箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2017年10月13日

昨日までの夏のような暑さから一転、今日は雨の寒い一日です。1か月前に花を観察したつる性植物は、もう沢山の実をつけています。本日のテーマは「つる性植物を観察する(つづき)」です。ビジターさん2名、パークボランティア12名、合計14名のミニ観察会です。

つる性植物は自力では立てないので、いろいろな知恵を使い、さまざな手段を使って伸びていく植物です。
スイカズラは、つるで巻き付いて伸びていきます。緑色の実はやがて熟して黒くなります。
スイカズラ VC171013

コボタンヅルは葉柄で巻き付いて伸びていきます。花はもう果実になっていました。
コボタンヅル VC171013

ビジターセンターから道路を横断したところに大きなケヤキがあります。毎年この木の紅葉が楽しみです。
ケヤキ VC171013

自然学習路ではサンカクヅルの実が雨に濡れて黒く美しいです。
サンカクヅル2 VC171013

葉も緑の中に紅葉が目立ちとても美しいです!
サンカクヅル4 VC171013

イワガラミは付着根を出して他の木によじ登ります。
イワガラミ VC171013

サラシナショウマはまだ花をつけていました。
サラシナショウマ VC171013

ムラサキシキブが紫色の小さな実を付け始めています。
ムラサキシキブ VC171013

今年もヤマボウシの実が豊作です。葉も一部紅葉し始めています。
ヤマボウシ VC171013

本日のトップ10
1.  アカネ  果実
2.  ヤブマメ  果実
3.  スイカズラ  果実
4.  ヘクソカズラ  果実
5.  ツタウルシ 幼木の紅葉
6.  サンカクヅル  果実と紅葉
7.  サラシナショウマ  花
8.  ヤマボウシ  果実と紅葉
9.  キジ  家族(雄、雌、子)
10. アカネツボミフクレフシ  虫えい(虫こぶ)

箱根PV 高橋
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ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2017年9月22日

日に日に秋らしくなってきているビジターセンター周辺です。薄曇りの中、ビジターさん14名に参加いただき、パークボランティア17名、合計31名のミニ観察会です。
本日のテーマは、「虫えい(虫こぶ)を探そう(秋版)」です。
ビジターセンター周辺園地を歩くと、色々な昆虫が作る虫えいに出会うことができます。

最初の虫えいはまるで木の実のように見えるヌルデミミフシです。古来より染色や医薬に利用されてきました。
ヌルデミミフシ VC170922

こちらもヌルデに形成された虫えいです。サンゴのような形が何とも面白いですね。ヌルデハベニサンゴフシという虫えいです。
ヌルデハベニサンゴフシ VC170922

この季節はいろいろな木の実も観られます。アオハダの赤い実がたくさんついています。
アオハダ VC170922

アカメガシワの実はなかなか面白い形です。これから実が熟すと、裂けて黒い種子が出て来ます。メジロからカラスまで鳥たちに大人気の種子です。
アカメガシワ VC170922

アキノウナギツカミの花が咲いていました。茎に逆向きの刺があり、ウナギでもつかめそうという意味からきています。
アキノウナギツカミ VC170922

ミゾソバも咲いています。別名ウシノヒタイと呼ばれ、葉の形が牛の顔(額)を思わせます。
ミゾソバ VC170922

こちらはオオミゾソバです。こちらの牛の頬は少しこけています。
オオミゾソバ VC170922

ガマズミに葉にできたガマズミミケフシの白い虫えいです。
ガマズミミケフシ VC170922

ヨモギの葉にできたヨモギハシロケタマフシの虫えいです。
ヨモギハシロケタマフシ VC170922

今日は14種の虫えいが観察できました。虫えい(虫こぶ)は昆虫に食物と住まいを同時に提供します。不思議な生態と生命力を感じさせられました。

本日のトップ10
1.  ヌルデミミフシ  虫えい(虫こぶ)
2.  ヌルデハベニサンゴフシ 虫えい(虫こぶ)
3.  ヨモギハシロケタマフシ 虫えい(虫こぶ)
4.  ヨモギクキマルズイフシ 虫えい(虫こぶ)
5.  ガマズミミケフシ  虫えい(虫こぶ)
6.  オオミゾソバ  花
7.  アキノウナギツカミ  花
8.  ツリフネソウ  花
9.  カケス  野鳥
10. アサギマダラ 昆虫(蝶)

箱根PV 高橋

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2017年9月8日

涼しく晴れ間も見えていて秋の気配の箱根です。ビジターさん19名(内4名の方が初めての参加)、パークボランティア15名、合計34名の大盛況の観察会となりました。
本日のテーマは「つる性植物を観察しましょう」です。

つる性植物は自力では立てないので、いろいろな知恵を使い、さまざな手段を使って伸びていく植物です。
これはセンニンソウです。細長い葉柄と小葉柄が他の植物に数回巻き付き身体を安定させて伸びていきます。
センニンソウ VC170908

ビジターセンターの花の広場側の道路沿いでは、この他、ヘクソカズラ、アカネ、ヤマノイモ、オニドコロなど、たくさんのつる性植物が観察できます。コボタンヅルはもう果実になっていました。
コボタンヅル VC170908

秋の花も咲き始めました。
ツルボです。
ツルボ VC170908

ツリフネソウです。
どちらもビジターセンタ周辺園地のいろいろなところで見られます。
ツリフネソウ VC170908

ワレモコウも咲き始めています。
ワレモコウ VC170908

ゴンズイが赤い実をつけています。熟すと割れて反り返り、黒い種子が出て来ます。
ゴンズイ VC170908

観察会を始めてから30分ほどして、突然雨が降り出しました。傘を取りに戻って様子を見ますが雨はどんどん強くなっていきます。
一旦ビジターセンターに退避して雨宿りしましたが、雨はやむ様子もなく雷もなり始めたので、残念ながら観察会は中止としました。
箱根は一日一日と秋に変わりつつあります。次の観察会を楽しみにしたいと思います。

本日のトップ10
1.  ツリフネソウ  開花
2.  ツルボ  開花
3.  センニンソウ  開花・果実
4.  ミズヒキ  開花
5.  ワレモコウ  開花
6.  ヤマノイモ  開花・果実
7.  オニドコロ  開花・果実
8.  ゴンズイ  果実
9.  ハネナシコギス  昆虫
10. ツリフネソウハオレタマコブシ

箱根PV 高橋

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2017年8月25日

連日の猛暑が続いています。今日の箱根も28℃、とても暑いです。ビジターさん12名(内2名の方が初めての参加)、パークボランティア8名、8期研修生1名、合計21名のミニ観察会でした。
本日のテーマは「サルナシ、マツムシソウ、ヤマブドウ、サンカクヅル」です。秋の花はまだこれからですが、ツル性の植物が沢山の実をつけています。

サワヒヨドリが咲き始めました。蕾の時はピンク色ですが花が開くと白くなります。
サワヒヨドリ VC170825

県事務所横にマツムシソウが咲いています。イチモンジセセリが花の蜜を吸っています。
マツムシソウとイチモンジセセリ VC170825

同じ場所にコケオトギリも咲いていました。
コケオトギリ VC170825

クサギも咲きました。10月頃には濃藍色の実を付け天然のブローチのように輝きます。
クサギ VC170825

今年はサンカクヅルが豊作です。もうすぐ黒く熟して食べ頃になります。
サンカクヅル VC170825

サルナシも今年は豊作です。
サルナシ VC170825

自然学習路でオトシブミがヤシャブシの葉を巻いて揺籃(虫こぶ)を作っているところでした。
オトシブミ VC170825

シラヤマギクが咲き始め箱根もようやく秋を迎えつつあります。季節はあっという間に変わります。次の観察会は秋の花でいっぱいかもしれません。
シラヤマギク VC170825

本日のトップ10
1.  サルナシ  実
2.  マツムシソウ 花
3.  サンカクヅル  実
4.  シラヤマギク  花
5.  サワヒヨドリ  花
6.  コバギボウシ  花
7.  ツルボ  花
8.  オトシブミ 揺籃作成中
9.  カラスアゲハ  蝶
10. コジュケイ  野鳥

箱根PV 高橋

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2017年8月11日

本日から三連休ですが朝からあいにくの雨です。悪天候の中参加いただいたビジターさん2名、パークボランティア7名、合計9名の少人数のミニ観察会でした。本日のテーマは「サンカクイ」と「オオシオカラトンボ」です。

環境省自然事務所横の道からスタートしました。ここは多くの植物が観察できる穴場の場所です。
コバギボウシが咲いていました。ビジターセンター周辺では今コバギボウシが見頃です。花弁の内側に濃紫色の脈があるのが特徴です。
コバギボウシ VC170811

アキノタムラソウも咲き始めました。花は輪生につき数段あります。
アキノタムラソウ VC170811

ダイコンソウが花と実をつけていました。花柱の先がS字状にカギのように曲がり、これが動物の毛などに引っ付き種子が運ばれます。
ダイコンソウ VC170811

自然学習路では多くのツル性の植物が実をつけています。
サンカクヅルはブドウのような立派な実をたくさん付けています。黒く熟すと酸味と甘みのバランスがとれて美味しいです。
サンカクヅル VC170811

サルナシも今年は豊作です。自然学習路の多くの場所で見ることができます。
サルナシ VC170811

エゴノキも立派な実を付け始めました。
エゴノキ VC170811


野鳥小屋の池では、本日のテーマのサンカクイを観察しました。茎の断面が三角でイグサに似た姿をしています。茎の先端より下に2~3個の小穂(しょうすい)をつけます。
サンカクイ VC170811

ここにオオシオカラトンボが飛来しています。なわばりを持ち他の雄が飛来するとこれを追尾して追い払います。
オオシオカラトンボ雄 VC170811

なわばりに成熟したメスが飛来すると直ちに交尾に入ります。
オオシオカラトンボ交尾 VC170811

この日は雨で残念ながらオオシオカラトンボは見られませんでした。晴れた日に雄が他の雄を追い払う様子を観察してみてください。

本日のトップ10
1.  サンカクイ  小穂
2.  オオシオカラトンボ 昆虫
3.  コボタンヅル  花
4.  コバギボウシ  花
5.  サルナシ  実
6.  ゴマギ  実
7.  サンカクヅル  実
8.  リョウブ  実
9.  キジ  野鳥
10. ノスリ 野鳥

箱根PV 高橋

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