箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

湯坂路コース  2016年12月5日(月)

早くも本年も最後の湯坂路の日になりました。
今回は湯坂路が広く草刈りされて生情報には向かないとのことのことでした。そこで、一度も入り込むことがなかった樹林下のシダを観察することに致しました。しかし、ゴミが落ちておりグループの仲間が見兼ねて沢山収集してくださいました。まさにボランテアのお手本です。シダは難しいを実感しながらも今まで出会えなかったシダに出会い収穫がありました。
午後は次年度の打ち合わせを「ボランテア、ステーション」にて行いました。1月、2月はお休み、3月、4月は第4月曜日に行い、5月からは第1月曜日にしメンバーの担当月など決めました。

クマワラビ(オシダ科)
この季節は葉の先に付いていた胞子のう群の付いていた葉は胞子を付けない葉よりも先に枯れてしまいます。
クマワラビ湯坂161205

ナンゴクナライシダ(オシダ科)
やや湿った樹林下で見られます。湯坂路周辺ではここでのみの観察でした。時間に余裕をもってよく観察したいものです。
ナンゴクナライシダ湯坂161205

キジノオシダ(キジノオシダ科)
常緑のシダで栄養葉と胞子葉の2形です。すでに胞子葉は枯れていました。葉は薄い皮質で光沢があります。
キジオシダ湯坂161205

ミゾシダ(オシダ科)
普通に見られる夏緑性のシダ。全体に毛が生えています。紅葉した時期もなかなかのものですがまだ緑です。
ミゾシダ湯坂161205

ハキダメギク(キク科)
先日の雪の下でも無事に耐えていたのでしょうか?花の少ない時期に花が見られました。
ハキダメギク湯坂161205

ツルリンドウ(リンドウ科)
足元につややかな果実がひときわ美しくみられました。
ツルリンドウ湯坂161205

 今月のトップ10
1、 ランヨウアオイ(ウマノスズクサ科)
2、 キジノオシダ(キジノオシダ科)
3、 ホソバトウゲシバ(ヒカゲノカズラ科)
4、 ツルリンドウ(リンドウ科)
5、 ツルシキミ(ミカン科)
6、 ハタジュクイノデ(オシダ科)
7、 ナンゴクナライシダ(オシダ科)
8、 オオハナワラビ(ハナヤスリ科)
9、 ベニシダ(オシダ科)
10、 イノデモドキ(オシダ科)  

箱根VP 山本絢子

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2016年11月25日

54年ぶりの11月の大雪!お客様も来られないかと思っていましたが、なんと7名ものビジターさんに来ていただきました。パークボランティア6名、ビジターセンター職員1名、合計14名のミニ観察会でした。本日のテーマは「ビジターセンター周辺園地冬鳥の飛来地」です。

ビジターセンター周辺は最高の雪景色です。
雪景色のビジターセンター

ヒメシャラの枝に積もった雪が太陽に反射してとても美しいです。
ヒメシャラ VC161125

全員長靴を履いて雪の中をビジターセンター園地から芦ノ湖方面に歩きました。この季節の雪もなかなか楽しいものです。キツネの足跡がありました。
キツネの足跡 VC161125

雪の中のイロハモミジの紅葉はなかなか見られない光景です。
イロハモミジ VC161125

芦ノ湖キャンプ村にはアトリの大群が来ていました。ヒメシャラやモミジの実を食べています。あまり移動しないでずっと木の実を食べていましたので、じっくりと観察することができました。
アトリ16112501

芦ノ湖には多くの水鳥が来ています。ホシハジロ、ヒドリガモ、オオバンが見られました。ホシハジロは赤みのある茶色の頭、ヒドリガモは頭に黄色の筋、オオバンは全身黒くくちばしと額が白いのが特徴です。
ホシハジロ、ヒドリガモ16112501
この他、芦ノ湖周辺では、アオサギ、ツグミの群れ、オカヨシガモなども見られました。

芦ノ湖から白百合台園地を通ってビジターセンターに戻ります。途中、ムラサキシキブの実が雪の中で、それは美しく清楚に輝いていました。
ムラサキシキブ VC161125

花の広場ではカシラダカが雪の中に落ちた木の実を食べていました。時々冠羽が立って見えるのが名前の由来です。
カシラダカ16112501

姿は見れませんでしたが、つどいの原っぱでベニマシコの鳴き声を聞きました。

本日のトップ10
1.  アトリ
2.  カシラダカ
3.  ベニマシコ
4.  ツグミ
5.  オオバン
6.  ホシハジロ
7.  ヒドリガモ
8.  ツルリンドウ
9.  マユミ
10. ムラサキシキブ

箱根PV 高橋

大涌谷(姥子駅往復) 2016年11月19日(土)

秋の小雨降る中、姥子駅まで往復しました。暖かな日々が続いた後、急に気温が下がったので、ここ数年では最高に綺麗な紅葉が見れる箱根地域です。観光客の皆様もさぞ楽しまれたことでしょう。紅(黄)葉、実、また来年開花する新芽を観察した一日でした。

紅葉に覆われた箱根ロープウェイ周辺。カエデ類の黄色、橙、赤が目立ちます。
ロープウェイ大涌谷

姥子駅までのコースは、オオモミジの紅葉が目を引きます。
オオモミジ大涌谷

葉っぱの形がカエデに似るハリギリの黄葉。
ハリギリ大涌谷

ミズキも美しく黄葉しています。
ミズキ大涌谷

ブナは黄葉して、年明けまで葉を落としません。
ブナ大涌谷

ムラサキシキブは、その美しい実から「Japanese Beautyberry」が英名で、学名も同様です。最近「シソ科」になりました。
ムラサキシキブ大涌谷

ミツバウツギは変わった形の実をつけます。花はウツギに似ています。
ミツバウツギ大涌谷

木にまとわりついているツルアジサイは、早くも来年の葉芽をつけています。
ツルアジサイ大涌谷

今月もクサギの実が見れました。ムラサキシキブと同様、最近「シソ科」になりました。
クサギ大涌谷

花後のアキノキリンソウです。種を飛ばす準備中です。
アキノキリンソウ大涌谷

本日のトップ10
1  オオモミジ    紅葉
2  イロハモミジ   紅葉
3  カジカエデ    黄葉
4  コミネカエデ   黄葉
5  ウリハダカエデ 黄葉
6  エンコウカエデ  黄葉
7  チドリノキ     黄葉
8  クロモジ      黄葉
9  ムラサキシキブ  実
10 クサギ        実

PV青山



金時山自然情報 2016年11月10日

ここ数日の寒さのためか、紅葉が進んでいました。ミズナラ、トチノキなどの木々が一面に黄色に紅葉していました。頂上付近から乙女峠に向かう稜線でのコミネカエデの紅い色は何とも言えない美しさでした。その他、ヤマボウシ、サラサドウダン、ウリハダカエデ、ホソエカエデも見頃でした。全山で紅葉が進み、数年来の美しい紅葉の金時山でした。

コミネカエデ
本日の紅葉で一番綺麗で輝いていました。金時山などの山に登らないと見れません。
コミネカエデ金時161111

ブナ
紅葉ははじめ黄色くなり、時間が経つにつれて橙~赤茶色に変わる。これから葉は落ちて直ぐに褐色になります。
ブナ金時161110

ホソエカエデ
1枚の葉が緑から黄色になり赤に変わって行きます。色々な色の葉が見られました。
ホソエカエデ金時1611102

メギ
刺があり鳥は食べそうでないので、別名コトリトマラズ。ツグミ、ヒヨドリなどの大型の鳥は食べるのでコトリトマラズか?
メギ金時161110

クサボタン
種の綿毛は、初めは輝く糸のような毛をつけているが、だんだん鳥の羽のようになり最後はフワフワの綿毛になる。
クサボタン実金時161110

本日のトップ10
1.イロハモミジ (紅葉)
2.ウリハダカエデ (紅葉)
3.コミネカエデ (紅葉)
4.ブナ (紅葉)
5.ホソエカエデ (紅葉)
6.ミズナラ (紅葉)
7・ヤマボウシ (紅葉)
8.リンドウ (花)
9・クサボタン (実)
10.メギ (実)

箱根PV 原田

【仙石原】2016年11月12日(土)の観察記

 参加者は五名で、いつものように賑やかな観察会です。

 木の上にスズメバチの巣がみえました。秋になり葉が落ちたから見えるようになったのでしようか。ハチは見えません。

 展望台の先、ゴルフ場側の新しい植林が目に付きました。

 もみじの紅葉が最高でした。

 温湯(ぬくゆ)の水温は21度、外気温は22度でした。




▼ツルリンドウ
01_ツルリンドウ1



▼ガマズミ
02_ガマズミ



▼ニシキギ
03_ニシキギ



▼スズメバチの巣
04_スズメバチの巣



▼紅葉
05_紅葉



▼シカの食害
06_.jpg


<参考>
観察しやすいベスト 10
1 リンドウ
2 ツルリンドウ
3 ニシキギ
4 ガマズミ
5 ハキダメギク
6 ツルウメモドキ
7 ムラサキシキブ
8 カワセミ
9 ススキ
10 リュウノウギク



箱根PV 仙石原担当 Y.M



<関連情報>
 ・2016年10月の仙石原の情報に戻る
 ・2016年12月の仙石原の情報に進む
 ・仙石原コースのご案内(箱根ビジターセンターのWebサイトにリンクします)
 ・仙石原コースハイキングマップのPDFファイル(箱根ビジターセンターのWebサイトにリンクします)