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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

大涌谷(姥子往復)2018年11月17日(土)

数日前の雨予報が好転(好天)し、暖かな秋晴れの1日になりました。歩くと身体が温かくなり、とても11月中旬とは思えない気候です。植物たちは秋の実りを誇らしげに晒している一方、今にも花を咲かせ葉を広げそうな木々があります。季節の移ろいに追いつくのが大変なのは、人間も植物も同じと感じます。

日当たりのいい船見岩近くのマメザクラ(バラ科)が数輪開花しました。他にもリョウブ(リョウブ科)が今にも開花しそうです。
マメザクラ大涌谷

暖かいのがお気に召したのかキジ(キジ科)の親子に出会いました。少し離れては低い小さな声でお互いの位置を確認していました。
キジ大涌谷

ヒガラ(シジュウカラ科)がクロマツ(マツ科)の木の間を飛びながら、実をついばんでいました。
ヒガラ大涌谷

低い姿勢で熱心に観察していたメンバーのリュックに、ザトウムシが上がってきました。
ザトウムシ大涌谷


森の中に赤く輝くのはツルリンドウ(リンドウ科)の実です。今年は豊作です。
ツルリンドウ大涌谷

ミヤマイボタ(モクセイ科)の実も豊作です。
ミヤマイボタ大涌谷

これはほのかにさす太陽を浴びて結実したムラサキシキブ(シソ科)の実です。
ムラサキシキブ大涌谷

季節の終わりに咲くリュウノウギク(キク科)です。ここは毎年見事な株で咲いています。
リュウノウギク大涌谷

今年のモミジの紅葉は台風や秋口の気温のためでしょうか、全体的に不揃いですが、木によって見事に赤や黄色になっています。
コミネカエデ大涌谷

箱根PV 青山
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大涌谷(姥子往復)自然情報 2018年10月20日

お天気に恵まれて、気持ちの良い自然観察日和でした。
コース周辺の紅葉はまだまだでしたが、秋の花と実を観察できます。

金太郎岩展望台からの眺望
金太郎岩展望台からの眺望

キッコウハグマ(キク科)
キッコウハグマ (1)
花が咲かないまま実になってしまう「閉鎖花」ばかりで、今年は咲いていないか?どこかに咲いていないか?と、探しながら歩いていたところ、開花を見つけました。可憐な白い花に心を奪われます。

センブリ(リンドウ科)
センブリ(2)
胃薬として有名な二年草で、「千回お湯に振り出してもまだ苦い」ことから、この名前がついたそうです。金太郎岩付近のコース脇で見られます。

リンドウ(リンドウ科)
リンドウ(2)
つぼみもソフトクリームのようでかわいいです。先輩PVの方によると、今年は過去にない程たくさん咲いているよ!とのことです。舟見岩付近にて。

ヤマラッキョウ(ユリ科)
ヤマラッキョウ
紫色の花が丸く集まって咲いています。「ラッキョウ」という名前ですが、根が食べられる訳ではないようです。

ツルシキミ(ミカン科)
ツルシキミ
赤い実がひときわ目立っていました。ミカンの仲間で、葉の裏には油点があり、ちぎるとなんとなく柑橘系の香りがします。有毒植物です。

マユミ(ニシキギ科)
マユミ
実は熟すと4つに割れて、中から赤い種皮に包まれた種がぶら下がって見えます。和名は「真弓」で、材がよくしなり、昔はこの木を使って弓を作ったそうです。

ムラサキシキブ(シソ科)
ムラサキシキブ
きれいな紫色の実がついていました。実の美しさを「紫式部」に例えたことが、和名の由来と言われています。


本日のトップ10
1. リンドウ
2. キッコウハグマ
3. ヤマラッキョウ
4. センブリ
5. リュウノウギク
6. ムラサキシキブ(実)
7. マユミ(実)
8. ツルシキミ(実)
9. エナガ(野鳥)
10. ヒメツチハンミョウ(昆虫)

箱根PV 石塚

大湧谷(姥子往復)2018年9月15日(土)

初秋の柔らかな雨が降り注ぐ中、ビジターセンターを出発。足元に注意して姥子へと続く石畳を登り、駅ナカを通り抜け、金太郎岩展望台、金太郎岩横を通り、無事戻ってきました。雨の日は晴天では見られない風景が見られ、特に水滴をつけた植物や蜘蛛の巣が、宝石の様に輝いて見えます。

アカネ(アカネ科)は、根が乾燥すると赤くなるのでその名があります。棘で他の植物を使い這い上がります。
アカネ大涌谷

ミツバアケビ(アケビ科)は、自らのつるを他の植物に絡めて成長します。間も無く実が熟します。
アケビ大涌谷

センニンソウ(キンポウゲ科)は、葉柄を他の植物に絡め成長してゆきます。花は終わり、種になっています。
センニンソウ大涌谷

ツタウルシ(ウルシ科)は、付着根を出して他の植物などに絡んで、這い上がります。紅葉してきました。
ツタウルシ大涌谷

タイアザミ(キク科)にホシホウジャク(スズメガ科)らしき蛾が、蜜を吸いに来ていました。
タイアザミ大湧谷

ヒメシャラ(ツバキ科)の幹は雨天時は一層輝き、美しさを増します。
ヒメシャラ大涌谷

久しぶりに見る事が出来たミゾソバ(タデ科)です。ピンク色の花が可愛らしい。
ミゾソバ大涌谷

船見岩近くでハイメドハギ(マメ科)の花が咲いていました。雨にぬれて綺麗です。
ハイメドハギ大湧谷

ヤマボウシ(ミズキ科)の実が豊作です。熟すにはもう少しの時が必要です。
ヤマボウシ大湧谷

今年はオミナエシ(オミナエシ科)が見事です。毎年咲き誇ってもらいたいです。
オミナエシ大湧谷

本日のTOP10
1 ガマズミ(実)
2 オミナエシ(花)
3 サワヒヨドリ(花)
4 ワレモコウ(花)
5 クサボケ(実)
6 ハイメドハギ(花)
7 ツチアケビ(実)
8 モミジガサ(花)
9 ヤマボウシ(実)
10 カケス

PV青山

大涌谷(姥子往復) 2018年8月18日(土)

週半ばまで続いた高温多湿な夏から一変、カラッと晴れ上がった青空は、初秋を感じさせてくれる気持ちの良い日でした。このような日はいつまでも自然の中に身を置きたいと思います。残り少ない夏を目一杯楽しみたい昆虫達と夏から秋へ花を咲かせる植物達に巡り会えました。

クロヒカゲ(タテハチョウ科)
林の中を飛び回っている色黒の蝶です。写してくれと言わんばかりに、動きませんでした。
大涌谷クロヒカゲ

ミヤマキンバエ(クロバエ科)
陽が差し込むアオキの葉上で休んでいました。キラキラして宝石の様(?)です。
大涌谷ミヤマキンバエ

コバノハナイカダ(ハナイカダ科)
葉中央に黒い実をつけていました。鳥に運ばれるのを、待ちわびているようです。
大涌谷コバノハナイカダ

ヒメヤブラン(キジカクシ科)
ヤブランより小型です。青い実をつけるジャノヒゲに似ますが、本種は黒い実をつけます。
大涌谷ヒメヤブラン

タマアジサイ(アジサイ科)
秋口まで咲くので、まだまだ蕾が沢山あります。
大涌谷タマアジサイ

クサギ(シソ科)
淡い芳香を放つので、クロアゲハや他の蝶類が多く訪れていました。
大涌谷クサギ

コウゾリナ(キク科)
茎や葉に剛毛が生えます。
大涌谷コウゾリナ

イヌガンソク(オシダ科)
胞子葉は冬にも残り、生け花やドライフラワーに使われます。
大涌谷イヌガンソク

16名でのスタートでした。
大涌谷オオワクダニ観察会

本日のトップ10
1 オミナエシ
2 ホドイモ
3 サワヒヨドリ
4 ワレモコウ
5 トンボソウ
6 ツチアケビ
7 ヒメキマダラセセリ
8 クサギ
9 コボタンヅル
10 ジャコウアゲハ

PV青山

大涌谷(姥子往復)自然情報 2018年7月21日

毎日の厳しい暑さに参ってしまいます。
この日の箱根ビジターセンター付近の気温も、10時の時点で30℃ありましたが、木陰に入ると涼しく感じ、時折吹くさわやかな風と、ヒグラシの鳴き声が心地良く、夏の自然観察ができました。


金太郎岩展望台付近の探勝路
金太郎岩展望台~姥子
ヒグラシの鳴き声が響きます。


チダケサシ (ユキノシタ科チダケサシ属)
チダケサシ
傷を付けると乳白色の液を出す「乳茸」というキノコを、この植物の茎に刺して持ち帰ったことからこの名前が付いたそうです。
わざわざ、この植物の茎を選んで刺していたのでしょうか。

ツチアケビ (ラン科ツチアケビ属)
ツチアケビ2
金太郎岩展望台~姥子駅に向かう途中で。
背丈が50cm程もあり、たくさん花を咲かせていました。

オカトラノオ (サクラソウ科オカトラノオ属)
オカトラノオ1
白い穂が横になびくように咲いています。
星形の小さな花がびっしりと集まっていて、つぼみの状態もかわいいです。

ヒメヤブラン (ユリ科ヤブラン属)
ヒメヤブラン
草丈が低く目立ちませんが、きれいな薄紫色の花を咲かせています。
舟見岩付近の草地で見られます。

コバノフユイチゴ (バラ科キイチゴ属)
コバノフユイチゴ
夏に実が付くのにフユイチゴとは、少し違和感があります。
別名はマルバフユイチゴで、名前の通り丸い葉をしています。

ヌスビトハギ (マメ科ヌスビトハギ属)
ヌスビトハギ
ピンク色の小さな花が咲いています。実の形を盗人の足跡に見立ててこの名前が付いたそうです。実の時期にもぜひ観察してみてください。

ヤマノイモ (ヤマノイモ科ヤマノイモ属)
ヤマノイモ
ヤマノイモの根が大きくなったものが自然薯です。雄花は上向きに、雌花は下向きにつきます。小さな花はあまり開かず、白玉のようです。

タマアジサイ (アジサイ科アジサイ属)
タマアジサイ
つぼみが球形で目立ちます。咲きだした花には虫が集まっていました。

コアオハナムグリ
コアオハナムグリ
よく見ると緑色の背に白い小さな斑紋があります。ノリウツギの花に群がる様子。


本日のトップ10
1. チダケサシ
2. ツチアケビ
3. シシウド
4. オカトラノオ
5. オカトラノオ
6. ヒメヤブラン
7. コバノフユイチゴ(実)
8. ヒグラシ(昆虫)
9. コアオハナムグリ(昆虫)
10. ヨツスジハナカミキリ(昆虫)

箱根PV 石塚

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