箱根の四季

箱根パークボランティアによる箱根の最新自然情報をお届けします

梅雨(黒岳コース)   2017年6月25日(日)

梅雨前線が関東まで北上して、箱根は芦ノ湖にも雨がシトシト、
外輪山はガスに包まれ、梅雨ならではの瑞々しい観察会になりました。


赤樫
アカガシの部分落葉   瑞々しい緑の中に路面だけが秋のようです    芦ノ湖西岸遊歩道


DSCF6709 (2)
雨の芦ノ湖     深良水門にて


DSCF6704.jpg
コアジサイ


シモツケ
シモツケ


サンショウバラ赤
サンショウバラ(ピンク)


サンショウバラ白
サンショウバラ(白)


モニュメント
旧湖尻水門のモニュメント   昭和の旧水門が一基、モニュメントとして保存されていました   湖尻水門の北側の藪の中にひっそりと


トップ10
1.コアジサイ(花)
2.ヤマオダマキ(花)
3.シモツケ(花)
4.ナルコユリ(花)
5.サルナシ(花)
6.サンショウバラ(花)
7.ヤマボウシ(花)
8.ナガエコナスビ(花)
9.サラサウツギ(花)
10.旧湖尻水門モニュメント

(箱根PV小川)


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ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2017年6月23日

箱根の木々も緑の濃い季節になりました。今日も梅雨の晴れ間のとても良い天気です。ビジターさん11名、パークボランティア9名、パークボランティア研修生6名、合計26名のミニ観察会でした。本日のテーマは「葉っぱの不思議」です。見慣れた葉っぱの形・大きさ・厚さ・色・毛・香りなどを比べてみましょう。

オオシマザクラは葉が枯れると甘い香りを出します。この香りはクマリンという成分です。皆で落ち葉の甘い香りを嗅いでみました。
オオシマザクラ1

カツラの葉も枯れるとキャラメルのような香ばしい香りがします。一昨日の雨のせいか、木の周りに近づくと辺り一帯甘い香りに包まれていました。
カツラ3

サンショウは実をつけています。羽の縁をルーペで見ると、油点という透明な油がたまった点が見えます。この中にいい香りの成分が入っています。
サンショウ1

サラサウツギが満開です。
サラサウツギ10

「卯の花」と呼ばれる白い花、ウツギも今見頃です。
ウツギ5

シモツケも咲き始めました。
シモツケ7

今年も、イワガラミがノリウツギの木に巻き付きはじめ、よじ登る準備をしています。
イワガラミ3

ヤマグワの実が熟しています。時間をおいて少しずつ赤から黒に熟し、二色効果で鳥を誘います。実はとても甘いです。
ヤマグワ7

本日のトップ10
1.  オオシマザクラ
2.  カツラ
3.  サラサウツギ
4.  シモツケ
5.  ヤマボウシ
6.  ヤマグワ
7.  スイカズラ
8.  ホトトギス  (野鳥)
9.  ウグイス  (野鳥)
10. エゴシギゾウムシ (昆虫)

箱根PV 高橋

大涌谷(姥子駅往復) 2017年6月17日(土)

梅雨の季節とは思えない青空が広がり、日陰で吹く風は涼しく、6月の自然情報でこれまで状態の良い日は珍しいのではないでしょうか。木々に咲く花々と早めに結実した果実で満たされた箱根の森を散策しました。

所謂「木苺」の仲間のモミジイチゴ(バラ科)は、数多くのオレンジ色の実をつけていました。枝や幹には棘があります。
モミジイチゴ大涌谷

散房花序に白く小さな花を咲かせるガマズミ(スイカズラ科)です。この季節よく目立ちます。
ガマズミ大涌谷

花が終わりに近づいているニシキウツギ(スイカズラ科)に蝶が蜜を吸いに来ました。
ニシキウツギ大涌谷

ヤマオダマキ(キンポウゲ科)を数株見ました。更に増えればと願います。本来の「オダマキ」見たことありますか?
ヤマオダマキ大涌谷

この季節最も見たいのがサンショウバラ(バラ科)です。ピンク色の大きな花が目立ちます。
サンショウバラ大涌谷

ツルアジサイ(アジサイ科)が開花し始めました。通常は木に絡んで咲いていますが、この花は観察に丁度良い高さにありました。香りが楽しめます。
ツルアジサイ大涌谷

アサギマダラが舞う季節です。長旅で疲れたのかしばしの休憩です。
アサギマダラ大涌谷

マメザクラ(バラ科)が数多く結実しています。鳥たちの良いデザートになるでしょう。
マメザクラ大涌谷

スイカズラ(スイカズラ科)の花が咲き始めました。甘い香りに癒されます。
スイカズラ大涌谷

ヤマボウシ(ミズキ科)の花が咲き始めています。周辺の白い4枚は総苞片(蕾を包む葉)で、中心に淡黄色の花が咲きます。
ヤマボウシ大涌谷

ホオノキ(モクレン科)の花は芳香を放ちますが、高い木の上なので確かめるのが困難です。
ホオノキ大涌谷

ヘビノネゴザ(メシダ科)です。ある種の重金属を含む土壌に生えます。
ヘビノネゴザ大涌谷


本日のトップ10
1  モミジイチゴ   実
2  ガマズミ     花
3  ニシキウツギ  花
4  ヤマオダマキ  花
5  サンショウバラ 花
6  ツルアジサイ  花
7  ヤマグワ     実
8  アサギマダラ
9  マメザクラ    実
10 スイカズラ    花

PV青山

ミニ観察会(ビジターセンター周辺) 2017年6月9日

関東東海が梅雨入りとなりました。今日は梅雨の晴れ間です。爽やかな風が気持ちの良い初夏の箱根です。ビジターさん21名、パークボランティア11名、合計32名のミニ観察会でした。本日のテーマは「サンショウバラ、リョウブ」です。植物とそこに来る昆虫の解説がテーマです。

咲き誇っていたヤブデマリも、もう花が終わり実になりつつあります。
ヤブデマリ VC170609

箱根を代表するサンショウバラが満開です。サンショウバラは、蕾の頃に昆虫の幼虫が食べて、蕾を落とします。半数ぐらいの蕾が落ちるので残った蕾は大きな花を咲かします。大きな花にはハナアブ、ヒメアシナガコガネ、アオハムシダマシなどの昆虫が花粉や蜜を求めて集まります。
アオハムシダマシが蜜を吸っていました。
サンショウバラとアオハムシダマシ VC170609

こちらはヒメアシナガコガネです。
サンショウバラとヒメアシナガコガネ VC170609

ウリハダカエデにはたくさんの実がついていました。
ウリハダカエデ VC170609

イタドリのドロハマキチョッキリの揺籃(オトシブミ)がたくさん観察できました。オトシブミの仲間は卵を産み付けた葉を丸め「ゆりかご」を作ります。
ドロハマキチョッキリ VC170609

ホオノキが、今大きな花を咲かせています。
ホオノキ4 VC170609

オオバノキハダの花を初めて観察しました。まるで実のようです。花には昆虫が来ていました。
オオバノキハダ VC170609

エゴノキも花をつけ始めていました。白い垂れ下がった花は愛くるしく美しいです。
エゴノキ VC170609

本日のトップ10
1.  サンショウバラ
2.  ヤマボウシ
3.  ニシキウツギ
4.  ホオノキ
5.  エゴノキ
6.  リョウブ
7.  アオハムシダマシ (昆虫)
8.  ヒメアシナガコガネ (昆虫)
9.  ドロハマキチョッキリ (揺籃)
10.  ホオジロ (野鳥)

箱根PV 高橋

【仙石原】2017年06月10日(土)の観察記

 4月、5月は悪天候の中止でしたので、3か月ぶりの観察です。快晴のもと、7名でコースを歩きました。

 今年も自然の中の黄色い宝石に出会えるだろうかと、期待しながら観察していると、

 ・・・・・

 ・・・

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 出会えました。モミジイチゴです。鈴なりです。

 近寄って観察しようとすると、棘(とげ)に刺されますので、要注意。

 モミジイチゴは乾燥を嫌うので、適度な湿気がある仙石原は成長に適しているのでしょう。


 コースにある温湯(ぬくゆ)の水温は、21℃(温湯付近の外気温は22℃)でした。



▼モミジイチゴ
P1300322.jpg



▼フタリシズカ
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▼ムラサキサギゴケ
P1300245.jpg



▼コゴメウツギ
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▼ウマノアシガタ
P1300293.jpg



▼クサボケ
P1300289.jpg



<参考>
観察しやすいベスト 10

1 モミジイチゴ 実
2 フタリシズカ 花
3 ムラサキサギゴケ 花
4 コゴメウツギ 花
5 ウマノアシガタ 実
6 クサボケ 実
7 カワセミ 飛翔
8 ジャコウアゲハ 飛翔
9 ヤマグワ 実
10 ハンショウヅル 花


箱根PV 仙石原担当 M.S





<関連情報>
 ・仙石原コースの記事一覧
 ・仙石原コースのご案内(箱根ビジターセンターのWebサイトに別ウィンドウでリンクします)

 

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