの開花に出会えました。
マメザクラ

地面に目を移すと、クサボケ(バラ科)が咲いていました。
クサボケ

オトメスミレ(スミレ科)は清楚な雰囲気です。
オトメスミレ

マルバスミレ(スミレ科)に出会えました。
マルバスミレ

エイザンスミレ(スミレ科)のピンク色は、人目を引きます。
エイザンスミレ

コキクザキイチゲ(キンポウゲ科)も満開です。
コキクザキイチゲ

アズマヒキガエルでしょうか。冬眠から目が覚めて、間もないようです。
アズマヒキガエル

本日のトップ10
1 ニオイタチツボスミレ 
2 オトメスミレ 
3 マルバスミレ
4 エイザンスミレ
5 カキドオシ
6 オニシバリ♂♀
7 コキクザキイチゲ
8 マメザクラ
9 ハナイカダ♂♀
10 ビロードツリアブ

PV青山

大涌谷(姥子往復)2018年11月17日(土)

数日前の雨予報が好転(好天)し、暖かな秋晴れの1日になりました。歩くと身体が温かくなり、とても11月中旬とは思えない気候です。植物たちは秋の実りを誇らしげに晒している一方、今にも花を咲かせ葉を広げそうな木々があります。季節の移ろいに追いつくのが大変なのは、人間も植物も同じと感じます。

日当たりのいい船見岩近くのマメザクラ(バラ科)が数輪開花しました。他にもリョウブ(リョウブ科)が今にも開花しそうです。
マメザクラ大涌谷

暖かいのがお気に召したのかキジ(キジ科)の親子に出会いました。少し離れては低い小さな声でお互いの位置を確認していました。
キジ大涌谷

ヒガラ(シジュウカラ科)がクロマツ(マツ科)の木の間を飛びながら、実をついばんでいました。
ヒガラ大涌谷

低い姿勢で熱心に観察していたメンバーのリュックに、ザトウムシが上がってきました。
ザトウムシ大涌谷


森の中に赤く輝くのはツルリンドウ(リンドウ科)の実です。今年は豊作です。
ツルリンドウ大涌谷

ミヤマイボタ(モクセイ科)の実も豊作です。
ミヤマイボタ大涌谷

これはほのかにさす太陽を浴びて結実したムラサキシキブ(シソ科)の実です。
ムラサキシキブ大涌谷

季節の終わりに咲くリュウノウギク(キク科)です。ここは毎年見事な株で咲いています。
リュウノウギク大涌谷

今年のモミジの紅葉は台風や秋口の気温のためでしょうか、全体的に不揃いですが、木によって見事に赤や黄色になっています。
コミネカエデ大涌谷

箱根PV 青山

大涌谷(姥子往復)自然情報 2018年10月20日

お天気に恵まれて、気持ちの良い自然観察日和でした。
コース周辺の紅葉はまだまだでしたが、秋の花と実を観察できます。

金太郎岩展望台からの眺望
金太郎岩展望台からの眺望

キッコウハグマ(キク科)
キッコウハグマ (1)
花が咲かないまま実になってしまう「閉鎖花」ばかりで、今年は咲いていないか?どこかに咲いていないか?と、探しながら歩いていたところ、開花を見つけました。可憐な白い花に心を奪われます。

センブリ(リンドウ科)
センブリ(2)
胃薬として有名な二年草で、「千回お湯に振り出してもまだ苦い」ことから、この名前がついたそうです。金太郎岩付近のコース脇で見られます。

リンドウ(リンドウ科)
リンドウ(2)
つぼみもソフトクリームのようでかわいいです。先輩PVの方によると、今年は過去にない程たくさん咲いているよ!とのことです。舟見岩付近にて。

ヤマラッキョウ(ユリ科)
ヤマラッキョウ
紫色の花が丸く集まって咲いています。「ラッキョウ」という名前ですが、根が食べられる訳ではないようです。

ツルシキミ(ミカン科)
ツルシキミ
赤い実がひときわ目立っていました。ミカンの仲間で、葉の裏には油点があり、ちぎるとなんとなく柑橘系の香りがします。有毒植物です。

マユミ(ニシキギ科)
マユミ
実は熟すと4つに割れて、中から赤い種皮に包まれた種がぶら下がって見えます。和名は「真弓」で、材がよくしなり、昔はこの木を使って弓を作ったそうです。

ムラサキシキブ(シソ科)
ムラサキシキブ
きれいな紫色の実がついていました。実の美しさを「紫式部」に例えたことが、和名の由来と言われています。


本日のトップ10
1. リンドウ
2. キッコウハグマ
3. ヤマラッキョウ
4. センブリ
5. リュウノウギク
6. ムラサキシキブ(実)
7. マユミ(実)
8. ツルシキミ(実)
9. エナガ(野鳥)
10. ヒメツチハンミョウ(昆虫)

箱根PV 石塚

大湧谷(姥子往復)2018年9月15日(土)

初秋の柔らかな雨が降り注ぐ中、ビジターセンターを出発。足元に注意して姥子へと続く石畳を登り、駅ナカを通り抜け、金太郎岩展望台、金太郎岩横を通り、無事戻ってきました。雨の日は晴天では見られない風景が見られ、特に水滴をつけた植物や蜘蛛の巣が、宝石の様に輝いて見えます。

アカネ(アカネ科)は、根が乾燥すると赤くなるのでその名があります。棘で他の植物を使い這い上がります。
アカネ大涌谷

ミツバアケビ(アケビ科)は、自らのつるを他の植物に絡めて成長します。間も無く実が熟します。
アケビ大涌谷

センニンソウ(キンポウゲ科)は、葉柄を他の植物に絡め成長してゆきます。花は終わり、種になっています。
センニンソウ大涌谷

ツタウルシ(ウルシ科)は、付着根を出して他の植物などに絡んで、這い上がります。紅葉してきました。
ツタウルシ大涌谷

タイアザミ(キク科)にホシホウジャク(スズメガ科)らしき蛾が、蜜を吸いに来ていました。
タイアザミ大湧谷

ヒメシャラ(ツバキ科)の幹は雨天時は一層輝き、美しさを増します。
ヒメシャラ大涌谷

久しぶりに見る事が出来たミゾソバ(タデ科)です。ピンク色の花が可愛らしい。
ミゾソバ大涌谷

船見岩近くでハイメドハギ(マメ科)の花が咲いていました。雨にぬれて綺麗です。
ハイメドハギ大湧谷

ヤマボウシ(ミズキ科)の実が豊作です。熟すにはもう少しの時が必要です。
ヤマボウシ大湧谷

今年はオミナエシ(オミナエシ科)が見事です。毎年咲き誇ってもらいたいです。
オミナエシ大湧谷

本日のTOP10
1 ガマズミ(実)
2 オミナエシ(花)
3 サワヒヨドリ(花)
4 ワレモコウ(花)
5 クサボケ(実)
6 ハイメドハギ(花)
7 ツチアケビ(実)
8 モミジガサ(花)
9 ヤマボウシ(実)
10 カケス

PV青山

FC2Ad