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箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

大涌谷(姥子往復) 2018年8月18日(土)

週半ばまで続いた高温多湿な夏から一変、カラッと晴れ上がった青空は、初秋を感じさせてくれる気持ちの良い日でした。このような日はいつまでも自然の中に身を置きたいと思います。残り少ない夏を目一杯楽しみたい昆虫達と夏から秋へ花を咲かせる植物達に巡り会えました。

クロヒカゲ(タテハチョウ科)
林の中を飛び回っている色黒の蝶です。写してくれと言わんばかりに、動きませんでした。
大涌谷クロヒカゲ

ミヤマキンバエ(クロバエ科)
陽が差し込むアオキの葉上で休んでいました。キラキラして宝石の様(?)です。
大涌谷ミヤマキンバエ

コバノハナイカダ(ハナイカダ科)
葉中央に黒い実をつけていました。鳥に運ばれるのを、待ちわびているようです。
大涌谷コバノハナイカダ

ヒメヤブラン(キジカクシ科)
ヤブランより小型です。青い実をつけるジャノヒゲに似ますが、本種は黒い実をつけます。
大涌谷ヒメヤブラン

タマアジサイ(アジサイ科)
秋口まで咲くので、まだまだ蕾が沢山あります。
大涌谷タマアジサイ

クサギ(シソ科)
淡い芳香を放つので、クロアゲハや他の蝶類が多く訪れていました。
大涌谷クサギ

コウゾリナ(キク科)
茎や葉に剛毛が生えます。
大涌谷コウゾリナ

イヌガンソク(オシダ科)
胞子葉は冬にも残り、生け花やドライフラワーに使われます。
大涌谷イヌガンソク

16名でのスタートでした。
大涌谷オオワクダニ観察会

本日のトップ10
1 オミナエシ
2 ホドイモ
3 サワヒヨドリ
4 ワレモコウ
5 トンボソウ
6 ツチアケビ
7 ヒメキマダラセセリ
8 クサギ
9 コボタンヅル
10 ジャコウアゲハ

PV青山
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大涌谷(姥子往復)自然情報 2018年7月21日

毎日の厳しい暑さに参ってしまいます。
この日の箱根ビジターセンター付近の気温も、10時の時点で30℃ありましたが、木陰に入ると涼しく感じ、時折吹くさわやかな風と、ヒグラシの鳴き声が心地良く、夏の自然観察ができました。


金太郎岩展望台付近の探勝路
金太郎岩展望台~姥子
ヒグラシの鳴き声が響きます。


チダケサシ (ユキノシタ科チダケサシ属)
チダケサシ
傷を付けると乳白色の液を出す「乳茸」というキノコを、この植物の茎に刺して持ち帰ったことからこの名前が付いたそうです。
わざわざ、この植物の茎を選んで刺していたのでしょうか。

ツチアケビ (ラン科ツチアケビ属)
ツチアケビ2
金太郎岩展望台~姥子駅に向かう途中で。
背丈が50cm程もあり、たくさん花を咲かせていました。

オカトラノオ (サクラソウ科オカトラノオ属)
オカトラノオ1
白い穂が横になびくように咲いています。
星形の小さな花がびっしりと集まっていて、つぼみの状態もかわいいです。

ヒメヤブラン (ユリ科ヤブラン属)
ヒメヤブラン
草丈が低く目立ちませんが、きれいな薄紫色の花を咲かせています。
舟見岩付近の草地で見られます。

コバノフユイチゴ (バラ科キイチゴ属)
コバノフユイチゴ
夏に実が付くのにフユイチゴとは、少し違和感があります。
別名はマルバフユイチゴで、名前の通り丸い葉をしています。

ヌスビトハギ (マメ科ヌスビトハギ属)
ヌスビトハギ
ピンク色の小さな花が咲いています。実の形を盗人の足跡に見立ててこの名前が付いたそうです。実の時期にもぜひ観察してみてください。

ヤマノイモ (ヤマノイモ科ヤマノイモ属)
ヤマノイモ
ヤマノイモの根が大きくなったものが自然薯です。雄花は上向きに、雌花は下向きにつきます。小さな花はあまり開かず、白玉のようです。

タマアジサイ (アジサイ科アジサイ属)
タマアジサイ
つぼみが球形で目立ちます。咲きだした花には虫が集まっていました。

コアオハナムグリ
コアオハナムグリ
よく見ると緑色の背に白い小さな斑紋があります。ノリウツギの花に群がる様子。


本日のトップ10
1. チダケサシ
2. ツチアケビ
3. シシウド
4. オカトラノオ
5. オカトラノオ
6. ヒメヤブラン
7. コバノフユイチゴ(実)
8. ヒグラシ(昆虫)
9. コアオハナムグリ(昆虫)
10. ヨツスジハナカミキリ(昆虫)

箱根PV 石塚

大涌谷コース自然情報

金太郎岩・姥子周辺自然情報 2018年6月16日

日本の南に梅雨前線が停滞し、台風6号が沖縄を直撃し大きな被害が出ている中、雨の中の自然観察を覚悟していましたが、幸いにも雨に降られることはなかったのですが、今にも降りそうな空の下、気温16℃とかなり寒い日でした。それでもスイカズラやヤマオダマキなどの草花や、ヤマボウシやサルナシ、ニシキウツギなどの木々には花がたくさん咲いていました。、さらにはヤマグワ、モミジイチゴ、マメザクラなどには熟した果実がたわわについていて、自然の美味しい味わいも体験しました。

スイカズラ
今がちょうど花の時期です。けっこう沢山出会いました。 枝先の葉腋に2個づつ花を付け、咲き始めは真っ白ですが、だんだんと黄色に変わってゆきます。受粉がおわると色が変わるという説もあるようですが、どうも経時で変色するようです。P1070228スイカズラ

ヤマオダマキ
道の真ん中に堂々と咲いていました。淡い色の上品な花ですね。
高山に行くと紫色のミヤマオダマキがみられます。
P1070194.jpg

サルナシの花
今年は木々の花が豊富です。このサルナシの花も今年はたくさん見られます。
秋に実が付くのが楽しみです。

P1070181.jpg

ヤマボウシの花
今年のヤマボウシはどこでも異常なほどたくさんの花を咲かせています。
もうじき沢山の赤い実が付くことでしょう。
サルナシといいヤマボウシといい今年の秋は木いっぱいに実をつけることでしょう。楽しみですね。
P1070196ヤマボウシ

ヤマグワの実
とにかく甘くておいしい果実・山の恵みです。昔カイコを飼って絹糸を作っていたころは桑の木が身近にたくさんあり、手や口を紫色にしながら桑の実を食べたものですが、最近はほとんど見なくなりました。ヤマグワの実は桑の実に比べるとかなり小粒ですが、桑の実より甘みが強く美味しいようです。
P1070239a.jpg

モミジイチゴの実
金太郎岩周辺にはモミジイチゴが群生していて、いま熟した果実が鈴なりです。
ほんのり甘い大粒の実は野イチゴの中でも美味しい果実です。

P1070174.jpg

マメザクラの実
いわゆる桜の実ですからサクランボですが、マメザクラのサクランボは大変おいしいです。
オオシマザクラにも同じようなサクランボがなり、こちらは渋みと酸味がありますが、ほんのりと甘くて結構おいしい果実です。

P1070197マメザクラ実

今月のトップ 10
1、ヤマオダマキ
2、ヤマボウシ
3、ガマズミ
4、ニシキウツギ
5、ウツギ
6、スイカズラ
7、サルナシ
8、ヤマグワの果実
9、モミジイチゴの果実
10、マメザクラの果実


箱根PV S.Y.





大涌谷(姥子往復) 自然情報 2018年4月21日(土)

今年初めての大涌谷(姥子往復)自然情報です。平地の気温は夏日になる場所もある予報でした。芦ノ湖周辺の気温は低めでしたが、日中は20℃近くになりました。オオシマザクラやマメザクラは花盛りを過ぎたとは言え、まだまだ可憐な花々を付け、清々しい新緑と共に箱根の春を彩っていました。

アサノハカエデ(ムクロジ科カエデ属)の新緑です。葉が麻に似ています。この時期のカエデやモミジの新緑は、見ていて気持ちが良く目が良くなった気になります。
アサノハカエデ

キブシ(キブシ科キブシ属)の花(総状花序)は早春に目立ちます。雌雄異株で、雄花はやや黄色がかった色に見えます。
キブシ

クサボケ(バラ科ボケ属)のオレンジ色の花は、緑を濃くする草原の中で一目で分かります。
クサボケ

コキクザキイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)の可憐な白花です。数年前神山で多く観察出来ました。
コキザキイチゲ

ハナイカダ(ハナイカダ科)の雌木です。雄木の雄花は数個付きますが、雌木の雌花は一つです。
ハナイカダ

フデリンドウ(リンドウ科リンドウ属)が可愛らしく咲いていました。コケリンドウよりは、若干花が大きいように感じます。
フデリンドウ

ミツバアケビ(アケビ科アケビ属)の雌花が開花中です。雄花は終わっています。
ミツバアケビ

ミヤマハコベ(ナデシコ科ハコベ属)です。花弁の一つの切れ込みが深いので10枚に見えますが、5弁です。
ミヤマハコベ

モミジイチゴ(バラ科イチゴ属)の花が、金時岩周辺に沢山咲いていました。棘があるので、触らないようにしましょう。
モミジイチゴ

本日のトップ10
1 オオシマザクラ
2 ミヤマハコベ
3 モミジイチゴ
4 ミツバアケビ
5 フデリンドウ
6 コキクザキイチゲ
7 アオキ
8 オニシバリ
9 アオゲラ
10 キビタキ

箱根PV青山

2017年12月16日(土) 大涌谷(姥子往復)

12月にしては気温は高めでしたが、芦ノ湖から吹く風は冷たく、箱根は冬になっていると感じた青空のもとでした。この時期は、種や実、木肌、シダ類を見ながら、また葉が落ちて見やすくなった木々の間を飛び回る小鳥の観察になります。

ウツギ(アジサイ科)の実を上から観察してみました。軸が中心にあり独楽のような形です。
ウツギ大涌谷

キントキヒゴタイ(キク科)の実は、キクの仲間らしく羽毛状になり、風に飛ばされます。
キントキヒゴタイ大涌谷

センブリ(リンドウ科)の実の中には、細かなタネがあります。
センブリ大涌谷

「忍冬」の別名があるスイカズラ(スイカズラ科)に多くの実がついていました。
スイカズラ大涌谷

ヤブコウジ(十両、サクラソウ科)に赤い実が、可愛らしく付いていました。
ヤブコウジ大涌谷

正月飾りに使われるウラジロ(ウラジロ科)の葉裏はやはり白いです。
ウラジロ大涌谷

アカハナワラビ(ハナヤスリ科)の葉は赤いので目立ちます。
アカハナワラビ

トウゲシバ(ヒゲノカズラ科)は、ソーラスより胞子を拡散していました。
トウゲシバ

何者かに襲われたのか、イカル(アトリ科)の羽毛が散乱していました。
イカル大涌谷

キツネの糞がモグラ塚の上にありました。ナワバリを主張しているのでしょうか。
キツネの糞大涌谷

本日のトップ10
1 ムラサキシキブ  実
2 オオバジャノヒゲ 種
3 ヤブコウジ     実
4 トウゲシバ     胞子
5 ズミ         実
6 キッコウハグマ  実
7 ツルシキミ   蕾
8 センブリ    実
9 オニシバリ   蕾
10 アカハナワラビ

PV青山

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