箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2017年5月12日

「目に青葉山ほととぎす・・・・・」箱根は素晴らしい新緑に包まれています。ビジターセンター周辺の花々も次々に咲き始めています。ビジターさん18名に参加いただき、PV9名、合計27名のミニ観察会です。本日のテーマは「VC周辺皐月の花たち」です。

シロヤシオが今ちょうど見頃です。何とも清楚で品がありますね。
シロヤシオ VC170512

子供の広場展望台のズミが蕾と花をつけています。別名コリンゴ。秋に小さな球形の果実をつけます。ズミの蕾はピンク色ですが花が開くと白く変わります。
ズミ VC170512

自然学習歩道入口ではヤマブキが満開です。鮮やかな黄色が印象的です。
ヤマブキ VC170512

初夏の箱根の山を飾るヤマツツジが満開です。花の中央にある濃い色の模様が虫に蜜の位置を知らせる誘導路と言われています。
ヤマツツジ VC170512

自然学習路では初めてオトコヨウゾメの花を観察しました。季節が合わないとなかなか見られません。秋には美しい赤い実を付けます。
オトコヨウゾメ VC170512

子供の広場林内ではチゴユリの花が残っていました。清楚で白く可憐な小ぶりの花です。
チゴユリ VC170512

ハナイカダが雌花をつけています。雌花は黒い実になりますが、雄花は咲いた後花が落ちて実を付けません。
ハナイカダ2 VC170512


不思議な形をしたウラシマソウです。細長いひも状の付属物を浦島太郎に見立てた名です。
ウラシマソウ VC170512

目に染みる素晴らしい新緑と皐月の花たちの季節を実感する観察会でした。

本日のトップ10
1.  ヤマブキ
2.  チゴユリ
3.  シロヤシオ
4.  ヤマツツジ
5.  ハナイカダ
6.  ウラシマソウ
7.  オトコヨウゾメ
8.  ズミ
9.  ホオジロ (野鳥)
10. ウグイス (野鳥)

箱根PV 高橋
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金時山自然情報 2017年5月11日

スミレが沢山咲いていました。タチツボスミレ、マルバスミレ、ニョイスミレ、オトメスミレです。マルバスミレ、オトメスミレは先月より沢山咲いていました。ツツジの時期です。ミツバツツジはよく見かけましたが、シロヤシオは咲き始めです。あと1週間たてば金時山はツツジで華やかになるでしょう。夏鳥は出そろった感じです。コルリが盛んに囀っていました。ジュウイチの声も聞こえました。長尾山近くで赤い色で平らな虫を見かけました。ベニヒラタムシです。枯れた樹皮に潜り込めるように平らになったようです。頂上には変更になった標高1212Mを表示した金太郎のまさかりが建っていました。

標高1212Mを表示したまさかり
標識金時170511

コイワザクラ
岩場に生えているので見るのが大変です。限られた範囲に自生するフォッサマグナ要素の植物の1つです。
コイワザクラ

アカバナヒメイワカガミ
花の近くに行けない岩場に生えていました。超望遠での撮影です。
アカバナヒメイワカガミ金時170511

フデリンドウ
名前は花を閉じた状態が筆の穂先を思わせることによる。登山道脇で咲いていましたが小さいので見落としそうです。
フデリンドウ金時170511

ギンリョウソウ
乙女峠付近で見かけました。葉緑素を持たなく全体が白色なので別名ユウレイタケ。ウエディングドレスみたいと言った女の子もいます。
ギンリョウソウ金時170511

オトメアオイ
名前通りに乙女峠で見かけました。地際で柿のへたのような花は地味です。
オトメアオイ金時170511

オトメスミレ
名前の通りに乙女峠付近に沢山咲いていました。タチツボスミレの変種で、花弁は白色又はかすかに紫色。距だけが紫色。
オトメスミレ金時170511

メギ
メギ(目木)という名は枝葉の煎汁を眼病の治療に用いたとか。葉の変形した鋭い棘があるので別名コトリトマラズ。
メギ金時170511

本日のトップ10
1.コイワザクラ             満開
2.アカバナヒメイワカガミ       開花
3.ミツバツツジ             開花
4.フデリンドウ             開花
5.ギンリョウソウ            開花
6.オトメアオイ             開花
7.オトメスミレ              満開
8.メギ                  開花
9.ジュウイチ              囀り
10.ベニヒラタムシ
                            
箱根PV 原田

湯坂路コース自然情報  2017年5月1日(月)

一週間前に歩いた時は、まだぽつぽつと咲き始めていたタチツボスミレなどでしたが尾根道ではタチツボスミレやクサボケなど一面に咲き誇っており一週間の花の咲き進む様子に驚きました。午前中は穏やかでしたが昼食後はにわかに曇り始めたらポツポツと雨が降り始め、たちまち激しい雨と雷に一目散に下山しました。雷に恐怖を覚えたのはこの時が初めてです。


クロモジ(クスノキ科クロモジ属)
一週間前は小さな新芽を確認しただけでしたが今日は花が清々しく咲いて待っていてくれました。
クロモジは雌雄異株ですが、この花は雄株です。
クロモジ湯坂路170501

ナツトウダイ(トウダイグサ科トウダイグサ属)
尾根道の両側では群落があちこちに見られました。花は地味ですが良く見ると魅力的な花で不思議です。この仲間をいろいろ見たいものです。
ナツトウダイ湯坂路170501

クサボケ(バラ科ボケ属)別名:シドケ
尾根道で見られたどの株も蕾は少なく花が沢山咲いていました。こんなに沢山の花が咲いているのに果実になるのは少ないように思います。
クサボケ湯坂路170501

タチツボスミレ(スミレ科ネスミレ属)
尾根道の草原にはスミレの道と言ってもいいような感じがしました。ニオイタチツボスミレも一週間前には想像できないほど沢山の花がみられました。
タチツボスミレ湯坂路170501

センボンヤリ(キク科センボンヤリ属)
何年間も湯坂路を歩いてきましたが今回初めてこの花に出会えました。箱根ではあまり見かけない花ですからこれからも注目して行きたいものです。閉鎖花の様子も観察したいものです。
センボンヤリ湯坂路170501

ヘビノネゴザ(イワデンダ科メシダ属)
尾根道沿いではあちこちで見られるシダです。今日は鱗片が光に輝やいて美しかった。この時期にあまり観察したことがなかったが足を止めて見ることが出来ました。
ヘビノネゴザ湯坂路170501

アケボノスミレ(スミレ科スミレ属)
先週、確認した時は少しだけ咲き始めていましたが、今回は沢山の花を見ることが出来ました。この花の色合いは曙に染まる空を見たと言われています。
アケボノスミレ湯坂路170501

ウグイスカグラ(スイカズラ科スイカズラ属)
葉は対生で葉腋からぶら下がるように花が咲いています。この花は一週間前にも見られましたが、まだ花が残っていました。花の色が前回より薄くなった感じがしました
ウグイスカグラ湯坂路170501

今月のトップ10
1、 アケボノスミレ(スミレ科)
2、 フモトスミレ(スミレ科)
3、 クサボケ(バラ科)
4、 ナツトウダイ(トウダイグサ科)
5、 センボンヤリ(キク科)
6、 タチツボスミレ(スミレ科)
7、 ニオイタチツボスミレ(スミレ科)
8、 クロモジ(クスノキ科)
9、 アワブキ新芽(アワブキ科)
10、 ヒトツボクロ葉(ラン科)       

                      箱根PV:山本絢子

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2017年4月28日

ビジターセンター周辺の春は、たくさんの花々が日々変化していく季節です。気温13℃、風は爽やかで春らしい天候です。ビジターさん18名に参加いただき、PV9名、合計27名のミニ観察会です。本日のテーマは「VC周辺のスミレ」です。

スミレ属は日本に約60種、箱根には30種あまりのスミレが記録されています。ビジターセンター周辺では10種あまりを観ることができます。
これはエイザンスミレです。落葉樹の林に生えていました。
エイザンスミレ VC170428

フモトスミレです。花は白色で一番下の花弁に濃い紫条があります。
フモトスミレ VC170428

例年より遅いですが、ヤマザクラとオオシマザクラが満開です。
ヤマザクラは、新芽の頃は薄い赤茶色の葉で、成熟すると緑色になります。
ヤマザクラ VC170428

オオシマザクラは花が大きく存在感があります。
オオシマザクラ VC170428

園地には1本しかないオオヤマザクラです。園芸種のように見えますが日本固有種です。
オオヤマザクラ VC170428

子供の広場では今年もニリンソウが花を咲かせていました。茎の途中から葉柄のない葉をつけます。花は一輪ですがよくみると茎の下にもう一つ蕾があります。見えるでしょうか。
ニリンソウ VC170428

ミツバツツジは園地のあちらこちらで輝くようにピンク色に咲いています。
これも箱根の春を彩る風景です。
ミツバツツジ VC170428

本日のトップ10
1.  エイザンスミレ
2.  フモトスミレ
3.  オトメスミレ
4.  ニオイタチツボスミレ
5.  ジロボウエンゴサク
6.  オオヤマザクラ
7.  ミツバツツジ
8.  ニリンソウ
9.  キビタキ (野鳥)
10. ニワハンミョウ (昆虫)

箱根PV 高橋

湯坂路コース  2017年4月24日(月)

今回、久しぶりにほぼ全員にて春を満喫。眼福の湯坂路を歩くことが出来、新年度の好スタートです。8種のスミレを観察できましたが、まだ花盛りとは言えません。これからが楽しみなコースです。

ヤシャブシ(カバノキ科ハンノキ属)
湯坂路入口近くで見られるこの木を見上げると丁度、雄花雌花も観察することが出来ました。
雌花は上を向いています。
次回歩く日にはこの花がどのように変化しているのか?楽しみになってきます。
ヤシャブシ湯坂路170424

キブシ(キブシ科キブシ属)
見上げると雌花であることが確認できました。キブシは雄花のほうが多いようです。
この時期はキブシの花が風に揺られています。花穂は木よって長短があるようです。
キブシ湯坂路170424

タチツボスミレ(スミレ科ネスミレ属)
尾根道の草原の中や足元に咲き始めたばかりの花があちこちで見られました。
タチツボスミレ湯坂路170424

ニオイタチツボスミレ(スミレ科スミレ属)
このスミレの花茎には白いビロード状の毛があります。また花の中心部が白いのがはっきり見られます。
タチツボスミレと同じ環境に見られます。かすかなよい香りを確認できました。
ニオイタチツボスミレ湯坂路170424


マルバタチツボスミレ(スミレ科スミレ属)
タチツボスミレとニオイタチツボスミレの雑種で比較的よく見かけるスミレです。
マルバタチツボスミレ湯坂路170424

アケボノスミレ(スミレ科スミレ属)
このスミレに出会えるのか?ドキドキしながら確認に立ち寄りました。
咲き始めたばかりのこのスミレに出会えて感激しながら撮影。
もしかしたら次回の自然情報(5月1日)の日も咲いているかもしれません。
アケボノスミレ湯坂路170424

フモトスミレ (スミレ科スミレ属)
千条の滝へ下る途中で小さなこのスミレが咲き始めていました。
このすみれはやや群落で見られます。
小さなこの花の短い距は淡い紫色をしています。
フモトスミレ湯坂路170424

今月のトップ10
1、 アケボノスミレ(スミレ科)
2、 ニオイタチツボスミレ(スミレ科)
3、 タチツボスミレ(スミレ科)
4、 ランヨウアオイ(ウマノスズクサ科カンアオイ属)
5、 フモトスミレ(スミレ科)
6、 ヤシャブシ(カバノキ科)
7、 ヤマザクラ(バラ科)
8、 マメザクラ(バラ科)
9、 エイザンスミレ(スミレ科)
10、 シュンラン(ラン科)      
 
  箱根PV:山本絢子

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